今回取材したのは、社内初のTikTokライバー「もちょ。」として活躍中のTさん。新卒4年目にして、営業職からキャリアチェンジを果たしました。アカウント開設わずか7か月で1.2万フォロワーを獲得したTさんに、ライバーという仕事の魅力や、今後目指すキャリアについて伺いました。
★★平日配信中★★公式TikTok Shopアカウントはこちら:https://www.tiktok.com/@mocho._.shop
ー主な業務内容を教えてください。
社内ライバーとして、毎日のようにTikTok Shopでライブ配信を行っています。配信前は商品の魅力を整理し、紹介する構成を練り、実際に商品を使ってコメント準備など、様々なタスクがあります。配信して終わりではなく、配信後のデータ分析も行い、次回の配信に向けてPDCAを回すことも重要な業務です。
また、配信の前段階として、営業担当やサポートメンバーと共に、新しい商品探しやキャンペーン、クーポン施策などのイベント企画も行っています。
ーTikTokで商品紹介を担当するようになったきっかけは?
大学時代にアナウンススクールに通い、ラジオのパーソナリティをしていた経験があります。そのことを上司が覚えていて、「向いているのではないか」と声をかけてもらいました。新卒から営業を経験していたこともあり、人前で話すのは好きなので、“挑戦してみよう”という気持ちで始めました。
ー出演するうえで特に意識していることや、“自分らしさ”を出す工夫を教えてください。
最も意識しているのは、視聴者に不快な思いをさせないことです。災害や病気、身体的なことなど、デリケートな話題には触れないように細心の注意を払っています。また、見た目も大事な要素ですので、髪型や服装、清潔感についても意識しています。
ーこれまでの業務とライブ配信という業務はどのような違いを感じますか?
ライブ配信中の数字やコメントを通じて、“生の声”が即座に返ってくるところが大きく異なります。営業時代は1対1のコミュニケーションでしたが、今はリアルタイムで千人単位の視聴者と向き合っている感覚です。
同じ商品でも日によって売上が大きく異なり、時間帯によって視聴者の属性も変わるため、トライ&エラーの繰り返しです。
最近では「今日はこれ売れないかも」と直感で分かるようになってきて、そのような時はすぐ別の商品を混ぜてバランスを変えるようにしています。
ー撮影や準備で大変なことを教えてください。
実は、新商品の情報のインプットに一番時間が取られます。特に、知識が浅い領域はひたすら勉強の繰り返しです。公式のメーカーにご来社いただき、商品の特徴や利用するメリット、仕様などを教えていただくこともあります。その後、少し時間をかけて、自分の言葉で語れるように落とし込んでいます。
ー今後の目標を教えてください。
目標は2つあります。
一つ目は、【オリジナルブランドを作り自分で売ること】 そのために日々のあらゆる業務を通じて、モノづくりの理解を深めてまいります。
二つ目は、【売るライバーから育てるライバーになること】 自分の経験を生かして、新しいライバーの育成に携わりたいと考えています。また、データ分析やファンづくりの仕組み化にも深く関わり、ライバーと視聴者を繋ぐ架け橋になりたいです。