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CEOインタビューvol.2"FOS創業までの苦悩と軌跡"

今やMakuakeにおいて、チェア部門で売上1位を獲得し、年商20億円を誇るFOS株式会社。

今回は、その創業に至るまでの興味深い軌跡について、CEO吉良にインタビューしました。

Q. FOS株式会社の立ち上げまでの経緯を教えてください。

まず初めに1社目を起業したのは21歳の頃でした。高校時代の同級生であり、現在のビジネスパートナーであるEzawaと共に、当初は貿易会社を経営していました。その当時、具体的なビジネスアイディアはなく、「何かやりたい」という思いから始めたものでした。当時、中国人の爆買いがトレンドであり、それにニーズがあると確信していました。また、3人目のビジネスパートナーとの縁もあり、事業の拡大が期待できると感じていました。しかし、順調な売上げが見込めず、方向性の不一致からメンバーとの協力も難しくなり、結局は解散せざるを得ませんでした。この時点で、1.2億円もの負債を抱えてしまいました。それでも、私は諦める気持ちはなく「やるしかない」という強い気持ちで再び挑戦を決意しました。その結果、現在のFOS株式会社が生まれました。


Q. 1社目で負債を抱えたり、メンバーの方向性不一致を経験しながらも「辞める」という選択肢がなかったということに驚きです。1社目の失敗の経験が、FOS株式会社の立ち上げにどのように影響しましたか?

1社目の反省を活かして、事業計画を念入りに立てること、求める人物像の解像度を高めることに努めました。そして、現在ではFOSのカルチャーの一つとなっている「顧客ファースト」を徹底することにこだわりました。FOSが初めて開発した商品は、ネックピローです。2年かけて開発をしたので、商品へのこだわりも強かったし、正直売れるという自信も大きかったです。しかし、Makuakeでの売上は上手くいっていたものの、店頭販売となると全く売れない。今振り返ってみても、この時期が最も辛い時期でした。その直後に、コロナウイルスが世界中で流行し、それがFOSの転換期となりました。


今でこそ、Makuake チェア部門売上No.1を誇るCOFOチェアですが、実は私の実体験から生まれたものなのです。コロナ禍、在宅ワークが増え、1日中椅子に座っていると腰を痛めたり、座り心地が良くないことに気付きました。買い換えようと、他の製品を探してみたものの、機能性が高いものは高価だし、安価なものはデザインもイマイチ。それなら、自分で(自社で)作ってしまおう、そんな思いで誕生したのがCOFOチェアやデスクです。それから開発、生産を進めて、いざ市場に出回るとたちまち売れていったのです。良い意味で予想外でした。一方で、これまでに同製品を開発したことがなかったため、完璧な状態ではなく、販売当初は頻繁にクレームが発生していました。Ezawaと共にクレームをいただいたお客様のもとに足を運び、自分たちで修理をしました。そこで、オンラインでは聞けない「生のお客様の声」にこそ、本当のニーズや改善点があることを知り、それが現在の顧客ファーストの思想につながっています。


インタビュー者:1社目の経験から得た学びや、自ら足を運んでお客様の声を拾う姿勢が今のCOFOブランドを創り上げたのですね。成功している企業や製品にも、苦悩や泥臭さがあり、お話しを聞いていて心を打たれました。

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