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【社員インタビュー #2】「アバター」と「生成AI」で未来をデザインする【岩﨑勝利】

――まずは自己紹介をお願いします

岩﨑勝利(いわさきしょうり)と申します。現在、AVITA株式会社のデザイン局・局長/チーフデザイナーを務めております。

これまでの経歴としましては、20代で印刷会社やゲーム会社でデザイナーとしてのキャリアを経て、30代は外資系や国内IT企業をクライアントとするデザイン会社に勤務していました。
このデザイン会社では、ビッグデータの可視化や業務用ダッシュボードのようなWebやアプリのUIデザインを得意としており、2016年にはグッドデザイン賞、2020年には日経電子版広告賞を受賞するなどの評価をいただきました。

また、デザイン会社での勤務と同時期に個人活動として、xR分野(注1)におけるユーザーインターフェースの模索をテーマとして、テクノロジーとデザインを融合させた創作活動にも取り組んでいました。

その後にスタートアップにてリードデザイナーやプロジェクトリーダーとしての経験を積み、現在はAVITA株式会社に創業期からの一人目のデザイナーとして参画しています。

(注1)xR:クロスリアリティ。現実世界と仮想世界を融合させる「VR(仮想現実)」「AR(拡張現実)」「MR(複合現実)」といった先端技術の総称。


――AVITAではどんな業務を担当していますか

デザイン部門では、AVITAの価値提供そのものである「プロダクトデザイン」と、意志表示そのものである「コミュニケーションデザイン」といったふたつの分野に切り分けています。まだまだ出来ていないことは多いですが、その両方を統括しています。

プロダクトデザインにおいては、開発部門と密接に連携し、技術的な制約と可能性を理解しながら、ユーザーにとって最適な体験を提供することを目指しています。
そして、創業時には想像もしなかった「生成AI」のインパクトは無視することができない状況です。生成AIをプロダクトに組み込むことによって「何が出来て、何が良いのか?」といったエンジニアとのディスカッションが今まで以上に必要になってきています。

コミュニケーションデザインでは、マーケティング部門と協力して、ターゲットとなる対象へのアプローチを最適化しています。AVITAから顧客へ向けたメッセージをロス無くどのように伝えるかといった課題を、視覚的な魅力とメッセージ性のバランスを取りながら、AVITAの価値を最大限に引き出すことが目標です。

デザイン部門は単独でバリューを発揮することが出来ません。最近はUXリサーチャーといった役割もアサインすることによって他部門との協力や連携を重要視するようになりました。そのことによって組織全体の目標達成への貢献を目指しています。


――仕事をする上で最も大切にしていることはなんですか

コミュニケーションです。直接会話・テキストチャット・ドキュメント・ショートスパン・ロングスパンのラリーを使い分け、あらゆる関係者と齟齬の無いコミュニケーションを重要視しています。ただ最近は「デザイナー」という肩書がゆえに機会損失やコミュニケーションの障壁になることが多いと感じることがあります。実際のところ「デザイナー」という肩書にはあまりこだわっていません。むしろ、真に「デザインする」ためには、言葉の齟齬や意思決定の流れ、責任分界の線引きといった「デザインじゃない」領域に多くのリソースを使うことが重要だと考えています。


――AVITAのデザイナーはどんなスキルや知識が求められますか

スキルや知識は学んだり教えたりすることができるので、正直なところあまり気にしていません(笑)

もちろん最低限のデザインスキルとして、ビジュアルデザイン、情報設計、UI/UXへの理解みたいなものは必要になってきますが、どちらかというとマインド面のようなものをお尋ねすることが多いです。たとえば、社会課題の解決に興味関心があるのか、他人としゃべるのは好きか、個人的な創作活動をしてたか、みたいな作り手としての人柄やモチベーションのようなところが気になります。

あえて知見的な観点で言うなら、AVITAのプロダクトは、特定のプラットフォームやデバイスに特化したナレッジやフレームワークが必要というわけではありません。Web技術は当たり前として3Dゲームエンジンを多様してたり、さらにハードや通信のことも考えると、かなり広域な知識やスキルセットが必要となることがあります。

逆に言えば、いまから自分の得意分野を見つけたいというひとには様々な経験ができる環境なので、モチベーションさえあれば自分の願ったキャリアパスの形成が可能なのかもしれません。


――どんな人と一緒に働きたいですか

スタートアップでは、毎日がコイントスを繰り返すような感覚で、限られた時間の中で迅速な意思決定が求められます。そのような状況において、社外取締役の濱口さんが仰っていた「たたき台を作ることは最も尊い仕事である。」という言葉に深く共感することがあります。この言葉を思い出すたびに、問題を問題として提起する覚悟の重要性を痛感します。

私が一緒に働きたいと思うのは、ただ独りよがりに提言するのではなく、どんな小さなことでも良いので関係者の利害を調整しつつゼロから新しいアクションを起こせる人です。そのような人は業務の強度が一段と高いと感じていますし、私の部署もそのような部署でありたいと願っています。

あとは自戒も含めて、緊張感があって困難な状況でもユーモアや笑顔を忘れない人なら最高です(笑)


――今後のAVITAのデザインについて教えてください

日本では、労働人口の減少やダイバーシティの推進といった社会課題が山積みです。これまでの国内スタートアップの定石になりつつある、欧米をリファレンスにしたプロダクトやサービスでは、もはやそれらの課題は解決できないと考えています。コロナ禍がリモートワークへの価値観を推進したように、これらの社会課題を、価値観を変えるチャンスと捉えるなら、「アバター」や「生成AI」が解決のためのブレイクスルーになるのではないでしょうか。
そして、運が良いことに「アバター」と「生成AI」の相性は申し分なく、時代が後押ししている肌感覚を感じます。あとは、それをどのようにプロダクトやコミュニケーションに落とし込んでデザインするのかが課題になってくると思います。

いま既にある課題を解決することは勿論のことなのですが、5年後、10年後、もしかしたら次の世代へ向けた課題解決に挑戦したいという方はAVITAに向いているかもしれません。是非ご一緒に挑戦できる方をお待ちしております。



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