こんにちは。add more ディレクターチームの楠です。

今回は前回ご紹介した自社サービスサイト第一弾「Faviconジェネレーター」に続いて、
先日リリースした自社サービスサイト第二弾「差ブーーーン！」についてご紹介させていただきます。

「差ブーーーン！」ってどんなサービス？

今回リリースしたものは、比較したい文章を「差ブーーーン！」のサービスサイトに入力し、
差分（WEBの用語で「diff」といいます）を表示するブラウザ上で利用する無料ツールになります。
※PCでもスマートフォンでもご利用いただけます

他社にも同様の差分サービスがありますが、「他社サービスに頼らず自社で制作した差分サービスを使用したい」ということで本サービスを制作しました。

差分サービスが多々ありますので、本サービスを利用して頂いたユーザーが忘れないようなサービス名、「差ブーーーン！」に、見た目も印象に残りやすいPOPなデザイン・配色なものを採用しました。

「差ブーーーン！」の使い方

1）「文章1」「文章2」の枠内に比較する文章をそれぞれ記入します。

2）「差分を表示」をクリックします。右のマークが動きます。

3）差分結果が表示されます。色が付いている箇所が左右で異なる部分です。色によって追加、削除、相違などを表しています。

印刷用レイアウトも対応していますので、印刷して確認しやすくなっています。

「差ブーーーン！」制作チームのみなさんのコメントです。
ディレクター、デザイナー、エンジニア各1名で取り組みました。

◯デザイナー大久保さん

サイト公開前のブラウザチェックやデザインの校正時に安心して利用できるdiffサービスを開発したいと考えました。

デザインで工夫した点としては、従来のサービスは地味なものが多かったため、ステーショナリー風のトーンで統一し、シンプルながらも洗練された印象を持たせることを目指しました。

これまでは主に受託案件に携わり、デザインフェーズに限定された経験が多かったのですが、このプロジェクトではメンバーと共に一からサービスを構築し、仕様策定や進捗管理、品質管理の難しさなど多くの学びを得ることができ、非常に有益な経験でした。

無事にサービスがリリースされて嬉しく思います。

◯エンジニア森田さん

差分機能自体は外部のライブラリを駆使しながら、使いやすいサービスを提供することを目指しました。

従来のサービスには、文字列の行数が表示されないものや、印刷に適したレイアウトが用意されていないものが多く、そのニーズを満たすための新機能を追加することで、強力なサービスを提供できたと自負しています。

苦労した点としては、先述のライブラリでは「JSON形式でデータを取得した際に行数が返って来ない」という仕様があり、文字列を一行ずつ分割して行数として利用するなどの対応が求められたり、「自動挿入される空白行を行数にカウントされないようにする」などの、様々な課題が出てきました。

関連する課題をクリアするためにスケジュールを引き直す必要があったりなど、実装の過程で課題にぶつかったことや、苦労したこともありましたが、プロジェクトの初めから終わりまで積極的に参加できたことは、非常に貴重でやりがいのある体験でした。

最終的にサービスをリリースでき、本当に嬉しいです。

◯ディレクター楠

後発になりますので、既存のdiffサービスとは区別できるものを目指しました。

差分ツールを制作するために、開発のベースとなる複数の差分機能プログラム（WEBの用語で「ライブラリ」といいます）を検討し、その中で一番更新頻度が高く、機能として高いものを選定しました。

選定したライブラリがどこまでの機能があるかは、ある程度は判明できるのですが、ライブラリの仕様によりできることが決まっており、希望した機能の実装が難しいものもありました。

特に後から修正や改修などが増え、スケジュールがどんどん押して行ったことが辛いところでした。

エンジニアの森田さん、本当にご苦労さまでした！

わかりやすい色分け表示など、目指したサービス目標は達成できたと思います。

今回はメンバー全員が初めてクライアントワークではない自社でのサービス制作に取り組みました。通常業務が優先になりますので時期によってはなかなか進捗しないこともあったり、できること​できないことの判断が難しかったりと勉強になることが多かったですね。

ということでアッドモアではクライアントワーク以外にも自社サービスの企画、制作なども行っています。

私たちの仕事や社風に興味を持っていただいた方は、ぜひ弊社ホームページの採用情報をご覧いただき、エントリーしてください。

色々なことにチャレンジする意欲のある方、お待ちしております！