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東芝 カオス理論 経済動学 計画とは…

東芝が大変な事になっていますね。

天下の東芝が2部上場に格下げされそうというのは中々に衝撃的です。

(仮に知り合いにプライドを持った東芝社員がいたら声かけ辛いですね…)


世間では経営陣の計画性や先見性の無さを糾弾している節があるみたいです。

確かに気持ちは解ります。単一PJでいきなり「実は7000億赤字出ました。」なんて信じられない数字ですから。


確かに甘さはあったのかと思います。最低でも「MAX赤字額」を高めに見積もって参入する領域だったようには見受けられます。

でも少しフォローしてあげたい。

①当時の原発イケイケムードもあり、計画にケチをつけた金融機関、投資家は少なかったはず。②そもそも経済はカオスだ!

(ただ、本件に限って言えば慎重に調査すればWEC社の建設技術のスカスカ具合は流石に見通せた様な気もしますが。。)


①はそのままの話。経営者的には「今更文句言うなよ。」という面もあるでしょうと。。

②に関してですが、昨今の経済流動性はもはや見通し不可なカオス状態な気がします。

※専門家では無いので詳しい言明は避けますが。

閉じた経済モデルであれば理論化、モデル化できますが、トランプさんの発言、イギリスのEU脱退、国民感情の変動、破壊的なイノベーションの台頭、著名人の死、投資家の動向や目論み、為替の変動、気候変動…

上げたらキリが無いほどの要因が出てきます。

どう考えても見通すことは不可能。カオスだろうと。


もはや、上場企業のIRに記載するリスク項目も「上げたらキリが無いのでお手上げっす。」と書いた方が気持ち良いような気さえします。


人間は2週間後の天気さえ予想できない生物です。

そもそも見通す事は難しい。という謙虚な姿勢を持って計画というのを考えた方が良いのではないだろうか。


私も一応、事業計画なるものの試作案を考える立場にあります。

夢のあるプラン。微増、横ばいプラン。微減プラン。大恐慌プラン。

往々にして僕は微増、横ばいプランを書きます。(ただし、本当に一番大事なのは大恐慌プランだと思っています。)

ただし、金融機関含むステークホルダーは絶対に納得しません。結果的に夢のあるプランを書かざる得なくなり、これしか世の中に出回らなくなります。(最近はトヨタ筆頭にようやく少しだけ緩めのプランがようやく出回るようになりましたが。)

計画とか書いておきながら変な世界だなーと個人的には思っています。

誤解無いようにお伝えしますが、〇〇をする。〇〇に取り組む。という具体的内容は計画として持つことは素晴らしいと思います。

ただし、対前年比〇〇%UP、利益率〇〇%UPとかは行動の具体的な行動の結果論にすぎず、あまり意味は無いと思っています。

右肩上がりのプランを描いたとしても、そもそも「大きくなる事」にきちんと意義を見出すことが重要なのではと。そして、意義が無ければ右肩下がりでも良いじゃん。と。


右肩上がり


という神格化しているキーワードが、ただの一つの結果に過ぎないという理解が全体に進むことを切に願います。

私の感覚では消費社会は右肩下がりです。

世界に物質的な物理量が多すぎる。破たんする未来を見据えて具体的な行動を考えていかないとなー

とか、そんな事を考えた本日でした。

東芝の個別案件からは大きく話ずれましたね^^;

おわり。

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