電子工学から日本文学へ。異なる分野を横断してきた経験を活かし、現在は制作・翻訳チームで中国語(簡体字)翻訳のまとめ役を担う王さん。
正確さだけでなく、「どう伝わるか」を重視した表現力と、全体を見渡す視点。
翻訳という枠にとどまらず、仕組みづくりを通してチームを支える存在です。
今回は、入社から約1年半が経った王さんに、これまでの歩みや仕事への向き合い方、そして言葉を軸に現場を支える視点について話を聞きました。
ーーこれまでのご経歴をあらためて教えてください。
大学時代は電子工学を専攻していましたが、卒業後は中国の地方都市で、日中合弁企業の設立に携わり、通訳として約1年間勤務しました。
その後、日本文学への関心が次第に強まり、専門的に学びたいという思いから来日。大学院進学を経て、在学中に翻訳アルバイトとしてアクティバリューズに入社しました。研究生課程修了後、正社員として登用され、現在に至ります。
理系から文系へと大きく進路を転換したように見えますが、自分の中では一貫しています。どの分野でも大切なのは、物事の仕組みや背景を理解し、本質を見極めること。その姿勢は、今の翻訳や業務改善の仕事にも活きていると感じています。
ーーアクティバリューズを選んだ決め手は何でしたか?
在学中に進路を考えていた際、陳社長から入社のお話をいただいたことがきっかけです。
もともと文化交流を活発化させる事業に関心があり、これまでの経験も活かせると感じました。また、スタートアップ企業で新規事業の立ち上げに関われる点も大きな魅力でした。成長段階の会社で挑戦することが、自身の成長につながると考え、入社を決めました。
ーー現在の役割について教えてください。
中国語(簡体字)翻訳のとりまとめ役として、チャットボットのコンテンツ制作・簡体字翻訳対応を中心に、マニュアル作成や翻訳スタッフの進捗管理・育成などを担当しています。
業務量や関係者が多く、作業が属人化しやすい環境でした。また、手作業に頼らざるを得ない事務作業も多く、改善の余地を感じていました。
そこで、AIツールや簡単なプログラミングを活用し、タスク管理を一元化する仕組みの構築や、スプレッドシート上の不一致を自動で検知するチェックツールの作成といった改善に取り組みました。
その結果、日々の事務作業を効率化でき、翻訳品質の確認や表現の検討といった、本来注力すべき業務により多くの時間を割けるようになりました。
最近では、制作チームのメンバーからも「王さんが導入してくれた仕組みのおかげで、チーム全体の業務効率が上がっている」といった声が上がっています。
ーーやりがいと難しさを感じる点を教えてください。
翻訳者として現場経験を積みながら、マネジメントの視点も身につけられることにやりがいを感じています。立場が変わると見える課題も変わり、そこで得た気づきを別の業務に活かせるのが面白いですね。
一方で、資料やツールの使い方、翻訳体制の設計、コンテンツ・翻訳表現の方向性など、正解のない課題も多くあります。
だからこそ、謙虚に学び続けながら、自分の意見を整理し、最適な表現や進め方を模索し続ける姿勢を大切にしています。
ーー今後の目標についても聞かせてください。
少し個人的な話になりますが、新年に東京大神宮へ初詣に行った際、おみくじに「発展の兆」とありました。
今の自分やアクティバリューズの状況と重なるように感じ、とても印象に残っています。
長期的な未来を描きにくい時代ではありますが、会社の成長とともに、より多くの事業に関わりながら、自身のエンプロイアビリティを高めていきたいと考えています。
ーー最後に、アクティバリューズに興味を持っている方へメッセージをお願いします。
アクティバリューズには、多彩な能力を持つメンバーが集まり、日々刺激を受けながら働ける環境があります。先輩や社長をはじめとする経営陣も、一人ひとりの成長を大切にしており、意欲のある人が活躍しやすい職場です。ぜひ、チャンレンジしてください。
編集後記
今回のインタビューを通して、王さんの言葉や日々の取り組みからは、文章力や表現力だけでなく、業務に真摯に向き合う姿勢や、言葉への細やかな配慮が感じられました。また、相手の立場を意識した丁寧なやり取りや、課題に向き合う姿勢は、チームの日常の中にも表れています。
言葉と向き合いながら現場を支える仕事に共感いただけた方、 そして、会社とともに成長していきたいと感じている方へ。 ぜひ一度、アクティバリューズの仕事について気軽にお話ししてみませんか。 皆さんのエントリーを、心よりお待ちしています。
*インタビュー内容は2026年1月5日時点となります。