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「習うより慣れろ」からの脱却——アバナードがエンジニアを惹きつける理由

2020年7月に創立15周年を迎えたアバナード株式会社。この「15周年記念特別インタビューシリーズ」では、アバナードの15年間の成長や軌跡を振り返ります。

第8回目となる今回は、入社してまだ15ヶ月のメンバーにフィーチャー。

2019年5月に入社後、アプリケーションアーキテクトのシニアコンサルタントとして活躍する安藤 慎也さん。入社15ヶ月目の安藤さんに新鮮な視点でアバナードについてお話いただきました。

安藤 慎也(あんどう しんや)/アプリケーションアーキテクト シニアコンサルタント
大学卒業後、独立系SIerに就職し約3年間の営業職を経て、システムエンジニアに転向。さまざまなプロジェクトに従事しながらスキル習得し、最終的にはチームマネジメントまで行う。別会社に転職後は、マイクロソフトテクノロジーによる開発に携わり、2019年5月、アバナードに入社。現在はアプリケーションアーキテクトのシニアコンサルタントを勤めている。

「習うより慣れろ」の限界

——まずは、アバナードへの入社経緯から教えてください。

新卒で入社した会社では、エンジニアとしての基礎からマネジメントまでを学び、次に入った会社では、マイクロソフトテクノロジーを用いた高速開発によってお客様のビジネスを加速させるお手伝いをしていました。その中で、Power BIという分析ツールを使って、データを活用しながらお客様の次なる戦略を一緒に考えることも行っていました。

その領域は非常に興味深く、業界的にもニーズが高まっている領域だったので、データエンジニアとしてもっと突き詰めてみたいと思うようになったんです。

もうひとつ、エンジニアとしてステップアップするためには、体系的に学び直す必要があると考えていました。それまでは「習うより慣れろ」というスタイルでスキルアップしてきたのですが、その方法に限界を感じていたんです。

というのも、それまで体系的にトレーニングを受けたり本を読んだりして学ぶのではなく、目の前の仕事に対して必要なものをかいつまんで技術を取得してきました。

その方法では、今現場で必要なものは身につけられるものの、どこか足元が不安定な感覚がありました。テクノロジーが生まれた背景なども知った上での技術提供でないと、良い提案ができないと感じるようになっていたんです。ですから、その弱さを補塡できる仕事場があると良いなと考えていました。

そんな思いで転職活動を進める中で「データエンジニア」というキーワードで会社を探している時に、最初に出会ったのがアバナードだったんです。

どちらの条件においても、アバナードはマッチしていました。


——最終的な入社の決め手は何でしたか?

ひとつは、面接官だった現在の上司が、経験と実力に裏打ちされたテクノロジーのお話をされていたので、これまで接してきた会社とはちょっと違う感覚があったことです。

役職が上がるにつれてテクノロジーに対する興味が薄れていく傾向にある印象があったのですが、アバナードはその逆だと感じました。
テクノロジーに関してすごく長けている会社だということが面接過程でひしひしと伝わってきたので、これこそ求めている環境だと嬉しさを覚えながらも、逆にやっていけるか不安になったくらいです。

あとは、スピーディーな対応であったことも大きいです。

1次面接スタートから内定までの期間は1週間半くらいで、私の希望通りとてもスピーディーに対応してくださいました。その対応も非常に嬉しかったので、アバナードという環境に飛び込むことに決めました。


グローバル38,000人の社員とつながって、迅速に問題解決できることのすごさ

——実際に入社してみて、アバナードはどうですか?

体系的に学べる環境があることは期待通りで、アバナードの社内ネットワークには正直驚かされましたね。

アバナードネットワークは、日本だけでなくグローバルの38,000人以上の社員と繋がっていて、海外で活躍するメンバーといつでも自由にコミュニケーションをとることができます。そのネットワーク内には様々なグループがあって、自分の興味あるグループにジョインすれば、仕事上の問題もそのグループ内で解決できるんです。

何かわからないことが出てきた場合、グループ内で質問すると、驚く速さでグローバルのメンバーからレスポンスが返ってきて、解決できてしまいます。これは、以前勤めていた会社では得られなかった体験です。

自分の知っている範囲の人だけではなく、会ったこともないけど同じ会社のメンバーかつ有識者とコミュニケーションが取れて、スムーズに問題解決ができるというのは、アバナードのすごい武器ですよね。


——これまで、どうしてもわからないことは、どのように問題解決されていたのですか?

私が以前いた環境では、検索しても聞いても解決できない不明点があれば、メーカーに問い合わせる、それでも解決できなければ暫定対策をとるなど、逃げの一手を打つしか方法がありませんでした。

そうではなく、全世界のアバナード社員の協力により、理論に裏打ちされた確かなソリューションを提供できることは大きな価値ですし、エンジニアにとって非常に魅力的な環境だと感じますね。

一緒に仕事をしてみるとわかりますが、アバナードの社員は自分のスキルに自信を持っています。もともとの高い技術力に加え、グローバルで協力しあえる環境があり、それが技術力を後押ししてくれている気がしますね。

それに、仕事をする上で、「なぜアバナードがやるのか」「アバナードだから提供できる価値は何か」を会社全体で考えていて、カルチャーとして根付いているんです。そのカルチャーが、確かなソリューション提供にも繋がっていると感じます。


——逆に、アバナードのダメなところはどこだと思いますか?

ダメなところですか…。

何かあれば言いたいんですが、特に思いつきません。(笑)


——安藤さんのフレッシュな意見を伺いたいと思っていたのですが…

強いて言うなら、日本においてアバナードの知名度が低いところですかね。(苦笑)

実際マイクロソフトテクノロジーに従事していた私も、転職活動でアバナードに出会うまで知りませんでした。でも、入社してみて、知らなかった自分を恥じましたよ。

同期入社の杉本さんと以前会った際にも「アバナードは、もっと知られるべき企業だ」と話をしたことがあります。試しにTwitterで、日本におけるアバナードに関する言及数を測るツールを作って調べてみたんですが、予想通り圧倒的に少ないことがわかりました。

ダメとまでは言いませんが、認知度向上はひとつの課題かもしれないですよね。


自分はこうしたいという意志ある人に、技術とカルチャーを継承したい

——入社して、安藤さん自身の変化はありますか?

アバナード入社前は、資格に興味がなかったんですが、今では資格を取ることが楽しくなってきました。簡単に言うと、アバナードは資格を取得しないことには、ポジションが上がっていかない仕組みになっているんです。そして、資格を習得していくと、ただ「名ばかりの資格が得られた」ということではなく、ポジションに応じた学びを得ることができます。

今は、その壁を一つひとつ乗り越えていくことに面白さを感じていますし、それが確実にステップアップとして紐づいてくるので、新たな目標にもなっています。

加えて、自分が生み出すべき価値に対する考え方が変わりましたね。

以前は、お客様のビジネスを加速させることを最優先に考えた仕事をしていました。

現在は、ビジネスを加速させることは当たり前の前提としてあって、お客様の要件をきちんと把握した上で、期待を超えるパフォーマンスを発揮していくことが大事だと思っています。

そこに対して私自身はどうあるべきかというと、様々な要求に常に最適なソリューションが提供できるよう、できるだけ多くの引き出しを準備しておくことだと思っています。

ビジネスもテクノロジーも、どんどん変化していく時代です。

そんな時代に、エンジニアとして生き残っていけるよう、多様な技術を学んでプロジェクトを経験して、その経験を糧に常にひとつ上の価値を提供できるような人材でありたいと思ってます。

できれば、自分の経験を今後アバナードに入社してくれる後輩たちに継承していきたいですね。


——早くも、次の人材育成を考えていらっしゃるんですね。

今後もアバナードとして存続し続けるためには、継承できるものはどんどん継承していかないといけません。そうしなければ、企業としての継続力はなくなりますし、アバナードが提供できる価値を下げてしまうことになりますからね。

アバナードは、自分がこうしたいという意思がある人が活躍できる環境だと思います。

業界をリードする存在になりたい人には、是非アバナードの門を叩いてもらいたいですね。


▲オンラインインタビューの一コマ、満面の笑顔の安藤さん

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