初めまして。先日、12月7日から11日まで宿場JAPANさんで短期インターンとして研修させていただきました、乾真緒(ぬいぬい)です。
[プロフィール]
乾 真緒(いぬいなお)
大阪府出身、四年生大学の国際学部卒業後、ゼロベースの知識で長野県松川町に移住し、今年から1人で果樹農家を始めております。
昨年から、ひょんなことで宿場JAPANの代表タカさん、マネージャーのぺきんさん達と関わらせていただいており、何度か「品川宿ゲストハウス&ツアーズ」にも泊まらせていただきました。
しかしながら、宿場JAPANについての知識としては、品川宿でゲストハウスをしながら町づくりにも携わってらっしゃる。。以上です。
ただの利用者だった私が、今回インターンとしてお世話になったのには理由があります!!
「私もいつか宿泊業をしたい!」
これです!!!
なぜ宿泊業をやりたいか?
学生時に、1泊2500円という安さに釣られて泊まった北海道のゲストハウスでの滞在が、当時の人生経験超少ない私にとっては、十分すぎる結構びっくり体験の連続で、いつかこんなふうにある共通の場所でいろんな人と出会えるなんておもしろそうだな〜という夢を描きました。
そこで、もともと興味があった“農業”というものをベースに、いつか私が提供する「場」で、びっくりほっこり体験をしてもらいたい!!と思ったわけです。
・・・そう思ったわけですが、学生時代には見てなかった現実問題、金銭問題、「まずは移住した長野県松川町でゼロから始めた農家としてしっかり一人前にならなきゃそんな夢は描いてはいけないんじゃないか」、という農家の大先輩たちからのご意見。
いやいやと思いながらも、次に待ち構えた作物のことで頭がいっぱいで、宿泊業のことはどんどん考えちゃいけないこととして頭の奥底にしまっておりました。
そして転機は訪れた
そんな時に、昨年から始まった我が松川町と品川宿との交流事業、その名も「マツカワ×シナガワたがやす塾」。
各5人ずつの参加者がお互いの場所を行き来し、地域の人の人生や暮らし・職に触れながら、個人の夢と向き合う、そんなプログラムです。
※プログラムについて、詳しくはこちらをご覧ください
そこに参加者として参加して、奥底にしまっていた宿泊業という夢をポーンっと開けて、もっかい向き合って、「夢って口に出してみんなと共有して良いんだ、恥ずかしくないんだ」ということに気付かされました。
そこで、その時に出会ったタカさん達に「いつかゲストハウスで研修させてください!」とお願いしたら、あれよあれよと計画が進み、今回のインターン研修の機会をいただくことになったわけです。(とてもありがたい)
そして今回4泊5日でご用意いただいたスケジュールですが、普段長野県で8時、12時、17時の時間針さえあれば生きていけそうな私の農家スケジュールとは打って変わって、どどんとみっちり朝から夜まで細かくたくさんの予定を組んでくださりました!!ありがたい。
学生時代は早朝から夜24時までアルバイトを入れたり授業を入れたりするのが好きだったので久しぶりに興奮しました(笑)。
ついに予定外の1日目
いざ!と気合十分で向かったのですが、実は私宿泊業のお仕事の経験はなく、しかも宿場 JAPANの全体像も知らず、実際どんなお仕事をしてらっしゃるか、幾つの宿をどう運営してらっしゃるのか、全然知らず、すっぽんぽんな私で挑ませていただきました。照
そこでまずタカさんから、宿場JAPANのこと、タカさんの生い立ちから経緯までいろいろ短時間でしたが、赤裸々にたくさん話していただきました。今まで、そこまでガッツリ、タカさんとお話ししたことがなかったので、なんだかすごい嬉しかったです。
その後、私の自己紹介タイムも作ってくださり、なんで農業を選んだのか、大阪からはるばる松川町に至った経緯など、スタッフの皆さんや一心寺のかおりさん、ももちゃんたちに共有させていただきました。
実は、元々この日1日は予定になく、3泊の予定だったのですが、オリエンテーションとして前泊ということで4泊になりました。結果的には、この最初の1日がみなさんを知る機会、私を知ってもらう機会になり、私的には今回のインターン中色々考えさせられる軸というか発端というか、そんな時間になりました。
2日目、門を開ける
2日目は朝からスタッフのきゃんちゃん主催のパンケーキ朝食会で優雅な朝ごはんから1日が始まりました。みんなで朝ごはん、そんな優雅な時間も束の間、有頂天のまま1日が始まります。一棟貸ホテルの清掃や、タカさんの荷物持ちとして、タカさんの出演されるラジオの収録にお邪魔したり、以前勤務されていたホテルの大事なお客様とのご飯会にお邪魔したりと、あらゆる場に連れ出していただきました。
ご飯会前の空いている時間で、タカさんと渋いカフェに入ってお茶をいただいたのですが、そこでもタカさんとお話して、普段はあまり話さないところまで、なんだか涙が出そうなくらい話してしまいました。初めてこんなに一気に開示できた自分に驚きつつ、理解してくださるタカさんと胸熱なお茶会の時間を過ごしました。
私の中で勝手に、タカさんという全てを超越したような人物ですごい遠い存在かのように思っておったのですが、実はなんだか共通点がありそうな、同志のような感覚になりました。しかも、これは事前にぺきんさんに教えていただいてたのですが、お酒が入ると忘れん坊な一面があり、ご飯会の場やその後お邪魔したお店でも毎回一つずつ置いてかれてました。こんなに荷物持ちの仕事ができるとは思ってもおらず嬉しかったです(笑)。
けどこの同志のような心地は、タカさんが仕事の場でも、実際に社員さんやアルバイトさんとは「みんな仲間として、友達として接する。素をさらけ出すことで壁を越えてきてもらう。宿泊業は門を開けないと入ってきてもらえない。」とおっしゃっていたのが印象的でした。
自分のするべきことがわかった気がしました。
3日目、愛するLIFEへ
3日目は朝のチェックアウト時のお仕事や、品川宿の堀江さん達とのお昼ご飯、北海道津別町にイベントに参加、超ラグジュアリーな施設でのお仕事、かおりさんと私の愛するスーパーLIFEにお買い物、みんなで晩餐後千本ノック、夜のゲストハウスチェックインと、この日もサンタさんのようなあわてんぼうさでした。
本当に秒針いくつあれば足りるんだと不思議に思ってしまいますが、これが宿場JAPANのみなさまのありふれた一日かと思うとゾクゾクします。
一年が一瞬で過ぎ去りそうです。
堀江さんとのお昼ご飯はただ美味しいトンカツを食べて、楽しくおしゃべりして終わったのですが、昼食後に竹中さんが品川宿についての過去の資料などを添付したメールを送ってくださいました。私は帰ってからゆっくり拝見したのですが、そこには堀江さんのこれまでの品川宿での働きや成し遂げられたことについて書かれていました。私は去年と今年の今という一瞬しか見ておりませんでしたが、堀江さんたちが作り上げてきたからこその今の景観があり、道があると知りました。この部分についてもっとお話聞けばよかったと少々後悔。またお尋ねさせてください。
そして、ここで素晴らしい出来事がありました。
かおりさんからの提案で突然決まった、スーパーLIFEへの買い出し!!
前回大阪に帰省した時以来半年ぶりのLIFEです!!!
聞くと、かおりさんもお買い物が好きで、1時間ほど平気に買い物しちゃうタイプだとか、、。
わかります。スーパー、住めます。
私は以前アルバイトしていたこともありLIFEが好きなのですが、なんといってもLIFEの妖精、ララピーちゃんとパンブランド「小麦の郷」が最高なのです。
みなさんもぜひお買い物行ってみてください!!
かおりさん、素敵なご提案ありがとうございました。
お買い物の後は「千本ノック」。これは、参加するみんなの今の気持ちをそれぞれ赤裸々にタカさんにぶつけ、一個一個丁寧に拾ってもらって梱包して返してもらうような社内の福利厚生のような宿場JAPANの恒例イベントだそう。時間があまりなくて存分に参加できなかったのですが、みんなそれぞれの悩みやお困りごと、負の気持ちだけでなく、満足している状態や嬉しいことなども共有し、私も少々ぶちまける程度にお話しさせていただいてその場を後にしました。印象的だったのは、宿場JAPANのOBであり、現在違う地域で民泊業を開業しようと立ち向かっている方が参加されていたということ。宿場JAPANチルドレンとも言える方々が全国にいて、みんな同じように困りながらも頑張って果敢に今を作り上げられた方々がいるということ。そうでなくても、現在もゲストハウスをつくると言う夢をもつスタッフさんがゲストハウス品川宿にはたくさんいて、なんだか同じ目標に向かった仲間たちがそれそれに向かって巣立たれていくのはとても素敵だなぁと思いました。
4日目、私のイベントをコモンルームで!!
4日目、朝にチェックイン、清掃と少し余裕のある時間を過ごさせていただいて、最後の夜に私のイベントをする時間をいただきました。
わたくし、一応東京では珍しいであろう果樹農家ですので、「果樹農家に果物のことについてなんでも聞いてちょうだい!」と思いながら、企画しました。そんなしゃべくりタイプでもないので、安心材料として松川では全然メジャーじゃないけど、留学中に飲んでいたアップルサイダーを作りながら皆さんの質問をお待ちしておりました。当日はぺきんさんがインスタライブを回してくださり、たまたまコモンルームで夜ご飯を食べるレストランを探していたオーストラリア人と話しながら、待てど暮らせど、誰も果物について全然聞いてくれない!!笑。
しかし、アップルサイダーができる頃にはインスタライブをみてやってきてくれたゲストハウスの常連さんたちや、お泊まりされていたお客さんたち、みなさんが飲みにきてくださり、物理的にも感情的にもほっこりあったか空間になりました。
途中、タカさんがゲストハウスを建てられた当初に滞在し、スタッフのように働いてくれ、最後のチェックアウト時はとても寂しかったという、タカさんにとって思い出深いお客様が再来され、そのストーリーにとても感動しました。タカさんのようにゲストハウスをしていたら、そんなことがあるのかとロマンを感じておりました。
早すぎる5日目
5日目はチェックアウトと朝のお仕事をさせていただいたのち、自分の成果報告をさせていただきました。みなさんから一言ずついただいて、自分の進むべき方向性ややることのヒントをいただきました。
帰ったらすぐに、来年住む家がないという現実が待ち受けておるのですが一歩ずつ進んで、私なりに漂流していこうと思います。
宿場JAPANのお仕事について
研修目的である実際の宿泊業のお仕事について全く語り忘れておりました。失礼しました。
チェックイン、チェックアウト、清掃、夜のチェックイン、と少しずつ体験させていただきました。
ただただ想像するような、清掃=綺麗にすること、チェックイン=来るお客さんにお部屋の説明と鍵をお渡しし、チェックアウト=鍵を受け取る、ではなかったんです!!
中途半端にしかできておらず、まだまだわかっておりませんが、あらゆるところに、お客さんに対するまっすぐな愛が散りばめられておりました♡
お客さんの使いやすさや安全のためのお部屋づくりや、ゲストハウスに帰ってきた時に嬉しくなる仕組みが全体で共有されており、それを取りこぼさないスタッフさんの情報収集力の凄さも感じました。お客さん誰1人こぼさないシステムはコモンルームのお部屋が物語っておりました。これぞ宿場JAPANの根本だと感じました。
これから私がするべきこと(次のステップ)
まず、松川町をもっと知る。知り尽くす。地域関係なく、年齢関係なく、能動的に調べる。
そして、相手にもっとオープンになる。松川で自分がやりたいこと・向かっている目標、過去も未来も現在地点も知ってもらう、そしてもっと相手を知る。
そしてまた自分を知る。頑張る。
「頑張る」という言葉が重荷になるという意見がありますが、私はそれくらいが好きです。まだ一息つくには早すぎる、何もしてなさすぎる。無理してでも頑張ってね!と言われる方が好きです。頑張ります!!
感謝
私より私の5日間の予定を把握してくださってたスタッフの皆さん、本当にお世話になりました。どの場所に行っても、私より私の自己紹介をしてくださったり、5日しかいない私に一から丁寧に教えてくださったり、素敵なご飯を一緒に食べれたり、疲れてないか心配してくださったり、なんだか嬉しいの連続でした。
おかげさまで何不自由なく、ありがたい5日間を過ごさせていただきました。
何より、企画して本当に受け入れてくださったタカさん、ぺきんさん、スタッフの皆さん、娘のように広い心で受け入れてくださった一心寺のかおりさん、ももちゃん、本当にありがとうございました。
おかげさまで良い一年になりました。
許されるのならばまた修行させてください。
そしていつか私がオープンするお宿に来てくださいね!