今回インタビューさせていただくのは、トレンド・プロの営業職、中嶋さんです。
現在、営業職として活躍されている中嶋さんですが、SEから転職されたそうです。そこで、転職するきっかけや営業の仕事で実際にどんな努力をされているのか、また今後の展望などについて聞かせていただきました。
・経歴
新卒で大手銀行の子会社に就職し、SEとして約3年間勤めました。その後、2019年5月にトレンド・プロに入社し、3年が経過したところです。
・なぜSEのキャリアを選んだか
大学のゼミの先輩や私の兄がSEだったので、イメージがしやすかったこと。またプログラミングに興味があったことから、漠然と選択しました。営業職は自分には厳しいんじゃないかと、なんとなく思っていました。
・SEとして働く中で何を感じたか
前職では、プログラミングでシステムを作るというよりは調整業務がメインでした。安定した仕事でしたが、顧客との関わりや成果に対するフィードバックが見えづらいと感じることがありました。また、マニュアルに沿った業務は新しい知識やスキルが蓄積されにくく、20代のうちにもっと色々な仕事にチャレンジしたいとも考えていました。今転職することで、1つの会社しか知らないリスクを回避することにも繋がると思ったのです。
仕事を選ぶ際は、仕事内容、給料、労働時間の3つのバランスが大事だと思いますが、当時の私は自分のやりたい仕事に挑戦してみようという気持ちが強かったです。まだ20代なので、多くの経験を積み、多様な業界の知識や人脈を蓄積することが自分の資産になると考えました。
・営業職に就いてどうだったか
マンガが好きなので、マンガ関係の仕事に携わりたいと考えていました。出版社への転職が難しい中、マンガ+広告でビジネスモデルを確立しているトレンド・プロに出会いました。当初はマンガの編集をやりたいと思っていたのですが、営業や新規事業など、とにかく未経験の仕事には興味がありました。
業種・職種ともに未経験での転職でしたが、最初は新規事業部に配属されました。ここではノルマがある一般的な営業とは違い、新サービスの開発や異業種交流・協業先開拓を行う他、勉強のためにセミナーやアクセラレータープログラム等にも積極的に参加しました。初めてでわからないことだらけでしたが、自分の考えややり方を取り入れられる仕事にやりがいを感じました。大変な時期もありましたが、新しい経験・知識を得られる楽しさの方が勝っていたのです。
・どう考えて、どんな努力をしたか
最初は右も左もわからなかったため、商談への同行やメルアポ・テレアポ、勉強会、読書独学などがむしゃらに行動しました。幸いいくつかが案件化したのですが、より効率的に成果を出すために再現性を高める必要があると考え、それまでの経験から仮説戦略を立て、行動の結果を分析し改善するというサイクルを重視するようにしました。その結果、テレビや新聞で紹介されるような大型案件も受注できるようになり、業績だけでなく会社の認知向上・ブランディングにも貢献することができました。
・諦めずに続けられた理由は
未経験で飛び込んだ業界のため正直つらい出来事も経験しましたが、一番の理由は、自分で考え抜いて選択したからです。もちろん人に相談し、チームで連携しながら仕事を進めることが大切ですが、「最終的には自分で考え抜いて決断する」というのは入社から今まで一貫して意識しています。未熟な人間なので、誰かの決断に従った結果、失敗したら自分の責任でなく、成功しても自身の成長に繋がらないと無意識に感じてしまう部分があるのではないかと思います。これは自分の弱みでもあり、将来マネージャー職を目指すのであれば考えを変える必要がありますが、そこは自分と折り合いをつけながら選択したいと考えています。
・他の人も同じようにできるか、またはやるべきだと思うか
やるべきだとは思いませんし、できるできない以前にやりたい人もやりたくない人もいると思います。仕事に限らず人生すべてが思い通りにいくことはありえないので、うまくいってもいかなくても、納得して前に進めるような心構えが大事だなとは思います。
・これから何をやりたいか
正直具体的なプランは決まっていません。元々あまり計画的な人間ではないので、半年後には新しいキャリアを歩んでいるかもしれません(笑)。ただ、当面はマンガに関わる仕事を続けたいと考えています。世の中にはマンガ以外にアニメ、ゲーム、ドラマ、映画、小説、音楽など様々なエンタメがありますが、面白いマンガを全巻一気読みしたときの凝縮された感動を上回るコンテンツは無いと感じています。もちろん他のエンタメにも素晴らしい作品はたくさんありますが、自分はマンガが好きなので、まだまだマンガ×ビジネスの可能性を広げていきたいと考えています。
・そのためにはどんなことが自分や会社に必要になると思うか
今まで提供してきたコンテンツだけでなく、時代のニーズに合った新しいサービスの姿を模索していくことが大事だと考えています。トレンド・プロは創業から34年間、販促・採用・社員教育などをサポートするマンガコンテンツを制作してきました。しかし、ここ数年は非広告的なエンタメブランディングや、中期経営計画を全社員に浸透させたいなど、新しいタイプの相談も増えています。それらのニーズに応えるためにも、他の業界や社会の動きにアンテナを張り、より今の時代に求められているサービスを開発していきたいと考えています。
・求職者へのメッセージ
トレンド・プロには様々なバックグラウンドを持った社員が集まっており、それぞれが自分の強みを活かした仕事で価値を発揮しています。私と同じ20代のメンバーが多く、自分の意見を言いやすいフラットな環境なのも特徴です。マンガ編集者やデザイナー、営業、マーケティング、広報など、様々な領域で活躍できるチャンスがあるので、マンガが好き、創意工夫して何かを生み出すことが好きな人は、是非一緒に仕事ができればと思います。