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◼︎Schooの急成長を支える若手メンバーが語る、 Vision・Missionとの出会いと、今、ココで働く意義 -後編-

 株式会社スクーには、「Discovery Recruiting(ディスカバリーリクルーティング)」という新卒、第二新卒を対象とした採用枠が存在している。ただし、僕らの会社が求めているのは、いわゆる世間でイメージされているそれではない。

 もちろん世間一般的なピカピカキャリアじゃなくていい。別に回り道をしたっていい。いわゆる一般的なルートじゃない道を歩んできたからこそ見えた景色、培った感覚こそが、どこにもないオンリーワンの会社やサービスを創る力になると信じている。「インターネットで人類を変革する」というVision、「世の中から卒業をなくす」というMissionに対して、若い才能と多様な価値観が起こす、新しい化学反応を僕らは期待している。

 後編は弊社代表の森 健志郎が入社後の若手の仕事から、どのようにVision、Missionが彼らと紐付いていったのか、そして彼らが、どんなプロセスを経て参画してきたのか、今後の展望も含めてお届けしていく。


◼︎竹下 想 編

軸である「アート」と「Schoo」というサービスの共通点を見出した

森:(竹下)想くん、大迫は、スクーに入社してからまず、最初はどんな仕事任せられたの?

今は、マネージャーとか、アプリのUIデザインとかやってると思うんやけど。というのも、2人は最初別に社員になろうと思って入ってきたわけじゃないやん。それが、どんな仕事をしていく中で、なんでスクーの社員になりたいな、って思うようになったのか、改めてそれぞれ教えて欲しいんやけど。

竹下:最初に任された仕事は授業ページの画像を作る仕事で、過去授業から新しいものまでひたすら画像を作る仕事でしたね。というのも、当時は誰も触れてこなかった授業画像の領域で、クリエイティブガイドラインみたいな物もなくカオスみたいな状況で(笑)。

森:確かに、当時授業画像ばっか作ってたよね。当時はどんなこと考えながらやってたの?

竹下:最初は割とWebのデザインの癖や特徴とかを押さえる作業から入って、その後ひたすら情報をそぎ落とすみたいな感じでした。情報が盛り盛りみたいな状況だったのが、2016年10月にスクーのロゴがリニューアルしたときぐらいまでに整理できて。ようやくスタートに立ったなと思いました。入社から1年で色んなことや、レギュレーションが整備されてきて、やっと自分としては綺麗になったなとは思いますね。

森:なるほどね。ちなみに入社してこの2年ぐらいで印象に残った仕事はどんなものがある?

竹下:印象に残った仕事は、圧倒的にサービスロゴ・企業ロゴのリニューアルプロジェクト(※注釈4)ですね。

森:日本デザインセンターの大黒(大悟)さんとやった仕事だよね。

竹下:そうです。正直言うと、過去のスクーのイメージを続けていってたら、心のどこかで嫌だなって思ってたところはあったと思うんです。ロゴの一新っていう大きなプロジェクトを通じて、次のスクーという会社のイメージみたいなのが掴めて、これ面白そうだな、自分としてもクリエイティブなものを生み出せるんじゃないかという思いが芽生えました。ある意味、勇気づけられたというか。

森:当時のロゴのリニューアルの時、どういう立ち位置で関わってたの?

竹下:僕はメインでプロジェクトを担当してた上司のフォローが中心でしたね。取り壊したものを直していくというか、授業画像を中心に、スクーを構成するイメージをどこに、どうやって合わせていくかみたいな事を中心にやっていました。

森:最初入社してやってきた画像をひたすら作っていくところからオペレーション整えてきて、スクーっていうクリエイティブのブランドがどうあるべきなんだろうって考えてきたことと、ロゴのリニューアルのプロジェクトにアサインされてきた事が繋がっていってるんだね。

ブランドとかクリエイティブとかってさ、急にポンって出来る物でもないし、今までやってきた歴史と、これから作っていきたい未来って、順算と逆算の接点として多分創っていくものだからね。想くんが2年間作ってきた授業画像が積みあがってあの形でずっと出来てるんだよね。それがスッキリ整理できたのがすごい良いタイミングだったのかもしれないね。

その後、感銘を受けたことや感じた事とかを踏まえて、なんで社員になろうと考えたの?

竹下:一つ気づけたのは、まず自分は自分の目標にしか興味がないっていうのと、スクーのVisionが(自分の)目標と一致したのが大きいですね。個人で何がしたかったかというと、結局アートの話になるんですけど、僕は、「アートの理解者を増やすこと」を実現したくて。
その方法としてアートの敷居を下げるとかよく言われたりしますが、そうではなく、これから生まれる価値に共感できる人を増やすことが大切だと思いました。
そうすると、スクーのサービスみたいに1人1人のポテンシャルを上げて「人類の変革を導く」ということは、その結果アートとの関わり方を鍛える事になるんじゃないかなっていう考え方に至って、入社してみようと考えたんです。

森:ある種アートとかって究極の娯楽やんか。

竹下:そうですよね。

森:やっぱり経済的にも精神的にも余裕がある人じゃないと享受しようと思わないよね。

竹下:そうですね。それと僕は「アート」っていうのとSchooのサービスってのは結びつくかなって思っています。その糸口の一つに、デザインとプログラミングがあると考えています。デザインもしくはデザイン思考と呼ばれるものは、なぜなぜと問いを繰り返して問題を細分化して、可能性を広げながら最適解にたどり着く技術だと思っていて。そしてプログラミングは、問題を記号に落とし込み、差別化して回答へたどり着く。この2軸を学習することは、アートとの関わり方を鍛えると考えています。

あともう一つスクーいいなと思ったのは、「多様解(※注釈5)」っていう言葉が出た時に、すごい良いなと思いました。要は、物事にはいろんな答えがある中で「差異」を気付く事かなと思って、それはさっき言ったように美術作品は多様な答えを持っていて、問いかけ、作品の隠れた構造を発見することで、他の物の価値に気付くということなので、これは完全に一致してるというところで決めましたね。

森:アートと研究って近いよね。
ウチの会社が行動指標としてすごい大事にしてる「『Laboratory#105(ラボラトリー ナンバー105)』(※注釈6)」の考え方とアートの考え方、アーティストの考え方ってすごい近いんじゃないかなって思っている。

自分が持ってる仮説とか作りたい世界観みたいな物を、ある種エゴを押し通してやっていくんだけども、ユーザーさんとか社会に触れていくことでどんどん形になっていくってことでさ。

なんかスクーのメンバーって、元々アーティスト系のバックグラウンドが結構多いんだよね。音楽が好きだったりとか、何か表現するのが好きだったりとか、そういう背景を持った人たちが多いなと思ってて、それは多分うちのLaboratory(ラボラトリー)の考え方とすごいシンクロして、カルチャーフィットしている部分があるんじゃないかな。


◼︎大迫 茉侑 編

自分が変えにいけば会社が変わる、その余白の多さと成長実感が心地よかった

森:大迫はどうだった?

大迫:最初、特に任された事はなかったんですけど、スクー中期カオス期にいまして(笑)。私が入った当初はやらなきゃいけない事とか、足りてない部分が今よりも大量にあった時期だったなと思っていました。ただひたすら、みんなが働く中で働きやすい状態にしたりとか、足りてない部分を補ったりとかっていう所にフォーカスしてやり続けるっていうのがインターン時代の仕事だったと思います。主に、メール・SNS運用・授業入稿・授業画像製作・その他諸々の業務をやってました。

森:その中でも印象に残った仕事はある?

大迫:全部ですね。なぜかというと確実に自分が働けば変わるっていう状況が会社としてあったので、私がこれをすればきっとこうなるとか、それがすごいいい方向に働くという所が前提の環境として与えられてたっていうところがあったので。何をやっても良い方向に変えていくことができる状態だったのがおそらく理由です。

森:仕事の点というよりは、全ての仕事の繋がりの中で、スクーの成長や変化がイコール自分の変化みたいに実感できたってことだったのかな?

大迫:そうです。自分の足りてない部分にも出会えるし、至らない所にも気づけるというところで見てました。多分、こういう部分が働き続けるモチベーションでもありましたね。

森:そんなインターンとしてスクーにコミットしつつ、就職活動もちゃんとやって、スクー以外にも某大手IT企業から内定もらってたよね。なんで最終的にはスクーで社員になろうと思ったの?

大迫:すごい悩んだんです。スクーから内定もらったタイミングも、夜、仕事してたらふらふら歩いてきた森さんに「大迫どやねん! 内定やるから内定通知自分で印刷しといて! ハンコ押すから」って言われて(笑)。「え、ホントにいいんですか?」みたいな(笑)。

一同:(爆笑)。

大迫:でも、スクーからもらった内定通知を家に持って帰って、改めてそれ見て、私本当に嬉しくて。就職活動してた時って私、どこにも受からない可能性もあるなって本当に思っていたんです。でもまぁ最終的には、アルバイトすれば生きてはいけるし何とかなるかなー、ぐらいまで考えてたんです。

内定もらった2社は、1社はとっても魅力的で行きたかった会社だったので嬉しかったし、自分がインターンしていたスクーからも内定いただけたことで、その時の自分には価値がないかもしれないけれでも、未来には価値があると認めてもらた気がして。どっちにいこうか、相当悩みましたが、最終的にスクーに入社を決めました。色んな人になんでスクーを選んだのかって言われて、自分なりにいろんな説明をしたんですけど、最終的にはフィーリングと勢いできました、というのが一番強いかもしれないですね。


◼︎二宮 優衣 編

アシスタント職で入社して、数ヶ後にキャリアの大きな分岐を作ってくれた代表

森:二宮はアルバイトから入ってきてくれて、入社のタイミングから正社員で働くってところを目指してたんだけれども、今までやってきた職責と繋がるポストがなかったので、一旦経理のアシスタントっていう仕事から入っていったんだよね。当時と、今とでは仕事がどういう風に変わったの?

二宮:入社当時は、主に経理と営業のアシスタント、新規事業(大学連携等)を補佐的にやっていました。入社してから3か月後に、この3つの仕事でどれを中心にやりたいか、これから目指したいキャリアを、森さんに聞いていただいたんです。それで今の新規事業の仕事を選びました。新規事業の仕事を選んだ理由として、まだ完成していない物に対して自分が仕事することによって事業として大きく進めることができたり、価値を発揮することに魅力を感じたからですかね。

森:そのタイミングからイノベーション推進室(※注釈7)っぽい仕事やりはじめたんやっけ?

二宮:そうですね。基本的には多い時だと月10本程度は大学と提携した授業をディレクターとして作ったり、電通さんとのフロントやらせてもらったり、地方自治体(福岡市や、千葉市など)との連携のお仕事をやらせてもらったり。

森:今、地方自治体さんとの取り組みってどのくらいになったっけ?

二宮:今、国内外あわせて8ヶ所まで拡大しました。

森:最初はゼロだったことを考えると、広がってきたもんだね〜。

二宮:そうですね。

森:その中でも、印象に残ってる仕事とかってあるの?

二宮:印象に残っている仕事は、やっぱり経済産業省様とのコンテンツ制作(※注釈8)ですね。
起業家精神のある大学生の育成のためのコンテンツを作りたいっていうお話を頂いて、打ち合わせをして、企画をしたり、実際の収録製作とかプロモーションをすべて行ったという感じです。

森:なんでそんなに印象に残ってるの?

二宮:特に印象に残った理由として、今まで大学連携で作ってた、ディレクターとしての授業ってその時にはもう100本は超えていたんですが、既に各大学の特色のある学科の先生が決まっていて、自分がゼロから企画してとかではなかったんです。
自分がイチからどんなターゲットに対して、どんな企画を、どうやって落としこむか、みたいな部分を始め、経済産業省さん向けのプレゼンテーションから授業を作りきって、プロモーションまでして、みたいなところまでやれたのは非常にやりがいがありました。

森:最近だと、その時に二宮が作った授業が青山学院大学さんに、単位認定を受けるところまでなっているのはすごいいい試みだったよね(※注釈9)。今後も、展開していく可能性も広がってきているので、そこは期待だよね。


「全体の中のひとり」ではなく、「個人」の可能性を最大限考えてくれる社風

森:みんなは、スクーってどんな会社だと思ってる?
働いてる環境・あとは今やってることとか全部トータルしてどんな会社だと思う?

二宮:規模の大きさを置いても、個人をきちんと見てくれる会社だなと思っています。仕事を任せていただくだけでなく、上長とどういうキャリアがいいのかをきちんと話す機会があったりします。「二宮 優衣」としてちゃんと見てくれて、常に個として働いている意味を感じられる会社だなと思っています。

大迫:4年ぐらい働いてみて、他のWebサービスやってる会社と色々比較してみたとしても、 私自身は、スクーが一番価値を発揮できる場所だなと思っています。
「欲しがりに優しい」というか、私は自分どんどん上に行きたいという気持ちがあるんですけど、そういう向上心のある人達に対しての環境や準備を、できる所まで完全に調整しきってくれるような所があるので、自分がこういうことをやりたい、という行動に対して責任を持てるのであれば、なんでもできるような会社だなと感じています。

森:「個として・オンリーワンとして見てくれる」って、スクーが「オンリーワンのプロダクトを創ろう」とか、「スクーだからこその世界観を創ろう」みたいな所とすごいリンクしてるような気がするね。元々、誰かと比較するのではなくて、それぞれに向いてることを探していくことがスクーがやろうとしてることだよね。1人1人の適性を見出して、その人にふさわしい学びを提供して能力を開花していく。そういうのが自然と社内のカルチャーとしてあるのかもしれないね。

大迫:最大限の掛け算を促進してくれる会社かなと思います。「自分と会社」とか、「自分とやってる業務」とか、でベストを出させてくれる所だなと。

森:メンバーの特徴で「個別化」が多い理由がわかる気がするね。物事を個別化してちゃんと捉える価値観の人と相性がいいのかもしれないね。想くんはどう?

竹下:はい、まさにそのとおりですね……。

一同:(爆笑)。

竹下:僕は「面白そうな物があったら目を輝かせてやってみよう!」って言える人達だなって思います。


それぞれの原体験から語られるスクーへの期待と、ココで働いていく意義


森:最後に、今後スクーで働いていくことを通じて何をしたいかをそれぞれ教えてくれるかな?

竹下:入社の理由と紐づくんですが、基本的にはアート文化みたいなところで、そのために人類が変革するために、いかに皆が当たり前のようにデザインやプログラミングをする時代で、且つ他人の意見との差異を気付けるかみたいな文化をスクーを通してつくっていけたらいいなっていうのを思っています。

森:いいね、さっきの個別化とかオンリーワンの話じゃないけど、人類自体がそういうことを許容できる文化になればいいよね。二宮は?

二宮:わりと会社が掲げてるVision、Missionのままなんですけど、自分になにが向いてるか知らないまま死んでいく人が減ればいいなと思っています。なぜかというと、私自身が全然何か一つにすごい詳しかったり、熱狂的になれることがほぼないし、趣味もない。まさにそういう人間なので、そういう人を1人でも減らしたいです。今まさにスクーの中で新しい所を広げていくっていうのをやっている気はしていますね。

森:二宮はこだわりがないことこそが、ある種強さなのかなと思っているよ。一つこれだけやるっていう仕事じゃなくて、今みたいな面の広い仕事、なんでも状況に合わせて、いけない仕事だからね。

二宮:そうですね。個人の感覚でやっていて楽しい、楽しくないみたいなのはもちろん時々であったりはするものの、会社としてVision、Missionを実現するためのチャレンジなのであれば、それでいいなと。表現がおかしいんですけど、自分が苦手と感じている分野のものだとしても、達成しようって心から思えるなっていうのはありますね。

大迫:Vision、Missionの達成という所は確実にあるなと思いつつも、それに付随する自分が一番価値を発揮できる場所でそれを率先してやっていくみたいな所は確実に携わりたいなと思っています。
最近マネージャーになったので、自分と一緒に働いてくれている人達の仕事とかキャリアを、その人にとってベストな選択をさせてあげられたらいいなとか、ここで働いてた事がその人の人生にとって価値を持つようなことになればいいなというのを思っています。

森:みんな、今日はいろいろ話聞かせてくれてありがとう。

              -前編はこちら-



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おすすめ職種:
生放送演出に関わるディレクターインターン
生放送制作に関わる放送技術インターン
実務経験ゼロからデザイン経験を積みたいデザイナー
データアナリストインターン


◼︎注釈について

※注釈4
:2016年10月3日、株式会社スクー5周年の節目に社名、サービス名、ロゴを一新した(参考:https://schoo.jp/news/2016/2016-10-03

※注釈5
:2017年1月より、代表の森が「Schoo」の事業部長に就任。そこで打ち出されたのが、生放送をコアな体験とした参加型学習体験であり、「多様解」とは正解が一つではない問いに対して、授業に参加した各人が、各々の解を導き出していく独自メソッドのこと

※注釈6
:「Laboratory(ラボラトリー) #105」とはスクーの行動規範の呼称であり、他社の模倣をせず、まだ世の中にない価値を生み出し続ける「研究所」であるという精神を以下3つの行動指針を通じて実現する

◼︎学習/Study 24/365.
:24時間の全てを学びとして捉える。学び続けることを徹底し、支援しよう。

■変化/Change right now
:Vision・Mission以外の全ては変化するべき、させるべき。変わることを受け入れ、順応しよう。

■尊重/Delegate, and to be delegated.
:個を尊重して、大きく任せよう。そのために、任せてもらうに値する行動・言動を行おう。

※注釈7
:大学、地方自治体との連携や海外進出案件など、次世代のスクーの価値を高めたり、可能性を切り拓くことができそうな取り組みを中心に手がける社長直轄組織のこと。

※注釈8
:経済産業省からの依頼を受け、起業に興味のある学生が、知識が不足している状態から起業にむけた事業計画の制作をはじめとした、創業するまでに必要なことを学ぶことができる学習コンテンツを、日本ベンチャー学会と共同で制作したプロジェクト(参考:https://schoo.jp/news/2016/2016-10-20

※注釈9
:経済産業省と日本ベンチャー学会と共同で制作した、オンライン動画学習コンテンツが、2017年夏より、青山学院大学 地球社会共生学部において単位取得可能な履修科目として認定された事例。(参考:https://www.atpress.ne.jp/news/127850

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