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【経営者インタビュー#2】可能性あふれる不動産で、より多くの幸せを紡ぐ。グローバル不動産スタートアップ起業・創業ストーリー

目次

1章 BEYOND BORDERS
1-1. “幸せでつながる未来”を不動産の領域で、世界中で。

2章 生き方
2-1. 一生懸命は美しい
2-2. 成長を志向する理由
2-3. かっこいい大人
2-4. エス・エム・エスに見た会社の理想像
2-5. 起業

3章 思いに賛同してもらえる人へ
3-1. 社員の人生も豊かになってほしい
3-2. 誠実であれ
3-3. 挑戦の「今」

*こちらの記事は、FocusOnさんに受けた取材記事を一部抜粋したものです。
記事の全文をご覧になりたい方はこちらよりチェック頂けます。
https://focuson.life/article/view/154

(1-1,2-1,2-2は前回の投稿をご覧ください。)



2-3. かっこいい大人

高校3年生になり、将来に対する明確なイメージもないまま、進路選択に迫られた。

幼い頃、身近な家族に尊敬の念を抱いたように、人格的に素晴らしいと思える人、面白い人生を歩んでいると思える人は好きになってしまう。そして、彼らに共通することと言えば、経験豊富であることのように思えたのだ。

始まりは深く考えない。嫌なら辞めればいい。そのくらいの気持ちで始めたにもかかわらず、自分の場合、しばらく経つとそのバイトをすっかり好きになっていることも多い。

特に、お客さんとコミュニケーションを取り、喜ぶ顔が見られる接客業は得意だと分かった。好きになることは、そこから新しい何かが始まる予感とともにある。

遠藤は当時好きだった商品を扱うメーカーの内定をもらったが、それがやりたいことでは無いと考え内定を辞退した。

再就活を始めることを判断した頃、家に来ていた1通の就活生向けのDMが目に留まる。それがマンションの分譲・販売などを行う独立系ディベロッパー、ゴールドクレスト社との出会いだった。

『ほかの会社の10年は、うちでは3年』っていうキャッチコピーがあって。やりたいことが見つかったとき、それをできるような自分に成長していたいなと思って選びました」

将来やりたいことができる自分になるために、今は目の前のことに向け努力して成長したい。

そのための経験を積むことが、かっこいい大人になることに近づけるのだろうと思った。



2-4. エス・エム・エスに見た会社の理想像

先輩の前座のような役割としてお客さんと明るく話して盛り上がる。ただそれだけで、先輩からは「お前が案内するとお客さんがあったまる」と褒められ、早々に仕事を頑張りたいという気持ちは高まっていた。

「根明で好きになりやすいので、自分たちが扱っているマンションも好きになりやすくて。好きになると自信をもって販売もできるし、だんだん接客もさせてもらえるようになって、すごくたくさん売れて。売れるとまた好きになるっていうのを繰り返していました」

1年目の成績は同期で1番。しかし、2年目には違和感に気づく。

「同期で1番売れていたので、たぶんもうこの会社で学ぶことないみたいな、生意気な若手になっていたと思います(笑)。だんだん仕事に手を抜きはじめて、なのに売れるんです。その時、ふと我に帰って『こんな若くていい時に、何を俺はサボってるんだろう』って思っちゃって」

仕事や会社に対して、早々に諦めている自分。もっと突き詰めることはできたにもかかわらず、「このぐらいでいいだろう」と勝手に限界を決めていた。

そんな気持ちになるくらいなら、もっと違う、どこか厳しい環境に行った方がいいのかもしれない。

転職も視野に入れはじめていた頃、偶然先輩から声をかけられた。

株式会社エス・エム・エスの創業者であり初代代表取締役を務めた諸藤周平だ。

「まだ成長できる。」その言葉を受けて、遠藤は諸藤についていくことを決心した。

遠藤が参画した当時のエス・エム・エスは設立2期目。任されたミッションは得意の営業だ。

寝る間を惜しんで働くうちに、時間が飛ぶように過ぎる。

そこで得たものは、人生が変わるくらい大切で意味あるものだった。

はじめは一営業マンから営業責任者へ。それから事業と組織が成長するにつれ、必要とされる役割も役職も変化していく。めまぐるしい環境の中で、理念に共感する仲間とともに上場という夢や尊敬する経営陣の背中を追いかけていた。

これが会社の理想だと思えるくらい素晴らしい環境で、ビジネスの面白さに没入する日々だった。



2-5. 起業

2008年、エス・エム・エスは念願のマザーズ上場を果たした時、遠藤もまた、これから目指す地点について改めて考えていた。

組織も大きくなり、給料も良いし居心地もいい。今いる環境で誇れる成績を残す。

と同時に、新たな何かを自分に課さなければという焦燥は大きくなる。

決して会社が嫌になったわけではなく、むしろ理想的だと思えるほど会社は大好きだ。

しかし、だからこそ独立への思いは募っていった。エス・エム・エスのような会社を、自分なりに作ってみたかった。

2009年頃、意を決して諸藤さんに独立の意思を伝えた。すると、ありがたいことに引き止めていただき、代わりに提案されたのが海外支社長というポジションだった。

新しい環境で新しい挑戦に乗り出せる。海外というものに触れる機会もこれまでなかった。魅力的な選択肢に思えたことから、引き受けることにした。

マレーシアに訪れてからというもの、『マレーシアにいる日本人』という物珍しさから、日本の超有名企業の社長が遠藤に会いに訪れたという。

日々出会う人々から刺激を受ける。誰よりオーナーシップを持って自分のビジネスについて語る経営者たちの目は、自信に輝いているように見えた。自分もやはりそんな挑戦がしてみたかった。

「せっかくやるんだったら、やっぱりすごく大きくて世の中の多くの人が喜ぶようなことを、それも僕らの会社で働く人も喜ぶようなことがしたいなっていう思いがあって。領域を考えたんですけれど、不動産っていうのは市場も規模も大きいですし、昔からの負が残る古い業界なので、改善できるところもいろいろあるなと」

不動産×海外×ITという領域で、将来的に何かできないか。そのためにまずは自ら体験していた越境不動産取引での負を解決するサービスを作ることにした。

2015年7月、株式会社BEYOND BORDERSを設立する。

より多くの人に喜んでもらえ、幸せが繋がっていくこと。単発で終わる事業ではなく、そこに価値が介在しつづけ、脈々と受け継がれていく価値ある事業を創りたい。

自分なりに描く理想の会社のはじまりの姿が、形になった。





(第3章へ続く)


*こちらの記事は、FocusOnさんに受けた取材記事を一部抜粋したものです。
記事の全文をご覧になりたい方はこちらよりチェック頂けます。
https://focuson.life/article/view/154

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