前回のおさらい
T副社長より、無茶振りされた我々(齊藤・星野)は、新しい技術を使ったサービス開発を考えることになりました。
とりあえず「最近の技術」「なんか面白そう」というT副社長からのオーダーを受け、なんとかプレゼンを行いVRの開発を行うこととなりました。
というわけでVRを使った開発を行うことに。
T副社長「プレゼンの中にあったけど、Hololensってなんなの?」
星野「最近話題ですね、これはVRじゃなくてMRですけど・・・」
T副社長「えむあーる?」
前回の記事の中で遊んでいたPS VR、あれはその名の通りVR(Virtual Reality)です。
無理やり日本語にすると仮想現実というようです、すごくざっくり言うと本物が無くても本物と同じ体験が出来るような技術がVRでしょうか。
PS VRはゴーグルを被ってディスプレイだけを見て、色々な体験を楽しめます。
そしてMicrosoft社が開発・販売しているHololensはMR(Mixed Reality)と呼ばれる技術を提供します、こちらは複合現実と訳されるようです。
半透明の画面に映像を移して、普段見えている景色に色々な情報を重ねることができるようです。
星野「そんな感じです」
T副社長「おもしろそうじゃん、それやろう!」
T副社長の勢いによりHololensを使った開発をやることになりました。前回VRと言いつつさっそくMRになってますが・・・
実物に仮想的な情報を混ぜる技術・・・のようですが果たしてどんな感じなのでしょうか?
必要な物を調査
星野「というわけでHololensってことだけど」
齊藤さん「本体は当然として、他はなにがいるんでしょうね」
星野「調べますか」
開発に必要な機材など調べていきます。
齊藤さん「結構ハイスペックなPCいるみたいですね」
星野「みたいだね」
齊藤さん「これだと自分で組んだほうが安いですね」
齊藤さん「パーツ調べときます」
齊藤さん「アキバで買うとして見積もりは大体」
星野「そういえば齊藤さんハード好きだったね・・・」
Microsoft社のHololens開発用のサイトに必要なスペックが記載されています、
Hololensのエミュレータを動かすにはこれをクリアするPCが必要になります。
開発環境をつくりましょう
必要な機材を調べ、PCの準備はハードに強い齊藤さんにお任せしてしまいました。
齊藤さん「パーツ買いましたー」
星野「はやっ」
齊藤さん「会社戻って組んどきますね」
星野「よろしく。あとで様子見に行くよ」
齊藤さん「組んどきましたー」
星野「はやっ」
齊藤さん「設定やらが残ってますけどね」
周りの人「CPUは何」「なんでAMDじゃないの」「これファンは上にも付けたほうが・・・いや平気か・・・?」
星野「完成ってことですね」
HoloLensがやってきた!
数日後にHololensが会社に届いた連絡が来ました!
わくわくしながら箱を開けてみます、おそらく子供の頃にゲーム機を買ってもらった日の顔をしていたと思います。
こちらがHololensです。
PS VRと並べるとこんな感じ。
星野「さっそく試そう」
他の社員達「・・・何してんの?」
星野「気にしないで下さい」
他の社員達「気になりすぎる」
初期設定中
全編英語の初期設定に手こずりましたが、一通りの設定を終えて使えるようになりました。
必要な設定は、ジェスチャーの感度やメールアドレスの登録、どこで使用するか(使用時のパスワードの有無)などでした。
初期設定を終えただけなので、メニュー画面が見えているだけなのですが普段見ている風景に画面が重なって見えており、なんとも不思議な光景です。
星野「おーすごいこれ」
星野「見える見える」
星野「机の上はこうして・・・」
A社長「気になりすぎる」
このとき私は、Hololensに最初から入っているホログラムを空間に配置できるソフトを試していました。
周りから見ると機械を被ってぶつぶつ言っている人に見えたようです。
あまりに気になったのか、A社長まで様子を見に来ました。
星野「色々配置したので見てみて下さい」
A社長「やってみたい。・・・おーなんかいる」
齊藤さん「うお、なにこの人形みたいな・・・」
その場にいた人達に試してもらいました、最初は何が見えてるんだ?と言っていた人達も試した瞬間に見えてきたようです。ホログラムが。
いよいよこれから
というわけでHololensと開発PCが準備できて、少しHololensで遊んでみました!
見てみるまでよくわからないけれど、試した瞬間に情報が共有出来るのは面白いですね。
単なる半透明なディスプレイではなく、色々な使い方が出来そうな予感です。
これからHololensを使って開発をしていくのですが、開発するアプリの詳細を遊びながら考え中です。
はたしてどんな物が出来上がるのでしょうか?