みなさん、はじめまして。テクノロジー コンサルティング本部 通信・メディア・ハイテク グループのマネジング・ディレクター、グイネス・ロイドジョーンズです。
私はアメリカ人ですが、実は日本生まれの日本育ち。保育園から高校まで、周りの日本人とまったく同じライフスタイルで生活してきたので、私の「中身」は日本人です(笑)。
大学生活はアメリカで過ごしましたが、卒業時に新卒で入ったのは日本のメーカー。そこで5年ほどシステム・エンジニアの仕事を経験しましたが、「幅広い領域で自分の成長を加速させたい」と思ってアクセンチュアに転職しました。
現在の私の主な役割は、グローバル展開している日本のハイテクメーカーのお客様へのITシステム導入のご支援です。世界に名だたる日本メーカーの方々とともに「業務フロー効率化」「大規模なプロセス標準化」「全社レベルでのコミュニケーション基盤の構築」を手がけています。
私はSAP導入プロジェクトを多く担当してきましたが、現在はSalesforceやOracleなどを組み合わせることも少なくありません。テクノロジートレンドを日々更新しながら、最新スキルを常に磨いている感じです。
私たちテクノロジーコンサルタントは、要件定義から導入、運用までをお客様と一緒に走りながら最後までやり遂げます。プロジェクトを「自分ゴト」のように捉えて仕事ができるのが、テクノロジー コンサルティング本部のやりがいだと思います。
近年は、日本と世界の距離がどんどん縮んでいます。新しいセールス戦略やマーケティング戦略を考える際も日本のイニシアチブとスピード感が重要になってきました。仕事と社会のつながりを感じながらチャレンジできる環境です。
▼プロジェクトの勉強会の様子
転機は家族でのアメリカ異動。夫が家庭を、私が仕事に全力の日々
仕事は充実していましたが、プライベート面ではだんだんと「家族を持ちたい」という気持ちになり、第1子を出産しました。
育児休業から復帰した直後は、社内の業務をしばらく担当していましたが、「1日も早くお客様と接する『クライアントワーク』に戻りたいな」という気持ちが強かったですね。夫は毎晩遅くまで仕事をしているので、育児はほぼワンオペ。保育園の送迎などで、毎日がギリギリの生活でした。
なんとかして環境をガラッと変えたい。環境を変えれば状況が変わり、状況が変わればきっと好転する。そういう発想だったんですね。
そんなとき、社内のサイトを見ていたら、「グローバルポジション(国を越えたプロジェクトなど)を公募」さらに「家族同伴の異動OK!」とあるじゃないですか。
思い切ってエントリーしました。……が、残念ながらそのポジションには就けませんでした。
でも、そんなアクションをした私のことが噂になったらしく、「アメリカに行きたがっている面白い社員が日本にいる」とサンフランシスコ勤務のポジションを紹介してもらうことができたのです!
家族には、どうやって説明したらいいでしょう。
実は夫は、あまりキャリア志向ではなく、どちらかというと未知の環境にも平気で飛び込める冒険家タイプ。「一緒にアメリカに行かない?」と誘ったら、「アメリカで生活? 行く行く!」と同意してくれました。
しかも夫は仕事を辞め、いわゆる専業主夫(!)になるのもOK。家事と育児を夫が担当し、私は仕事を思いっきり楽しむという生活がスタートしました。
その後、別のプロジェクトも含めて海外と日本を往復する生活は数年続き、子どもが小学生になる頃には再び日本に戻りました。夫も育児がひと段落したのでパートタイムの仕事を始めるなど、ライフスタイルは少しずつ変化し続けました。
もちろん、仕事ではいろいろなプロジェクトがあります。思い通りにいかないこと、期待通りの成果がなかなかでないことも、ままあります。でも、私は「What doesn’t kill you makes you stronger」というニーチェの言葉を自分のスローガンのようにしています。どんな経験も、必ず私を強くしてくれます。
アクセンチュアの「クロスカルチャー」
いろいろな国の社員と一緒に働くのは驚きがいっぱい
さて、最近のアクセンチュアで進んでいる取り組みが「クロスカルチャー」です。
クロスカルチャーは文字通り、国籍や文化の異なる仲間たちと共に働くことで、より高い価値をお客様へお届けしよう! という取り組みです。
アクセンチュアジャパンに所属している社員は当然ながら日本人が多いのですが、色々な国や地域から来た社員も大勢働いています。
そうしたメンバーと一緒に働いていると、たくさんの「気づき」があります。特に「視野が広がる」というのでしょうか、「仕事ではこうやるべき」みたいな考えが、ただの自分の思い込みだった! なんてことが多いですね。
つまり「日本的やりかたを押し付けない」という発想が、いろいろな国のメンバーとのコラボレーションのコツです。
たとえば色彩感などは文化がよくでる場面です。コンサルタントはPowerPointで資料を作るのですが、「色の使い方がとにかく派手」「極彩色!」なんて資料が出てくることもあります。
でも中身を読んでみると、必要なことは網羅してある。最初はびっくりしますけど、本質が何かはきちんと伝わる。だから私も色使いを直すことなく、お客様へ提出します。
いろいろなバックグラウンドを持つ人がワンチームになること。そしてコラボレーションすること。それがアクセンチュアの「クロスカルチャー」なのです。
▼同じプロジェクトのインドメンバーによるカレー教室の写真(仕事だけでなく、プライベートの交流も大事にしています!)
コンサルタントは「面白い」!
つらつらと書きましたが、テクノロジーの進化は速いですし、コンサルタントの仕事は山あり谷あり。苦戦することもあれば、それを乗り越えたときの達成感は他のことではなかなか味わえません。「だからこの仕事は面白い!」と自信を持って言えますね。
アクセンチュアで自分の経験を活かしてみたいと感じた方、最先端のテクノロジーに触れながらビジネスの変革を経験してみたいという方、アクセンチュアをキャリアの選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか?
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