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提案すれば仕組み自体も変えられる。フロントエンドエンジニアとしての挑戦

※KDDIコマースフォワード株式会社 、略称「KCF」は2019年4月1日、同グループ会社の株式会社ルクサと合併し「auコマース&ライフ株式会社」として再設立いたしました。本記事は2019年3月31日以前に書かれた記事のアーカイブとなります。

こんにちは。人事の壱岐です。

KDDIコマースフォワードには月に1度活躍した社員を表彰するMVP、フィロソフィを体現した社員に贈られるフィロソフィアワードなどの表彰制度があります。

第2回となる受賞者インタビューは、モール開発部でフロントエンドエンジニアとして活躍する若林さんです!(※インタビュー内容は8月時点のものとなります)

-第1回目の記事はこちら


登場人物

営業メンバーの日報がきっかけ?MVP受賞理由を教えてください

今回は、ECショッピングモール「Wowma!」内のクーポン改善についての受賞でした。元々はメンバーが任意で送っている全社日報で、出店店舗様向けの営業であるECコンサルタントが「クーポンの表示順が見づらく、使いにくい」と発信したことがきっかけです。

意見が出てから即対応というのは、関係者が多いとなかなか難しいと思うのですが、チームリーダーがECコンサルタントのメンバーと連携して優先案件としてすぐに対応することができました。こういった柔軟な動きができるのも、今の体制ならではじゃないでしょうか。

営業メンバーも交えて、毎週レビューをする打ち合わせも。Slack上では拾いきれない細かな要望の吸い上げや、認識のすり合わせを行っていく


公開までの期間は、およそ2週間。その頃システムのリプレイスという重い案件を持っていたので、まったく時間が取れないはずでしたが、スクラム開発を導入しているおかげで、チームのメンバーが「若林さんは急ぎの案件に集中していいよ」と調整してくれるなど、みんなが協力してくれました。他にも、急ぎの差し込み案件が自分に入らないように配慮してくれて、チームにあらためて感謝した瞬間でしたね。


毎週レビューとプランニングを行い、自身の状況も細かく共有していく。スクラムマスターのフォローの元、現在は1スプリント=1週間で、レビューのオーナーは全員で交代制でまわしていく

スクラム開発が、ちゃんと活用されているんですね

そうですね。今回のMVPも、チームメンバーで協力しあって目標に対して一丸となって向かう、アジャイル的な開発を体現できた、というのが受賞理由になったようです。今のクーポン・ポイントチームに入ったのは今年の2月でしたがそのときはスクラム開発も導入したばかりで。最初はスプリントのレビュー(ふりかえり)やプランニングを週に1回、半日以上かけてやっていて、終わるころにはみんなぐったりしていました(笑)。今ではすべて含めて3時間程度で行えるようになったため、進行やノウハウがだいぶ浸透してきたのかな、と思っています。外部コーチとして安井力(やすい つとむ)さんにスクラム開発を教えていただけたのも大きかったですね。チームに最適な開発方法についてフィードバックをいただきながら、進めています。


スクラムコーチの安井 力(やすい つとむ)氏をお招きし、週に1回チームごとのスクラム指導、不定期でスクラム講習会を開催
チームデスクのまわりには、Todo以外に「妨害・不安要素」を貼っていくボードも。ネガティブな要素をため込まないように、さまざまな施策が行われている


そもそも、入社のきっかけは?

さまざまな理由がありますが、制作会社で働くなかでPDCAをまわすといった改善の動きができなかったことが大きいです。元々は、専門学校を卒業した後、SES(業務委託)として人材紹介系の自社サービスの会社に2年ほど常駐していました。その後、クライアントの受託業務に興味が湧き、制作会社で2年半ほど勤務した後、KDDIコマースフォワードに2017年の5月に入社しました。

制作会社では色々な経験を積めましたし、クライアントの声を直接聞けるというメリットもありましたが、基本的には作ったら終わりなので、「今だったらこうしたいのに…」といった改善できないはがゆさはありましたね。あとはプライベートでも、結婚をきっかけに無茶な働き方を見直そうと思い、転職しました。


デスクはプロジェクトチームごとに配置されているため、いつでも容易にコミュニケーションをとることができる。PCは入社時にMac、Windowsから選択制


KDDIコマースフォワードの環境は、フロントエンドエンジニア的にはいかがですか?(笑)

入社時は、自社サービスを運営していることに加え、「立ち上げ期」というワードに惹かれましたね。
会社の成長を間近で見れるし、「自分が提案すれば仕組み自体も変えられるのでは?」という期待もありました。

実際入ってみると、その自由度は想像以上で(笑)。入社してすぐに、フロントエンドの開発環境の課題が上がったので、前職での経験を話したところ、「それいいね!」の一言で採用されたのには驚きました。サービスにVue.jsを導入したのに加え、React.jsやタスクランナーの導入にも立ち会うことができました。フロント部分のアーキテクチャをイチから決めるってなかなかできないんですよね。任せてもらって大丈夫かっていう不安もありましたが、サービスを作るうえで最適なものだったので、すぐにGOサインが出て。じゃあやっちゃうよ?みたいな(笑)。うれしい体験でしたね。


今後やってみたいことや目標を教えてください

現状、まだまだ障害も多く手探りですが、成功事例をつくって、クーポン・ポイントチームとして改めてMVPを獲りたいです。店舗さまが発行しているクーポンを組み合わせると、本当にお得に良いものが買えることがあって、そういうことをユーザーさんはもちろん社内でも、もっと認知を上げたいです。サービスのプロダクトだけでなく、クーポンというプロジェクト単体も、全社員に愛してもらえるような状態にできたら僕は本望です。

7月末に行われた「Wow Party」でのクーポンチーム業務紹介のひとコマ

→Wow Partyとは?紹介記事はコチラ


MVP受賞トロフィーと、クーポンチームのトレードマーク(?)、ぶたのぬいぐるみ


いかがでしたでしょうか。若林さんのインタビューを通じて感じたのは「チームで目標を追いかける」「感謝しあう」ことの大切さ。プロジェクトが上手くいかないときこそ、そういった力が試されるのかもしれません。

お読みいただきありがとうございました、他の受賞者インタビューも順次アップ予定です!

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