【経営者インタビュー#1】可能性あふれる不動産で、より多くの幸せを紡ぐ。グローバル不動産スタートアップ起業・創業ストーリー
目次
1章 BEYOND BORDERS
1-1. “幸せでつながる未来”を不動産の領域で、世界中で。
2章 生き方
2-1. 一生懸命は美しい
2-2. 成長を志向する理由
2-3. かっこいい大人
2-4. エス・エム・エスに見た会社の理想像
2-5. 起業
3章 思いに賛同してもらえる人へ
3-1. 社員の人生も豊かになってほしい
3-2. 誠実であれ
3-3. 挑戦の「今」
*こちらの記事は、FocusOnさんに受けた取材記事を一部抜粋したものです。
記事の全文をご覧になりたい方はこちらよりチェック頂けます。
https://focuson.life/article/view/154
1章 “幸せでつながる未来”を不動産の領域で、世界中で
2011年、遠藤は初めてマレーシアの地を踏んだ。
遠藤がその地で触れたのは、数々の価値観変化と安定成長を遂げる市場、そして現地での不動産投資の成功体験だ。それらは現在、BEYOND BORDERSの事業に繋がっている。
人口減少に歯止めがかからない日本と違い、右肩上がりの人口増を記録しつづける東南アジアには魅力的な不動産投資の機会が眠っている。そんな東南アジアの物件に、遠藤は可能性を見いだした。
「もう1つの事業は、不動産業界に特化した人材紹介事業『リアルエステートWORKS』ですね。ここもゆくゆくは海外に行きたいんですけれど、まずは日本の不動産業界内で転職したい人向けの転職エージェントとしてサービス展開しています」
人材紹介事業は描く未来へ向けた一歩目に過ぎない。大きく不動産という領域をドメインに、次世代に繋がっていくような産業創出や事業運営を重ねていきたいと遠藤は語る。
「僕が不動産で面白いと思うのは、商品が1つの利用方法だけじゃなくてこんなにあるのっていうぐらい可能性が広がっているところ。もちろん前提として目利きができないと損をすることもあるんですけれど、商品としてすごく面白いものだと思っているんです」
海外不動産投資という行動が、投資国への社会貢献にも繋がる。そこに社会的意義が生まれる。まさに1つの幸せがより多くの人へと波及していく、そんな世界観が実現されている。
不動産×海外×ITでより多くの人を幸せにする。 “幸せでつながる未来”を不動産の領域で、世界中で。まず描く未来があり、そのための変容をBEYOND BORDERSは遂げていく
2章 生き方
2-1 一生懸命は美しい
生まれも育ちも中国でありながら、単身日本に移り住んだ祖父。以来、縁もゆかりもない土地で自ら事業を起こし、たくましく生きてきた。そんな祖父の生き様については、当時から母によく聞かされていたと遠藤は語る。
「母親から『じいちゃんは立派なんだよ』っていうのは刷り込まれていましたね。戦前日本に来て、東京大空襲の時も中国人なのになぜか東京で空襲も受けて、生き延びて自分でビジネスして。母親は3姉妹なんですけど、姉妹全員私立に入れてとか」
日本語が片言だった祖父とは、多くの言葉を交わしたわけではない。しかし、母が繰り返し語る話を聞く限り、疑いようもなく立派な人だった。
父にもまた、当時から尊敬の眼差しを向けていた。
遠藤の父の経歴は、歴史の教師→金融系の会社→電子機器メーカーのNo.2→自分で会社を作る
という、なんともツッコミどころ満載である。
父はよく、武士道や根性、「男とは」を語る。大学の居合道部で監督を務めていたこともあるらしい。昔から精神的に強くあることについては、教えられることが多かった。
「克己心」「石の上にも三年」そんな言葉を、遠藤は小学生の頃から聞き続けていた。
「やると言ったらやるんだぞ」と父は言う。
尊敬する父が言うならと、とりあえず素直にやってみる。ラグビーもそのうちの1つだ。
最初は上手くできなくても、頑張って続けるうちにできるようになる。それが楽しくさらに頑張ると、もっとできるようになる。小さな成功体験が積み重ねられていくうちに、努力して成長すること自体が良いものだと思えるようになっていく。
「父親の影響は結構強くて、頑張るっていうことに対して全然苦じゃないところがあるんです。あとは、一生懸命何かをするということが美しいというような、頑張るって素晴らしいみたいなところが結構刷り込まれていたところはあって。そこが経営者である今になって自分の良い部分でもあり、嫌な部分でもあるんですけれど」
一生懸命な姿は美しい。頑張ることは美しい。そんな価値観を教えてくれたのは、遠藤にとって身近な家族だった。尊敬やリスペクトの心があるからこそ、自然と気づけるものがある。人や物事の素敵に思える一面から、昔も今も学んできた。
2-2. 成長を志向する理由
中高一貫の男子校に進学してからは、6年間ひたすらラグビーに打ち込んだ。はじめは父に言われたからやってみたに過ぎない。それでも次第に深くのめり込んでいく自分を発見する。どうやらラグビーは、思っていた以上に奥が深いスポーツだった。
「ラグビーって後ろにしかパスをしちゃいけないというルール以外は、そんなに難しいルールはないんですけど、その制約のもとにいろんな戦術があって。小さくて素早い人もいれば、背が高い人も、体重が重い人もいて、いろんなタイプが混ざって1つのことをやるので深みが半端ないというか、それによって戦術も全部変わってくるんですよね」
何か物事に対して「深いな」と思うとそれを深堀りしたくなってしまう性格だと遠藤は語る。
監督や顧問の先生はいるものの、チームメイトの得意を伸ばすスタイルで、自分たちで進んで戦術や戦略を作っていくことができた。ラグビー自体が楽しいことはもちろん、そうした過程を通じて、集団というものを初めて意識するきっかけにもなった。
「恐怖みたいなものに対して向き合う力は、まぁまぁラグビーで育っているんじゃないかなと思います。ものすごいスピードで走ってくる人に、ものすごいスピードでタックルしに行くのってやっぱり怖いんですね。でも、みんなが喜んでくれると思うと、恐れとかはなかったのかもしれなくて」
チームの中では、ムードメーカー的存在だった。みんなが喜ぶ顔を見たかった。ただ上手くなるだけじゃなく、人を喜ばせるためにこそ頑張りたいと思える自分がいた。
(2-3 「かっこいいい大人」続く 4/18投稿予定)
*こちらの記事は、FocusOnさんに受けた取材記事を一部抜粋したものです。
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https://focuson.life/article/view/154