当社社員である橋口駿亮氏がプライベートの活動として、母校である九州工業大学【情報工学府 情報創成工学専攻】での成果を2025年8月4日~8月6日に開催された国際学会「IALP2025」にて研究成果を発表しました。
【発表タイトル】
研究テーマは「日本語における議論の品質の自動評価」であり、本研究では、議論における主張が説得力、一貫性、適切性を備えているかどうかを自動的に評価する手法を開発しました。
特に、本研究では次の2つのアプローチに注力しました。
- モデル統合
日本語の汎用モデル(BERT)と、英語ベースの対話特化モデル(DialogXL)を組み合わせ、議論の構造に関する知識を活かして日本語の議論を評価する手法。
- GPT-4によるデータ拡張
新しい議論の疑似データを生成し、既存コーパスを拡充することで、学習精度の向上や、少数ラベルの議論に対する評価精度を改善。
本研究により、生成AIによるデータ拡張が特に有効であることが明らかになった一方、異なる言語のモデルを組み合わせることが、必ずしも精度向上につながらないことも示されました。
改めまして、IALP2025での発表と大学での優れた研究成果に、心よりお祝い申し上げます。
株式会社アプリズムでは、今後も社員のスキルアップを積極的に応援してまいります!
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