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ワンパクは、企業やブランドのコミュニケーション戦略や企画・制作、そして運用・改善まで『 ワンパッケージ 』で請け負うコンサルティングとプロダクション機能を有した会社です。
そのためワンパクにはクライアントワークや自社サービスのプロジェクト推進に従事しているディレクターやデザイナー、エンジニアが大半を占め、私はその様な環境でBackoffice業務に従事しており、業務の中で協業する機会が少なく、ふとした時に、スタッフとどのように関係性を築いていく事がベストなのか考える事があります。
今日は、そんなBackofficeの視点から、業務を通じて、どのように関係性を築いているのか、少しだけお話しさせてください。
同じオフィスにいても、どこか「舞台袖」にいるような感覚
ワンパクのプロジェクトチームは、職域を超えて一つのプロジェクトチームとなり、同じ目的に向かって走っていきます。
その様を見ていると、プロジェクト推進を通して、意見を交わし、時には、助け合い、あるときは、ぶつかり合いながら、プロジェクトを前に進めていく。
そのようにして自然と信頼関係が育まれている様に見えます。
プロジェクトチームのスタッフは、まるで舞台の上で物語を動かす役者たちのようです。
一方、Backofficeの私たちは、制度を整えたり、労務などの情報を正しく伝えたり、必要な時だけさっと現れて、またそっと静かに姿を消す。
Backofficeは、“ 舞台の黒子 ”のような存在かもしれません。
一つの舞台をつくる劇団と同じように、私たちも役割は違えど、一緒に考え、悩み、日々、挑戦しています。
信頼の仕組みとしての「勤怠管理」
勤怠管理といえば、「何時に来て、何時に帰ったかを記録するだけ」と会社が管理する事が目的と思われがちかと思います。
でも、ワンパクでは少し違います。
ワンパクでは、勤怠の管理もスタッフの自己責任に委ねています。
各自、勤怠管理システムを通じて、自身の勤怠データを「自己確認」し、必要に応じて
「自己修正・訂正」を行います。
その上で、Backofficeの私たちが1分単位で確認する。
少し几帳面すぎるように思われるかもしれませんが、そこには大切な理由があります。
勤怠情報は給与に直結する大切なデータであると同時に、この勤怠管理のプロセスそのものが、スタッフ自身の「自分の働き方に責任を持つ」という姿勢の表れでもあるんです。
また、「休暇などの申請は原則2日前まで」「深夜残業をする場合は当日の18時まで」に申請すること、といったルールを設けています。
こうしたルールは、一見すると「細かく縛られている」と感じられるかもしれません。
しかし、実はその逆なんです!
ワンパクは、スタッフを“信頼”しているからこそ、計画的に働くための判断を一人ひとりに任せています。自分自身で「正確な打刻と時間管理で、健康的で自律した働き方」「体調と予定をふまえた、計画的で安全な働き方」
そういった日々の選択を、自律的にできるように。
その土台となる制度を元に、ルールとして落とし込むことが、私たちBackofficeの仕事です。
見えないところで、働く人の“自律”の基盤を築く。
表向きは「勤怠管理」と呼ばれるこの仕組みですが、私たちはこれを「信頼の仕組み」だと考えています。
「バトンでつなぐ請求処理」
もうひとつ、経理にまつわるお話をしたいと思います。
ワンパクでは、契約書も見積・請求書も、案件を担当した人が自分で作成します。
エンジニアでも、デザイナーでも、それは同じです。
でも、ここにも大きな理由があります。
自分が関わった案件が、「どのくらいの予算があるのか」、「どのような条件で動くべきか」それを知ることで、仕事に対する姿勢が大きく育っていくと考えます。
役割の線を引かず、プロジェクトの最初から最後までを自分で担うこと。
それが、「自分の仕事に責任を持つ」ことにつながっていくと思います。
一方、そのバトンをひきつぐBackofficeは「正確に処理すること」「重要書類を管理すること」に責任を持っています。
立場は違っても、そこには“信頼”のバトンがしっかりとつながっています。
「ルール」をつくるのは、誰かを縛るためではない
ワンパクは、少しルールが多い会社かもしれません。
でもそれは、誰かを縛るためではなく、スタッフが安心して力を発揮するための“フレーム”です。
定められたルールを遵守したうえでこそ、自律的な行動や挑戦が生まれ、最終的に信頼関係へと結びついていきます。
そして、そのフレームをどう活かし、広げていくかは、それぞれスタッフ次第です。
Backofficeが舞台袖にいる黒子のような立場だからこそ感じ取れる景色だと思います。
今日も、必要な時にさっと現れて、そっと静かに消える。
現場が安心して業務にコミットできるよう、私たちはその裏側を整え、ベストを考え続けています。
この記事を読んで頂いた方が、「こういう土台がある会社なら、自分の仕事にもっと責任を持てそう」と感じてもらえたら嬉しいです。