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【社員インタビュー】コロナ禍でスタートした社会人生活―1年目から新拠点の立ち上げに参画した社員が考えていたこととは?

小学校からずっとアイスホッケーを続けていたという2020年入社の中尾稜星さん。スポーツに夢中だった彼がコンサルティング業界に興味を持ったのは、意外にも就職活動を始めてからのことでした。そして、2020年は新型コロナウイルスの感染拡大が世界的に広まり、日常生活はもちろん、世界経済も大きな影響を受け始めた年。日本中で働き方にも変化が起きていました。

今回のインタビューでは他の人よりもスタートが遅かったという中尾さんの就職活動、そして社会が激変するなかで新社会人としての生活をどう乗り越えたか、じっくりと語っていただきました。

―中尾さん、今日はよろしくお願いします。まずは簡単な自己紹介と、就職活動のお話からお聞きしたいです。

どうぞよろしくお願いします!2020年に入社した福岡支社の中尾稜星です。私は小学校から大学までずっとアイスホッケーをしていて、部活中心の日々を過ごしていました。なので就職活動も他の人たちより開始が遅く、目指したい業界も特に決まっていない状態でのスタートでした。

自分が何をしたいのか、何が向いているのかわからなかったので、まずは会社説明会に行っていろいろな業界の話を聞いていたんです。そこで「なんだかかっこいいな」と興味を持ったのがコンサルティング業界でした。

―なるほど、就職活動を始めてからはかなり早く目指す業界を決めたんですね。ではそのなかでもACCSに惹かれたのはなぜですか?

そうですね、業務内容はもちろんですが、「人」でしょうか。説明会ではどの企業からも同じような話ばかり聞くので違いがわからなくなりがちですが、ACCSの人たちは違いました。説明会でも企業側の話ばかりでなく、私個人のことも気にかけていただいていると感じましたし、面接でオフィスに行った際にも多くの先輩たちから声をかけてもらえて、歓迎されてるなと思えたんです。

面白い人も多くて、普通のコンサルティング会社ではないという印象が強かったですね。選考も印象的でした。説明会でお話しさせていただいた社員の方と、そのまま近くのカフェで軽い面談のような時間を取っていただいたのですが、そこで「二次選考に進んでください」と言われて。面接という感じではなくあくまで世間話という感じで話していたので、自分でも何が起こっているのかよくわからない状況でした(笑)こういうちょっと変わった部分にも惹かれたのだと思います。あと余談ですが、名前の順で「あ」から始まる会社だったから合同説明会でも見つけやすかった、というのもありました(笑)

二次選考に進んだあとは2週間くらいで内定をいただいて、就職活動自体はあっという間に過ぎました。他にも複数内定を持っていましたが、コンサルティング業界に入ろうというのは決めていたし、一番行きたいのはACCSというのも自分の中では決まっていたので、内定をいただいたときはとても嬉しかったです。

―予想外の選考フローできっと驚かれたと思います(笑)内定までのスピード感がすごかったんですね。

自分でも驚きました。でもACCSの「人」に惹かれていたので迷いはありませんでした。

「人」にこだわる理由は高校生のときの経験からです。私は高校生のとき、アイスホッケーの活動のために単身で茨城県の学生寮に入っていました。そこには日本中からハイレベルな仲間が集まっていて、同じアイスホッケーをしていても「誰とやるか」で自分のモチベーションや成長速度が変わることを実感しました。人を軸にして考えるのはそういう背景も大きく影響していると思います。だからこそ、就職のときにも自分が魅力を感じる人たちがいる場所に入りたいと思ったんです。

―そう言っていただけると嬉しいです!内定が決まってからはアルバイトで入社し、その後正式に入社になったそうですが、これまでの経歴と自身にとってターニングポイントになった出来事などを教えていただけますか?

まずは大学4年の2月から2か月間、内定者として大阪支社でアルバイト入社をしました。そのときにまず一つ目のターニングポイントがあったんです。当時の支社長との出会いです。

はじめての業務が終わった後、学生だった私に「俺がフィードバックするから業務報告してみて」と支社長が声をかけてくださったんです。そこで当時の私なりに考えて業務の報告などをしたんですが、そのときに仕事の内容から将来の目標まで、かなり本気でフィードバックしてくれたんです。社会人としての視点や持つべき危機感を教えていただいて、ちょっと衝撃でした。学生気分が抜ける大きなきっかけになったと思います。同時に、そういう優秀な先輩がいる環境に身を置けることを改めて嬉しく思いましたね。

4月に正式に入社し、東京本社に配属になったのですが、そのころから新型コロナウイルスの影響で出社ができない状況が増えてしまいました。営業として早く外に出たいと思っていたのもあって、家にいなくてはならないことがストレスで、ちょっと辛かったですね。でもとにかく数をこなして目標を達成できれば外に出られると思って、黙々と業務をこなしていました。インサイドセールスで関係性を築けたお客様には自分からアポを取って、先輩に同席してもらって外に出たりもしていました。業務としてはそこまで指示されてなかったんですが、自分で動いていましたね。今思うとやりすぎかもしれませんが(笑)。若手でもがむしゃらに挑戦できる環境がありました。

10月頃には九州の出張にも行かせてもらうようになり、12月に福岡支社の立ち上げのために異動になりました。もともと私は九州出身で、いつかは地元に戻りたいという気持ちもあったので好機ではありました。反面、試練も多く、一番大きなターニングポイントだったかもしれません。まだ通常の業務も一人前ではないのに、立ち上げに関わるのはとても大変でした。最初の支社メンバーは先輩と私の二人きりだったので、通常業務はもちろんですが管理業務や事務作業などもすべて自分でやらないといけない。そういった厳しい条件のなかで必死に取り組んだ結果、福岡支社で初年度の営業予算を達成できたことは、とても大きな経験になりました。自律の心が鍛えられたと思います。
また、成果を出せたことで、社内での声のかけられ方や自分の発言が持つ意味合いも変わったと思います。周りの目線が変わってくるんですよね。とは言ってもそれに満足せずに、絶対に負けたくないという気持ちは持ち続けていました。

2年目の冬には大型案件を1人でまとめることができました。
ある事務所に対して、新しい売上を作るためのマーケティング支援を提案していたのですが、資料作成から契約まではじめて一人で対応して契約までしていただいたんです。自分のしていることが間違っていないか、うっかり見落としている部分はないか常に不安はありましたが、上司に都度相談することで無事にお客様との信頼関係も築けました。
コロナ禍にありつつも成果を出せたことで、自分に自信が付いた出来事だったと思います。

3年目には新たに2人の仲間を迎え、後輩の案件を最後までサポートする経験をしました。あくまでサポート役なので、話のリードは後輩に任せて私はそれに合わせていくという感じです。でもこれが意外と難しいんですよね。1人で商談をまとめるのとも違うやりがいがありました。

ただ、支社ならではの課題もあって。とにかく人数が少ないので、誰かが後輩を常に見ているということができないんです。チャットや電話で連絡は取れますが、支社の営業マンは基本的に外に出ているので、オフィスで机を並べて隣で仕事をするという時間は東京本社と比べて短くなってしまいますね。そうすると、どうしても後輩を一人にすることになります。だからこそ、こまめに連絡は取るようにしていましたが、支社メンバー一人ひとりに自律の心がなければ支社で成長していくのは難しいと思います。

―異動もステップアップの一つになったんですね。中尾さんが入社してこれまでで一番大変だったことはなんでしょうか?

どの案件がというより、まず単価の高いコンサル商材を扱うということ自体が、自分にとって難しかったです。今までの学生生活で数百万単位のものを売り買いした経験なんてもちろんないので、受注するための営業スキルやトークを習得するためにロールプレイングの特訓を定期的にしてもらっていた時期もありました。熱心に指導してくれる先輩がいてくれたからこそですが、ある程度スキルを身に付けたとしても、それをキープし、レベルアップし続けるのはもっと大変だと感じましたね。

またコロナ禍ということもあり、2年目くらいまでは一人で業務をすることも多かったんです。その辛さを乗り越えるために、また最大限の成果を出すために、自分で独自の目標を作って道を見失わないようにしてました。お客様に提供するホワイトペーパーを作ってみたり、セールスレターを作ってみたりもしていましたね。最低限のルールのなかで自由にやらせてもらえた環境が救いで、モチベーション維持につながりました。

―確かに、それまでの学生生活ではそんなに大きな金額を扱うことはないですもんね。でも意欲的に指導してくれる先輩が一緒なら学ぶのも早かったのではないでしょうか。

そうですね。特に先輩に仕事を教わるにあたって「言われたことはやる」そして、「自分でも体験してみる」ということを意識していました。

指示されたことをするというのは言葉にすると当たり前なんですが、毎回かならずやり遂げていくことで経験の積み重ねになります。また、言葉だけではなく実際に体験することもとても重要だと思います。経験に基づいた言葉だからこそ重みが出て、説得力が増し、信用されると思うんです。だからこそ、できるだけ自分で体験することを意識していて、どうしても体験できないことは本などで知識を深めるように心がけていますね。

たとえば、学生だった頃は買い物といってもバイト代を使う程度だったのに、社会人になっていきなり数十万~数百万の商品を売るなんて、ちょっと無理がありますよね。自分が提案する立場だからこそ、言葉遣いや態度、接客スキルを学びたいと考えました。そこで、いつもよりもちょっと高い靴やコートなどを買いに行って、その接客を体験したりもしていました。体験するとその違いが明確に分かって、とてもいい経験になったんです。

―中尾さんの学ぼうという意欲が素晴らしいです!ACCSに入社して一番やりがいを感じたこと、嬉しかったことはどんなことでしたか?

これは割と最近の話なんですが、とても良くしていただいている社会保険労務士の先生が突然、「中尾さんと契約してよかった」と、ちょっと恥ずかしそうに言ってくださったことです。「なぜ契約してくださったんですか?」って改めてお聞きしたら、「もちろん契約内容は納得していて、さらに中尾さんが担当だから契約したんですよ」とおっしゃったんです。これは本当に嬉しかったですね。やりがいと喜びだけでなく、モチベーションもかなり上がりました。この先生とはお互いに九州出身で、もっと地元を盛り上げたい、九州から全国へ発信していきたいと、目指す方向が似ているからこそ、意気投合できたのだと思います。

―それはモチベーションにつながりますね。では、社内で出会った人についてもお聞きしたいのですが、ACCSに入社して出会った人たちのなかで、印象的なのは誰でしょうか?その人とのエピソードもあればお話ししてください。

たくさんいるので難しいんですが…身近な存在だと名古屋支社の先輩と、大阪支社の先輩ですね。お2人とも支社で働いていて、もちろん勤務している場所は違いますが、いつも気にかけてくれて毎月のように連絡をくれます。会ったときには飲みにも連れて行ってくれて、本当にお世話になっています。ACCSでは立場の上下関係なく、お互いのいい部分や成功から学ぼうという姿勢があり、目上の人たちが積極的に後輩や部下に声をかけてくれるという文化があります。こういう人たちと仕事ができる環境は恵まれていると日々感じますね。

―上下関係なく声を掛け合える環境って、なかなかないですよね。そういう点も含めて、中尾さんがACCSで仕事を続けたいと思う理由、魅力を語ってもらえますか?

ACCSは士業を対象としたコンサルティングがメインなので、税理士や弁護士の先生などスキルの高い方々と会う機会が多くあります。これって実は、普通ならなかなかできない経験だと思うんです。社会人として刺激や影響を受けていて、学びも多いです。それが今後、士業業界のコンサルティング以外のいろいろな場面でも活かせるのではないかと思いますね。

あとは、やはり何といっても会社の「人」です。アルバイト時代にしていただいたフィードバックや支社立ち上げのために上司と2人で邁進した日々、離れて働いていてもいつも気にかけてくれている先輩や同期たち、みんながいるからこそ、自分も頑張ろうと思える。ACCSの仲間意識は働き続けるうえで一番のモチベーションになっています。

―最後に、これからACCSを目指す学生にメッセージをお願いします。そして今後中尾さんがACCSで成し遂げたいと考えていることを教えてください。

成長したいのであれば、まずは「真似ること」が大切だと思います。それが一番近道な気がします。私も最初は話術や姿勢などをできるだけ真似していて、周りから上司に似てるとちょっとからかわれたりしました(笑)。でも、営業が上手い人の真似をすることは、ビジネスでは基本といってもいいと思っています。

ACCSで成し遂げたいことというと大仰かもしれませんが、支社の立ち上げから関わることができて、軌道に乗り、今はさらに前進するために一度立ち止まって分岐点にいる感じがします。ここからもっと福岡支社を盛り上げて、周りから期待や憧れの場所として見られるようにしていきたいですね。

―その日は遠くない気がします!中尾さん、今日はたくさんお話しいただいてありがとうございました。

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