はじまりの風景 -窓の外に広がるリアルな絶景を探しにニュージーランドへ- |
2004年、カリフォルニア。空はおもしろいくらいに広くて海はどこまでも青い。波の音に混じって聞こえてくる音楽はシリアルみたいに軽くて、僕は何をするでもなく、ただこの広い世界を見つめている。 -はずだったのに。 ...
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代表の姜(かん)です。いつも、未来を作りたいと思っています。Atmophという会社が、誰かの未来に良い影響を与えられたらいいなと思って日々働いています。でも、未来とはなんなのか、いつも迷ってばかりいます。
2017年、ドバイに家族で旅行に行きました。なんとなく未来を感じて、行こうと。空港から街へ向かうとすぐに、超高層ビルたちがまるで未来都市のようにそびえてきます。世界一の高さの高層ビル、ブルジュ・ハリファはまるでSF映画やゲームに登場する巨大タワーそのもので、圧倒されました。この土地は元々砂漠が広がっていますが、世界一の未来都市を目指しこの数十年の都市開発で変貌を遂げました。
今回のタイトルである「未来をつくる」という言葉は、今までにはなかった、今までとは違う「新しいものをつくる」ということだと僕は考えています。でも、新しければ何でも未来になるわけではなく、人々にいつか受け入れられ、将来に定着したものを「未来」と呼ぶと思っています。僕たちが作っているものが「未来」なのかは、将来になってみないとわからない。この、「わからない」ということがすごく大事で、はっきりといまわかるものは未来ではないのかもしれません。
「新しい」都市を作るとき、ドバイやロサンゼルス、ブラジリアのように、砂漠や未開の大地に築き上げることもできれば、ニューヨークや東京、パリのような都市をアップデートすることもできます。Atmophはいまのところ、前者を歩んでいます。テレビの中でもなく、スマホの中でもない、壁という大地で新しい未来を作っています。いつか世界の家庭で当たり前に定着する日を夢見て。
いつか家で過ごす時間がより豊かになり、いつか広い世界の国を旅し文化を知り、いつかもっと人と通じ合える日を、この窓がもたらしてくれると信じて未来を作っています。