- サーバーサイドエンジニア
- データマーケター/AIマーケタ
- オンボーディング担当
- Other occupations (16)
- Development
- Business
- Other
ONE COMPATHの新しい事業モデル「AIマーケティング事業」とは
ONE COMPATHは2024年度後半期、事業モデルを「インターネットサービス事業×AIマーケティング事業」と定めました。 ※ONE COMPATHの事業モデルについてもよろしければご覧ください。
地図検索サービス「Mapion(マピオン)」や電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」を筆頭に自社ITサービスを運営している当社ですが、さらに事業を拡大させるためには我々ならではの新たな強みが必要だと考えています。
特に当社の主力事業であるShufoo!は、多くの流通・小売企業に利用いただいている利用率の非常に高いWEBチラシサービスです。我々はお客様からチラシの画像データをお預かりし、生活者に届けてきたことが20年来の強みです。
ただ近年はSNS等の他の販促手段の登場により、これまでの強みである、チラシを配信すること、つまりは生活者と企業の「接点の創出」だけでは十分ではなくなってきました。そこで我々が目をつけたのが、チラシに掲載されている画像の中身や配置にまで切り込み「接点の質を上げる」ことです。
例えば、チラシは「何をいつ載せるか」だけでなく「どの位置に、何の商品を隣り合わせで配置するか」も売り上げへの影響があることを、これまでのチラシ作りの経験から我々は知っています。
日本全国12万店舗のお取引先企業から預かったチラシ情報データを分析・構造化し、月間1,100万人の生活者との接点をAIで分析できれば、他社にはできない生活者と企業(店舗)の接点づくり(掛け橋)ができると自負しています。そして、この発想自体がONE COMPATHならではであり、新たな強みとなると考えます。
どのように実現するのか
現状、AIマーケティングに関する企画の推進は私自身が行っています。私の立案に対してどんなAI技術が最も適しているかなどは、CTOを筆頭に数名のエンジニアが検討やプロトタイプの作成を進めてくれています。
初めての挑戦なのですべてが順調といえば嘘になりますが、第一目標としているチラシデータの構造化は来春には完成できる想定です。(詳細はまた別途お知らせする予定です!)
やりたいことを一言にまとめると、「今までアナログだったチラシ作りをAIでこねくり回す」。
データの中でも何を抽出するのか、我々が持っている情報とノウハウをAIとどのように組み合わせたら価値が生まれるのか、それらの最適解をプロジェクトを進めながら日々検討しています。
今、我々がやる意味
AIは今や多くのIT企業が注目し、もはや個人でも利用できる時代になりました。そんな中でなぜ今、ONE COMPATHが着手する必要があるのか。
先にお伝えした通り、我々にはこれまで培ってきたチラシ作りや販促に関する経験とノウハウがあります。それを最大限活用して独自のデータマーケティング手法を編み出し、生活者と企業の接点を拡大させていく際、AIはかなり相性がいいのです。
例えばチラシに載っている画像の中身の要素を分解するにしても、莫大なデータからアナログで傾向を掴むのは無理がある。そこでデータを取り込んで自動的に学び分析結果を吐き出してくれるAIを用いれば、積み上がったデータを余すことなく、かつスピーディーに活用できます。
また自社のデータだけでなく、他社のデータを踏まえたトレンドを提供することができるので、顧客企業にとって非常に価値の高いデータ生成ができることになります。
親会社であるTOPPANでは、長年チラシ作りのお手伝いをしてきました。実はかなり泥臭い一面もあるビジネスですが、積み重ねてきたノウハウやデータとAIを組み合わせて、顧客企業に新しい価値を提供できるのは、TOPPANグループである私たちにしかできないことだと考えています。
また多くのオープンAIが日々進化を遂げる中で、高度な専門知識をもってAIそのものの開発で戦うのは得策ではありません。高度な専門知識がなくともAIを使える環境が急速に整った今、AIの進化はオープンAIに任せて、アイデアと独自の強みを尖らせてビジネスを生み出すことに全力を注ぐことができると感じています。これが「今始めるから勝てる」と思う理由です。世の中の進化に合わせて柔軟にツールを使い分けながら、一緒に進化し続ける会社でありたいと思っています。
自分自身の想い
ここまでAIのことを沢山語ってきましたが、実はAI自体が特別に好きというわけではありません。
AIのインパクトは強力ですが、他社との差別化をするために必要なツールであり、絶対的な存在ではない。AIを活用すること自体に満足するのではなく、「AIを使って何をするのか」という企画実現力が、今試されていると思っています。
さらに我々がやろうとしていることは企業にとっても生活者にとっても意味のあるものであって、このビジネスを推進していくことに意義を感じています。
ONE COMPATHにとっても今持ってる資産を底上げするチャンスと捉えているので、この事業を推し進めながら、最終的には既存のサービスを含んだONE COMPATHの事業全体にAIが馴染めばいいなと思っています。
最後に
ここまで語ってきたAIマーケティングの構想を叶えるためには、強力な仲間の存在が必須です。ぜひこの記事を読み、少しでもご興味をお持ちいただいた方は、求人にご応募いただけますと嬉しいです。
具体的には、データマーケティングのご経験がある方やマーケティング戦略の立案・実行経験のある方を募集しています。AIに関しては、実務経験がなくても興味があるだけで十分です!
このポジションをお任せする方には、これまでの当たり前や常識を覆しながら、遊び心を持って新しいことに取り組んでいただきたいです。一度作ったものを壊すことにも躊躇することなく、柔軟な発想力で活躍してくださる方にお会いできることを楽しみにしています!