三菱商事を辞めてやりたかったこと。

はじめまして、アットハース代表の紀野です。

今日は自己紹介も踏まえながら、自分がなぜ大手企業を辞めてスタートアップを始めることになったのか、どんな方と働きたいのかなどお話させて下さい。

１．自己紹介
米軍基地、養護学校育ち、米国やフランス在住時に国内外の不動産形態の大きな相違点を経験。帰国後の2003年以降、入居拒否され続ける外交官やハイエンドの海外の友人2,000人以上の通訳、保証、家探しをサポート。東京の在留外国人コミュニティからの厚い信頼と独自の集客力を持つ。日本の伝統的な不動産業界を変えるべく、アットハース創設を決意。

日仏英、秋田弁のトリリンガル。特技は商社時代に培った海外営業と交渉、多言語でのピッチ、多国籍のお客様のトラブルシューティング。
好きな事は、世界中の新しい言語や文化を学ぶこと：ギターで音楽演奏、サルサ・バチャータ、多国籍料理、海外の友人を訪問など。

※月に一度は世界中の友達を招いて文化イベントを行っていました。

<プロフィール>1984年: 6歳まで横須賀米軍基地・葉山に在住後、秋田県の養護学校育ち。
2001: アメリカノースカロライナ州の高校に交換留学。飛び級。
2004: 上智大学比較文化学部入学後、eラーニング事業立ち上げ。
在学中20を越える発展途上国に中長期滞在、国際協力ボランティア従事。
2009: 三菱商事入社。エネルギーの輸入業務を3年経験後、ウラン投資業務の為2年間渡仏。
2015: 外国人支援事業を行う東京ハース（現：アットハース）株式会社立ち上げ。
2019: 国際住宅のオンライン完結型の賃貸サービス「AtHearth」をリリース。

２．アットハースを創業した理由
昼は不動産会社で建築士として働き、夜は英会話教師をする医者家系の母と牧師の父の影響も受け、国際協力を行いたいと思う様になりました。

アメリカの交換留学や上智の現：国際教養学部に進んでからはその興味が強くなっていきました。
三菱商事でエネルギーの貿易・投資の仕事を５年行った後、現場に近い場所で困っている海外の人たちの手助けをしたい、と思い２０１４年に退職してからはフリーランスで家探しや職探し、ビザや生活サポートを一人で始めました。（当時は、あいつは何でエネルギーの事業を辞めてまで小さい不動産事業なんかやっているんだ、と不思議に思われていました。）

ただ、その時は自分がやりたいと思う事をひたすら現場でやり続けて、どれだけ儲けるかよりも入居拒否されて困っている海外の友人を全力でサポートする事に情熱を燃やしていました。自分が管理していた物件に住み込んで朝から晩まで１７人の海外帰りの日本人や海外のメンバーと日々過ごしていました。

※２０１５年当時は東京ハースという名前の会社でした。

昔から国際協力で海外で活躍したいと思っていた自分が、フランス駐在から帰国して始めた小さなプロジェクト。目の前の海外の住人の生活サポートや場所を作ることを続けるうちに世界中に家族の様な大切な友人がたくさんできて、それが今の事業の成し遂げたいビジョンのもとになりました。

・ビジョン：Live the life you want / 自由に暮らせる世界を

そのビジョンを作るために、共感するだけでなく、ビジョンを実現させる力強い仲間がジョインしてきました。小さな事業のまま自分達の好きなことだけをやり続けていた自分が、身の回りだけじゃなく日本社会全体にインパクトを残したいと思う様に目線も上がっていきました。

現在では、その事業性を強くしていくという思いは、自分たちの描くビジョンを最短距離で実現するために、資金調達という形で事業リスクを取って共にビジョン達成を目指す方々に参画して頂く事になりました。

３．現在の業務とやりがい
現在の自分の業務は時期によってフォーカスも変わりますが、以下多岐に渡っています。個人的に感じているやりがいは、これまで一人で行っていた事業を少しずつたくさんの人達に知ってもらえること、応援などの反応を直接頂ける事です。あとはやはりこの事業の醍醐味になりますが、お客さんからの感謝をレビューやメッセージ、契約を結ぶ際に頂ける事です😊

・Corporate/バックオフィス：社労、法務、会計、経理、オフィス移転、登記、融資手続き、その他バックオフィス関連の取り纏めを行っています。今は一番この部分が割合を占めています。

・Sales/営業：オーナー様や大手管理会社さまから仲介のご要望を頂いて、海外のお客様を紹介します。CSメンバーが繋いでくれた契約に立ち合い、入居だけでなく、入居後の流れやサポートについても英語やフランス語、日本語などで説明します。

・HR/採用・人事：リファラル採用がメイン。採用PRのブログ執筆やメディア記事露出を増やしたり、Facebookを中心に投稿しています。

・IR/資金調達：投資家や事業会社向けへのプレゼンテーション、ショートピッチ、事業説明や資金調達手続きと報告。

・各部門の最終的な意思決定：CS、System、Marketingに関しては現場で状況を熟知している各メンバーが基本方針を決めた上で最終的な意思決定をしています。

４．大変なところ
内部・外部含めて調整の為に関わる方々が自分ひとりというリソース配分に対して非常に多いので、時間を十分に配分したり、業務の質を最高で対応出来ない事があります。

場合によっては板挟みの様になることも有るので、意思決定の質を更に上げるべく日々精進しているところです😅

５．こんな人と一緒に働きたい
スキルや経験、年収が高かったり若くてやる気に溢れて印象の良い方、そんな方が転職市場では評価されるかもしれません。

ただ、私が一緒に働きたいなと思っているのは、一言で言うと徳の高い人です。