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【卒業生インタビュー:城山春菜さん】閉ざされた道からの挑戦。2年半のインターンを経て出会えた新しい自分

この春に大学を卒業し、社会人としてのキャリアを歩みだす城山さん。大学卒業に伴い、プライシングスタジオでのインターンも卒業することとなりました。今回はそんな城山さんのインターン時代を振り返り、なぜプラスタでインターンを始める事になったのか?プラスタでどんな経験を積んできたのか?彼女の大学時代を大きく占めた、プラスタでのインターン活動の背景に迫ります。

自己紹介をお願いします。

インターン生の城山春菜です。慶應大学法学部に在籍しており、3月に卒業しました。在学中は主にチアリーディングサークルとカフェのアルバイト、プラスタの長期インターンを経験しました。

私は生まれは日本なのですが、父の転勤の都合で海外で過ごしていた時期があります。小学2年生~4年生をブラジル、小学5年生~中学3年生は日本へ帰国、その後また父親の転勤が決まったので高校3年間はニューヨークで過ごし、ギャップ・イヤー(※)を経て大学に入学しました。(※gapは「隙間」を意味する英語で、学生が入学や就職の前後に、旅行や社会体験活動をする猶予時間のことです。アメリカの高校は6月卒業なので、日本の大学に入学する4月まではたくさん旅行をしたり自由な時間を過ごしていました)

いつからプラスタでインターン活動をしているのですか?

2021年の10月にインターンを始めました。当時大学2年生でしたが、気づけば2年半が経っていました。

2年半!大ベテランですね。最初から在学中は長期インターンをする予定だったのでしょうか?

いえ、当初はサークル活動に打ち込む予定でした。チアリーディングのサークルに在籍していたのですが、怪我をしてチアを続けることが難しくなってしまって……。それまで「大学生活はチア1本でいこう、就活でもチアの経験を語れるようにしよう」と考えていたので、「今まで打ち込んできたチアがなくなったら、自分には何も残っていないのではないか。今のままだと、就活の面接で語れるようなことが何もなくなってしまう」という焦りと危機感を覚えていました。そして「ただ遊ぶだけの学生生活は自分の性格に合わないな」とも考えていたので、何かまた頑張れるものを新しく始めたいなと思っていました。

そんな中、ふとしたきっかけでインターンのきっかけと出会うことになります。インスタグラムを眺めていたとき、「大学生が就活を見据えてやっておくべきこと◯◯選」という、就活のノウハウについて発信している投稿を見かけました。その中に「長期インターン」の文字を見つけ、「これなら自分にもできそうだな。すぐ行動しなきゃ!」とすぐにインターン先を探し始めました。ただインターン先を探す方法を知らなかったので、とりあえず自分のインスタグラムに「どこかおすすめの長期インターン先を知っている人はいますか?」と投稿してみました。そこに大学入学当初に入っていたテニスサークルの先輩から「私、ベンチャー企業だったら紹介できますよ!」とコメントがあって。その先輩はもともと高橋さん(プラスタCEO)と知り合いだったので、すぐ面談をしてくれることになりました。

別々だと思っていたものがどこでつながるのか、わからないものですよね。こういうふとしたつながりって大事なんだなと思いました。入学当初にテニスサークルに入ってなかったら、今は全然違う生活をしていたかもしれないです。

最初プライシングスタジオの事業を聞いたとき、どう思いましたか?

先輩にプラスタを紹介してもらった後、自分でもインターネットで会社の情報を調べたのですが、「価格を科学する」というビジネスモデルとバリュー(勝ちにこだわる、未知を楽しむ、チームドリブン、誇りに思える仕事を、自分もサービスも市場も常に成長)を魅力に感じました。価格って重要なものなのに、日本には特化した会社がまだ少ないし、そういったビジネスを展開しているってすごい集団だなと興味を持ちました。

面接の日のことは覚えていますか?

はい、覚えています。私にとって初めての長期インターンで、いきなりCEOとの面接だったので、かなり緊張した気持ちで会社に向かいました。会うなり私の様子を見た高橋さん(CEO)が「緊張しても意味ないから、リラックスしていいよ!」と言ってくれて、面接というより面談のような雰囲気で話が進みました。前のプラスタオフィスにはゆったりくつろげるようなテラスがあったのですが、途中からテラスに移動して、東京タワーを眺めながらあれこれ話していました(笑)いつの間にか緊張が解けてリラックスできていて、当初1時間の予定が、気づけば3時間も話し込んでいました。話し終わった頃には高橋さんに「何でも全力でやります!」と言っている自分がいて、高橋さんも「いいね。頑張っていこう!」と言ってくれて。その日すぐ、「城山ちゃんのバイタリティや人柄を見て、今からでも一緒に仕事したいと思っているのだけど、初めてのインターンで勝手もわからないと思うので、まずは3ヶ月インターンやってみませんか」と言われ、「やります!」と即答しました。こうして晴れてインターン生になりました。素の自分を出しやすい雰囲気を作ってくれたところを見て、この会社はきっと自分に合う環境なんだなと思っていました。

プライシングスタジオをインターン先にした理由、決め手は何でしたか?

事業内容や面談の雰囲気に惹かれたというのもあるんですが、私自身が長期インターンを絶対やると決めていたので「ここに受かったらインターンやるぞ!」と意気込んでいました。就活のように、複数社を受けて受かった中から選ぶような状況ではなかったです。当時、自分では他の企業のインターン先の見つけ方もわかっていなかったですし。「せっかく見つけたインターン先だし、ここで頑張ってみたいな」という気持ちでプラスタに決めました。

実際にインターンを体験してみて、何かギャップはありましたか?

スタートアップならではのスピード感です。社員数やオフィス規模など、改めて会社の物理的な拡大速度を見ると、本当に2年半の出来事だったのか信じられないくらいに会社の成長スピードが早かったなと思います。あと、こんなに裁量を大きく持たせてくれるということを意外に思いました。私はベンチャーや大手という概念を意識してプラスタに入った訳ではなかったのですが、忙しいベンチャー企業のはずなのにかなり手厚く教えてくれたと思っています。

当初オウンドメディアの記事執筆でつまづいていたのですが、周りのメンバーが「大丈夫?」と声をかけて親身に相談に乗ってくれたりと、思った以上にメンバーの皆さんが優しくアットホームな環境でした。オープンポジションで入社したので、あれこれ仕事をこなす中でどういう仕事が私に合っているかもメンバーの方々が一緒に考えてくれたのですが、結果的には採用の仕事を軸に、主にスカウトソーシングやWantedly記事の作成を行うことになりました。オウンドメディアでの記事執筆に苦戦していた分、新たな分野でも頑張ってみようかなと思えて。実際にやってみると想像以上に社員インタビューなどが楽しくて、結果的に採用や採用広報の仕事は自分に合っているなと思いました。本当にいろんなことを経験できました。

お仕事をする上で、どんな人とのやり取りが多かったですか?

主に採用メンバーと関わることが多かったです。人事の志積さんや朴さん、採用向けの記事を書くときは相関さん(COO)、プライスハック向けなどノウハウ発信の記事は高橋さん(CEO)、インターンの先輩や堀さん(プライスコンサルタント)にも編集の直しを入れてもらったりしていました。採用の分野の仕事では毎週の採用定例もありましたし、それとは別に相談の場として、MTGの時間を設けてくれたりしました。

では、いろんな人とコミュニケーションを取る環境だったんですね。

そうですね。志積さんは採用のベテランなのですが、業務委託のメンバーで複数社の採用を見ているのでほとんどのコミュニケーションをオンラインで行っていました。でも本当に優しくて話しやすくて、私が仕事でつまづいたときもSlackで相談に乗ってくださりました。

仕事をする上で苦労したことを教えてください。

候補者をスカウトするときの文章を考えたり、ソーシングで送る相手を決めたり、スクリーニングをしたりしたのですが、こういうのって完成されたマニュアルがあるわけじゃないので最初は本当に難しくて。ソーシングってただ条件を設定すれば決まるわけじゃないんですよね。これも経験がものを言うのだろうなと思いながら頑張りました。候補者についてのフィードバックを受けるとき、「この人はちょっとうちには合わないかもな」と言われて、その人のどこがだめだったのか(マッチしていなかったのか)も毎回復習・反省して、そこを次回直して改善したら「今回良かったよね」と言われるようになったのが嬉しかったです。

ライティングについても、文章の中で不要な部分の削り方など最初は全くわかりませんでした。当初、インタビューをするときは我流で細部まで文字起こしをやっていたのですが、メンバーから「一言一句を聞き取って全部の文字を起こすのではなく、まずは骨子の全体を読んで書きたいことを整理したら、あとは自分の言葉で書いていいんだよ」と教えてもらいました。あとは同じ文章の中での「プライシングスタジオ」「プラスタ」などの表記ゆれを統一したりだとか。最初は書いた文章のほぼすべてが直しで返ってきて、「こんなに時間をかけたのに、ダメだったか……」と落ち込んでいたのですが、やり方を変えてからは、数をこなすうちに文章の書き方もだんだんわかるようになってきました。

仕事をする上で、特に気を付けていたことはありますか?

報連相の取り方です。実はコミュニケーションで失敗したことがあって。相関さん(COO)から「ソーシングを◯◯人分して、その結果を高橋さん(CEO)に渡してほしい」と依頼されたのですが、苦戦してなかなかうまくいかず時間がかかってしまったことがありました。そして、そのときは自分から助けを求めたり途中報告をしたりしていなかったんです。相関さんから進捗を確認されて初めて、「実は苦戦していてまだ仕事が終わっていないんです」と打ち明けられました。それを聞いた相関さんの「きっと僕の求めていたことと、城山さんが求めていたものが違ったんだねぇ。そこのすり合わせができていなかったね」という言葉にハッとしました。

私は「成果物は時間をかけてでも完璧な状態にして提出しないといけない」と考えていたのですが、相関さんの言った「高橋さんに見せてほしい」という言葉は「全体感を見たいから、まだ途中でもいいからとりあえず送ってほしい」という意図だったようなんです。「期限内に終わらなさそうな仕事があるときは仕事を全部一人で完璧にこなそうとするよりも、できそうな誰かに助けを求めて、やってもらった方が結果的には良いからね」と教えてもらったのですが、それが自分にとっては新しい発見でした。

報連相の取り方の他にも、一緒に仕事をする人とはこまめな認識のすり合わせをして、相手がどういうものを求めているのかを自分の中で認識を固めてから仕事に取り掛かることが大事だということを学びました。

依頼する側の言葉のニュアンスを推測してそれだけを頼りに仕事をすると、後々になって双方の認識がズレていたりするんですよね。言葉のニュアンスだけでわかった気になるのではなく、「これってこういう意味で合っていますか?」と相手とコミュニケーションを取ってから仕事をするようになりました。

また「自分で全部やらないと」という変な責任感があったんですが、それが原因で仕事が滞ってしまっていました。自分の困っている状況を周囲にこまめに伝えて、今の自分の状況を周囲に正しく把握してもらうことや、困ったときは恥ずかしがらずに相談することがとても大事なのだと学びました。大きな失敗を招いてしまう前に、自分から動くのがポイントだと思います。

就活のとき、プラスタで経験したことが活きたことはありましたか?

ありました。例えば、面接での受け答え(ロジカルシンキング)やESを書くときの伝え方の工夫などです。相手が何を求めているのか、質問の意図を意識、表面上のことだけではなく全体像を汲み取って受け答えをする姿勢が身につき、面接の場面で活きました。文章力も就活の中で上がったと感じています。インターン時代には3文あったら1文にまとめるような短縮化・要約の作業をよくしていたので、文章を書く中で言いたいこと、伝えたいことを簡潔に伝える力が付き、エントリーシートを書くときに役に立ちました。日々の業務の積み重ねがスキルとして身についたのだと思います。

これまでのまとめとして、プラスタでのインターンの魅力って何だと思いますか?

・メンバーの人柄や雰囲気の良さの中で仕事ができること

・やりたいと意思表示したらなんでもやらせてもらえる、経験させてもらえること

だと思います。

就活で内定をもらったとき、相関さん(COO)に真っ先に報告したそうですね。それはなぜですか?

私にとって相関さんは、なんだかお父さんみたいな存在だったからです。ふとしたときに私が「相関さんって、お父さんっぽいですよね」と話したことがあったのですが、その後あるときの雑談で、相関さんが「お父さんとしてはこう思うなあ」と冗談を言ってくれたことがあって。でもよく考えてみると、相関さんは本当に面倒見が良くてインターン中ずっと仕事を1から丁寧に教えてくれていたり、親身になって話を聞いてくれたり。直属の上司の認識を越えた、すごく近い存在なんだなと思うことがありました。

私はやることは早く終わらせたい性格なので、つい就活でも予定を詰め込んでしまっていて。5月からは特にバタバタのスケジュールでした。当時のそんな私の表情を相関さんはしっかり見ていて、「会うたびに少し顔が引きつっているなぁと思ってた。声もかけられないくらい深刻そうだったのが心配だったよ」と声をかけてくださりました。

就活中にインターンでオフィスに来ると、会社のメンバーと話せるのは私にとってリフレッシュできる時間になっていました。当時は就活生以外の人と話したい気持ちがあったので、普段あまり関わることのできない社会人の方と話すということは新鮮でしたし、良い経験でした。

プライシングスタジオへのメッセージをお願いします!

プラスタは第二の家のようなものです。もともと「まずは3ヶ月から」という気持ちでスタートしたのに、プラスタが大好きになり、気づけば2年半が経っていました。会社の規模拡大と共にどんどん仲間が増え、今では私がインターンを始めた時代とは全然違う景色がオフィスに広がっていて、少し寂しいような、嬉しいような気持ちです。

プラスタは「もっと成長したい!」という私の気持ちを認めて下さり、たくさんのことに挑戦させて頂ける環境でした。本当にたくさんのことを1から丁寧に教えて頂き、親身に相談にも乗って下さいました。インターンを経験する前より自分に自信が出て、胸を張って羽ばたける気がします。

個々の目標は違っても最終的には同じところを目指していたり、個性豊かで賑やかながらも、お互いを尊重し合いメンバー想いな皆さんが大好きです。プラスタは私にとって原点であり、大切な場所なので卒業するのはとても寂しいですが、プラスタのこともメンバーの皆さんのこともずっとずっと応援しています!本当にありがとうございました!!

最後に、社会人に向けての抱負をお願いします!

新たな生活は、不安半分楽しみ半分ですが、インターンで培った経験を糧に私らしく頑張りたいです!

プラスタのインターンを経てたくさんのことを吸収し、成長した城山さん。今後の多方面でのご活躍がとても楽しみです。メンバー一同、応援しています!

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