2019年10月21日(月)にフィンランドのヘルシンキで開催されたSEMIC(Semantic interoperability Community) Conference 2019に、代表取締役社長の安井と執行役員の北野が参加しました。
SEMIC Conferenceは欧州委員会ISA²プログラムが毎年開催しているセマンティック相互運用性について協議する会議です。その目的は、成長を続ける私たちのコミュニティに、データ生成・管理・交換・公開・消費とその活用方法についての
エクスペリエンスを共有するプラットフォームを提供し、セマンティック相互運用の必要性についての意識を高めることです。同時に、スピーカーと参加者の双方に、彼らのデジタル化戦略と公共サービスのデジタル変換におけるデータとセマンティック相互運用性の果たす役割について議論する機会を提供します。
SEMICの会議には、欧州の行政機関、各種の協会、機関および民間から専門家や意思決定者が集まります。通常、主にITおよび政策プロファイルを管轄する行政機関とセマンティック相互運用性に関心のある技術者ら約200人が参加します。
SEMIC 2019のテーマは‘Linking data spaces for citizens’「市民のためのデータ空間接続」
SEMIC 2019では、行政機関が利用可能なヨーロッパ全域を網羅するデータ空間のアイデアを探求しました。これらの空間が国境を越えて相互運用可能なデジタル公共サービスを試行し実装するフレームを作り出します。行政機関がどのようにこれらのデータ空間を接続して、革新的かつ市民中心のデジタル公共サービスのためのソリューションを協同して創造するのかが紹介されました。
参加者はセマンティック相互運用性がヨーロッパを網羅するデータ空間でどのように作用するかについて、2つの視点を与えられました。まず、人工知能に焦点を当てて、デジタル行政向けの革新的な技術機会が強調されました。第二に、セマンティック技術によって可能になったヨーロッパとその他の国々の行政機関の間での情報転送に関する実例が共有されました。
<SEMIC Conference 2019ウェブサイトより引用>