白潟 愛(Ai Shiragata)SNS Marketing事業部長
新卒で株式会社オンワード樫山へ入社。店頭販売を経て、2年目からマーケティング業務に携わり、トータルで5年間勤める。2021年4月、株式会社Aへ入社。現在は、インフルエンサーマーケティング事業の統括として、事業部全体の戦略策定やチームマネジメントを務める。
バリバリ働くには、最後のチャンスかもしれない
ーー大企業から転職を考えた理由について教えてください。
きっかけは新型コロナウイルス感染症の流行でした。
当時私が勤めていたアパレル業界全体が打撃を受け、このまま同じ会社に勤め続けて大丈夫かと考えるようになったのです。そのタイミングであらためて自分の今後のキャリアについて考えました。
勤めていた会社には長い歴史があり、売上規模も大きく、安定して長く務め続けられる環境が整っていました。しかしその反面、年功序列の傾向が強く、28歳だった私からすると「裁量権を持って仕事をできる環境になるまであと何年かかるのか」という気持ちもありました。
「このまま会社に残って、本当に後悔はないのか」と自問自答を繰り返し、その結果、裁量権を持てる環境に移って自分の力を試したいと思いました。
また、挑戦するなら今しかないとも思いました。まだ体力的に無理がきく年齢ですし、転職市場でも需要のある年齢だったからです。具体的に、なにかキャリアプランがあったわけではありませんが、今転職しないと後悔すると思い、決断しました。
ーーなぜ株式会社A(以下、A Inc.)だったのでしょうか?
大前提としてSNSマーケティングに可能性を感じていたことがあります。コロナの流行後、SNS活用に注力する会社が売上を伸ばしていることを肌で感じており、伸びしろのある市場だと考えていました。
入社の決め手になったのは大きな裁量権を与えてくれそうだと思ったことです。
配属可能性のある事業部で、既存社員がどのような仕事をしているのかを聞き、「こんなことまで任せてもらえるんだ」と感じたことを覚えています。いちメンバーが、大手クライアントのSNSマーケティングについて、戦略立案から実行までのすべてをコントロールしていると知り、自分も同じように大きな裁量権を持って働きたいと感じました。
また面接で、代表とCOOの2名と話をして、人のことを大切に思ってくれる人たちだと思ったことも、入社を決めた背景にはありましたね。仮になにかミスをしてしまっても、それだけで社内から咎められることはなく、誠実に対応すれば問題ない、という話がとくに印象的でした。A Inc.は、人を信頼し、任せてくれる会社なのかなと感じました。
挑戦を繰り返し、入社2年半で売上10億超えの事業責任者へ
ーー現在の業務内容を教えてください。
基本的には入社してからずっと同じ、マーケティングディレクターとして、インフルエンサーを活用して売上拡大・認知拡大をしたいクライアントのご支援をしています。
2022年からは事業部の責任者を任され、11名(2024年1月現在)のチームメンバーと一緒に、まだまだ 一般的ではないインフルエンサーマーケティングという市場の確立にチャレンジをしています。支援内容はクライアントによって異なりますが、メンバー1名が10~20社を担当しており、トータルで100社以上のクライアントをサポートさせていただいている状況です。
今でこそ、責任者としてなにをやるべきなのかわかってきましたが、事業部責任者を任されてから2年間は、とにかく大変でした。とくに事業部の売上目標を達成させるための優先順位がうまくつけられず、チームマネジメントと自分自身のクライアント対応でいっぱいいっぱいになり、事業部全体の戦略設計に注力できていませんでしたね。
今は権限委譲を進めつつ、注力すべき領域に時間が割ける環境を整えています。状況に合わせて展開可能な複数の戦略も用意しています。今年の売上目標は、昨年対比で約1.5倍に増えていますが、決して不可能ではないと思っています。
ーー白潟さんは、入社して約1年で事業部長を任されています。順調にステップアップできたのでしょうか?
まったくそんなことはありません。とくに、A Inc.で初めて経験したマネジメント業務は非常に大変でした。
私が初めてチームリーダーに抜擢されたのは、入社して3ヶ月ほど経ったころです。新卒社員3名を任せてもらいましたが、初めてのことばかりで試行錯誤の毎日でした。イレギュラーが頻発し、日中はその対応に追われ、自分の仕事は夜にこなす、といった毎日でした。それに加えて、より顧客満足度を上げるため、マーケティング部署と連携させていただき、施策の戦略設計についてインプット〜アウトプットを行っており、完全にオーバーワークでしたね。
リーダーになって4ヶ月ほど経ったころ、気がつくと当時の上司に「もう無理です...」と言っていました。
そこから経営陣や周りの方に最適なチームマネジメント方法、業務範囲の整理をサポートいただき、改善を図りました。少しずつチーム運営の健全化を進められ、なんとか業務を立て直せました。
今思えば、人に頼ることが苦手な性格を理解できておらず対処できなかったのに加え成長したいという気持ちも強く、自分のキャパシティを冷静に判断できていなかったと思います。他のメンバーと比べて年齢的に高かったので「早く結果を出さないと」と焦っていたのかもしれません。
そのときの経験は今でも活きています。SNSマーケティングや、チームマネジメントに関するスキルが身についたことはもちろん、自分のキャパシティを把握できたことで、同じようなオーバーワークを防げるようになりました。今でも、自分のキャパシティギリギリの挑戦を繰り返していますが、潰れない限界を見極め、健全に成長ができていると思っています。
自分の成長と同じくらい、仲間の成長に感動する
ーー白潟さんがやりがいを感じるのは、どんなときなのでしょうか?
自分自身の成長を実感したときはもちろんですが、それと同じぐらい、チームメンバーが成長している姿にも心が動きます。
弊社の事業部では、各メンバー全員が半年ごとに目標設定をし、振り返りを行っています。とくに、前の期より高い目標を達成させているメンバーには、心から「すごいな」と思います。一人ひとりが、苦手に向き合い、自分のネガティブな部分をポジティブに変換できているところに、一人の人間として尊敬をするのです。
メンバーの成長に、自分が少しでも携われると、さらにうれしいです。喜びを感じるのと同時に、「自分の伝え方は間違っていなかった」と、どこかホッとします。A Inc.に入社をした若いメンバーには、どこに行ったって活躍できるビジネススキルを身につけてもらいたいと思っていますね。
ーー今後の展望を教えてください。
引き続き、事業部の目標達成に向け、戦略的に売上を積み上げていければと思っています。
目標達成を続けることで事業部は拡大し、さらに多くのメンバーと関われるようになります。メンバーが増えるごとに成長に携われる機会も増え、自分が影響を及ぼせる領域も増えるため、今よりさらに面白く働けるようになるはずです。
一方で、プライベートに関しても、妥協せずに自分のやりたいことを追求するつもりです。30代に差し掛かるなかで、ライフステージの変化も視野に入れ、数年後の自分にとって最適な環境づくりを、今から始められればと思います。
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