イギリスの大手経済紙「The Economist」が毎年発表している「The Global Liveability Index (世界で最も住みやすい都市ランキング) 」の2022年版が今年も発表されましたね。
以前、『旅の才能』のタイトルで書かれたブログで、「旅に出たい欲求=旅欲」に関する記述がありましたが、このブログを読んで、新たな資源探索の旅に出ようとしていた方へ、そのガイドになりえる指標ともなりますので、ご紹介したいと思います。
まず結果は以下の通り。
1位:ウィーン (オーストリア)
2位:コペンハーゲン (デンマーク)
3位:チューリッヒ (スイス)
4位:カルガリー (カナダ)
5位:バンクーバー (カナダ)
6位:ジュネーブ (スイス)
7位:フランクフルト (ドイツ)
8位:トロント (カナダ)
9位:アムステルダム (オランダ)
10位:大阪 (日本)
10位:メルボルン (オーストラリア)
「住みやすい」を指標化するために、医療、治安、政治的安定性、インフラ、緑地等の評価項目で数値化すると、上記の都市が上位にくるようです。ちなみに、私の旅欲を掻き立てる要素は、「非日常的刺激」「言語の通じない不便な体験」「美食」「物価 (コストパフォーマンス) 」などのため、このランキングに登場する都市は、半分しか訪れたことがなく、なんとも理解しがたいランキングですが、一つの国際基準ではそういう結果だ、ということですね。
実は、コロナ禍ではこのランキング上位の都市が大きく変わり、オーストラリアやニュージーランドのような地続きで国境を持たず、ロックダウンを早くから実施できた国の都市が上位にきていましたが、今年は再び、ヨーロッパ・カナダの国々のレギュラーメンバーがカムバックしている結果なのだそうです。パンデミックには弱いことが証明されたのに、戻ってくるとは、よほどそれ以外の面で「住みやすい」のですね。
学生の頃は、自分の住んでいる東京にはない刺激を求めて、ガイドブックが勧めるがままに旅行していたところ、海外の友人が、私の持っている日本のガイドブックが広告とファンシーな写真で溢れていることに驚き、「読まないほうがいい」と言っていました。そんな友人がバイブルのように持っていたのはロンリープラネット。
広告やタイアップをせず、ライターが実際に現地に赴き執筆した記事が掲載されることが特徴のロンリープラネットは、当時の私には「英語ばっかり書いてあって辞書みたい」と嫌厭しがちでしたが、仕事をするようになって、いかに作為的に世の中の記事が書かれているのか、お金でロゴや写真のサイズが変わるのか、ということがわかり、遅ればせながらようやく友人の言葉の意味が理解できました。
Atmoph Window 2では、ありのままの世界の姿がそのまま映し出されます。そして、その国・都市に関する情報がAtmophオリジナルの言葉で書かれています。
グローバルな指標、広告、記事、体験記、友人知人の話などなど・・・ありとあらゆる情報がありふれたこの世の中で、なんの先入観も持たずにAtmophの風景を見ていると、全然予想もしていなかった、新たに旅してみたい場所がきっと見つかると思います。
なお、今回の「The Economist」のランキング上位の都市については、Atmophの風景にまだ登場していないところも多いですが、ようやく海外撮影のほうも本格再開してきていて、これらが追加される日も近いかもしれません。お楽しみに。
(CMO: 永井)