ファッションやカルチャーの最前線で、多くの人々に“伝わる体験”を生み出すクリエイティブエージェンシー、LYDIA。
「ここで出会うたくさんの”素敵な人”から、生き方ってこんなに自由でいいんだと教わっています」
そう話すのは、コミュニケーション領域で活躍するエコさん。
理想を固めず、LYDIAでの出会いと刺激から柔軟に未来を描いていく。クールな印象の中に強い芯を持つエコさんの仕事観を辿ります。
目次
偶然の延長線にあった、日本でのキャリア
「作る」から「伝える」に惹かれて
出会いを原動力に学び続ける
「学び」と「仕事」と「刺激」が重なる場所
【インタビュイー】将 淑賢 (ショウ シュクケン)通称 エコ / コミュニケーションチーム
中国の大学でファッションデザインを専攻。交換留学を経て日本の大学院へ進学。卒業後、LYDIAに新卒入社。コミュニケーション・バックオフィス業務を中心に担当。日本語・英語・中国語を活かし、文化を跨いだ橋渡し役としても活躍。
【ライター】中村 綾夏(Ayaka Nakamura) / 社外ライター
さまざまな企業の“働く人”を伝えるための記事を書いています。
偶然の延長線にあった、日本でのキャリア
──エコさんは中国から日本に留学し、そのまま日本で就職されたそうですね。当初から、日本で働く予定だったのでしょうか?
いえ、当初は日本で働くことは想定していませんでした。
私が専攻していたファッションデザイン領域では、より専門的に学べる環境として文化服飾学院が有名で、通っていた大学に交換留学制度があったことから、日本に来たのが最初のきっかけです。
その後、コロナ禍でファッション業界の求人が生産管理や販売職に偏ってしまい、自分の志向と少し違っていたため、文化服飾学院の大学院への進学を選びました。
そして学びを深める中で、中国と日本では文化も専門用語も大きく異なることに気づき、日本語で培ってきた知識を活かせる環境として、日本での就職を選択することが自然でした。
──まさか母国語に対して、言語の壁が生じることがあるとは思いませんでした。
そうなんです。日本語で学んできた分、中国のファッション専門用語には馴染みがなく、中国でのキャリアスタートが難しいと感じました。文化の差を実感した経験でした。
「作る」から「伝える」に惹かれて
──もともとエコさんはどうしてファッション業界に進もうと考えたのでしょうか?
小さい頃から服が好きで、その延長でファッションデザインを学びました。
実際に学ぶ中で、ゼロから新しいものを生み出すことへの難しさや能力の限界を感じるようになってしまって。
そんな折、コロナで好きだった個性的なブランドが次々となくなっていく様子を見て、「作るだけでなく、伝える力が必要なんだ」と強く実感したんです。
そこから、ブランディングやマーケティングの領域に関心を持つようになりました。
──LYDIAにはどんなきっかけで入社されたのですか?
きっかけは学内求人です。
日本のクリエイティブエージェンシーやPR会社で、英語を実務レベルで扱い外国籍のメンバーが活躍できる環境は多くありません。
LYDIAはグローバルなクライアントが多く、国籍に関わらずフラットにキャリアを築ける点に魅力を感じ、インターンから入社しました。
出会いを原動力に学び続ける
──エコさんの将来のビジョンは?
実はまだ、明確に“将来こうなりたい”という強い野望があるわけではないんです。ただ自分の中で「これは守りたい」という基準はあって、それをクリアするような意識は日々常に持っています。
もちろん理想もありますし、性格的にそれに向けて努力をするタイプですが、日々「前回よりもこれができた」など小さな成功体験をモチベーションにして行動しているので、10年後など先の姿を思い描くことがまだ難しいのかもしれません。
──そんなエコさんがLYDIAで働く上での、原動力はなんでしょう?
それは、ここで出会う様々な素敵な人たちからたくさんの刺激を受けること。自然と「私もこんな人になりたい」と思わせてもらえる経験が日常的にあることです。それ自体が私の原動力になっています。
例えば、LYDIAで一緒に働くひとりひとりもそうですし、デザイナー、スタイリスト、フォトグラファー、メイクアップアーティストなど、業界のプロの方々、インフルエンサーなど、幅広い領域で活躍されている方々──その誰もが、私にとって新しい刺激です。
自分の道をまっすぐ歩き、唯一無二の魅力を持つプロフェッショナルな方々ばかりで、もし私がLYDIAにいなかったら間違いなく出会えていなかったと思います。
そうした方々にお会いするたび、「人生の描き方って本当に自由なんだ」と心から実感します。
「学び」と「仕事」と「刺激」が重なる場所
──エコさんにとって、今の環境はどんな場所ですか?
仕事は、人生の中で最も多くのことを学べる場だと思っています。
学校での学びは社会でそのまま通用しないことも多いですが、社会では“学んだことの実践”が日々求められます。
私にとってLYDIAは、これまで学んできたことを社会人として実践させる場所でもありますが、同時に多くの学びと刺激があって、もともと好きだった領域でさらに自分を深めていくことができる。
「学び」「刺激」「仕事」と「好き」が重なり合う場所ですね。
取材を終えて印象的だったのは、涼しげに話す姿と共存する言葉の純心さ。
一見、力を抜いたようにも聞こえるエコさんのスタンスは、実はどんな環境でも前向きに歩み続ける柔軟さそのもの。
今後も、wantedlyストーリーを通じて、LYDIAというチームのカルチャーを紐解いていきます。その価値観をもっと知りたい方は、ぜひ公式HPやSNSも覗いてみてください。
>> 代表 本田美奈子氏SNS