2025年3月 能登半島にてボランティア活動と地元の農家・生産者・企業への訪問 | 株式会社ワンパク
デザイナーの川上です。3月20日〜22日までワンパク代表の阿部とクライアントであるタカマツハウスの宇杉さま、そして阿部の知人の方々を含む6名で能登半島へ行ってきました。今回、2日間を現地の農家や...
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はじめまして。ワンパク エンジニアの鈴木と申します。主にバックエンドを担当しておりますが、職域にとらわれず様々なことに挑戦しております。
ワンパクに入社してから2年が経ち、業務の幅が広がってきた中で、いくつか問題点や課題が見えてきました。
今回は、サシ呑みというかたちで代表の阿部さんに相談しました。
この記事は、 私が日々の業務の中で感じている課題をどう解決していけば良いのか、上司と部下という垣根を超えて本音で相談できるワンパクの文化をお伝えすることを目的にしています。
今回、ワンパクのオフィスのある駅でもある、大阪環状線 福島駅から徒歩3分の場所にあるパーラーイワシ( parlor184 )さんにお邪魔しました。
創作性の高いイワシ料理をメインとしたお店で、阿部さんが大阪オフィスをつくる前から通っている場所だそうです。
オーナーシェフの渋谷さんと阿部さんはプライベートでも交流があり、2025年3月に、ワンパクから数名能登のボランティアに参加した際に同伴いただいたというご縁もありま
す。
お料理をされている オーナーシェフの渋谷さん
阿部さんは隔週で大阪オフィスに出張で来られるので、何度も一緒に食事をしたことはあるものの、サシ呑みは初めて。
お言葉に甘えて阿部さんおすすめの料理をオーダーしてもらいました。
落ち着いた照明の雰囲気もまたお料理とお酒を引き立てます。
美味しいお料理とお酒に舌鼓を打ちつつ、緊張もほぐれてきたところで、本題に入りました。
この日を迎える前に、普段の業務を振り返り、自分なりに整理してみました。
そこで浮かび上がってきたのが、次の二つの問題です。
* 「構造化して整理する力が不足している」
* 「相手視点でのコミュニケーションができていない」
これらの問題を自覚しているにも関わらず、具体的に何をすれば改善できるのかが見えていませんでした。
そこで、この機会に阿部さんに率直にぶつけてみることにしました。
エンジニアとして従事する中で、見積もりや設計に想定よりも時間をかけすぎたり、社内からのフィードバックをもらうまで、抜け漏れがあることに気付かなかったりすることが問題として浮き彫りになってきました。
見積もりには適切な設計が不可欠だと考えており、情報や要件を構造化し整理する力が不足していると感じています。
そのため、そのような力を高めることが課題だと考えていました。
そこで、鈴木の「構造化して整理する力」についてどう思っているか?また、阿部さんはどのようにして物事を整理し、判断してきたのかをお伺いしたところ、予想とは全く異なった回答をいただきました。
「構造化して整理する力はもちろん大切だが、その前段階の周辺の想像であったり、リスクの洗い出しができていない」
つまり「視野が狭くなっていることが本質的な問題なのでは?」と返答をいただきました。
例えば設計を行う際に、「どういうパターンがあるのか?」「どういうリスクが起こりうるのか?」それらの洗い出しが不十分な状態で整理をしようとしても、そもそも抜け漏れがあるので、 整理そのものが意味を持たなくなると。
そのような回答をもらった時、私は自分の課題感が大きくズレていることに驚きました。
自己分析の結果、自分の課題はこれで間違いないと思い込んでいたからです。それさえも視野が狭くなっていたのかと。
では、どうすればよいのか?
阿部さんは、「まずは、思いつく限りの可能性とリスクを書き出すことが大切で、それができて初めて整理・取捨選択ができる」と述べた上で、具体的な方法について提案してくださいました。
現状自分の見えている範囲を100%だと思い込んでいるから、抜け漏れが発生してしまう。
なので、自分の見えている範囲を常に60%と仮定し、残り40%を不足と考え、その不足分を自分でなんとか補う努力をし、それでも自分の視野に限界を感じた時には、社内メンバーに意見を求めることをすれば良いのでは?とのこと。
それを聞いた時に、納得するとともに、自分のやってきたことは60%なのかという悔しさも感じました。
ただ、阿部さんは「ただ話を受け入れるだけでなく、その悔しさを持つことが大切」だとも付け加えました。
毎日10分で良いので「今日やること」「昨日の振り返り(達成・未達成)」「リスクや改善点など」を紙に書き出すと良い。
頭の中では考えたつもりでも実は断片的な考えが宙ぶらりんになっていたりします。
紙に書き出すことで、そう言った断片的な考えを繋いでくれたり、見えていなかった物事に気付けたりします。
この日から毎日続けていますが、日記をつけるという至極シンプルなことではあるものの、頭の中だけに留めていた時と比べると、考えに余裕を持てているような気がします。
ただ一辺倒に続けるだけではなく、しばらく続けた上で自分に合っているかを精査して、アップデートする必要があるとも教えていただきました。
このように、阿部さんは私の状況に合わせた対処法を提案してくれました。
そこから話題は、「相手の立場で考えること」へと広がっていきます。
一旦ブレイクタイム。話している間も楽しく美味しい料理が次々と出てきます。
次に私が問題だと感じていたのは、「相手視点でのコミュニケーションが不足していること」です。
このような問題を認識するようになった背景として、要件定義の際に以下のような問題がありました。
このように問題点は浮き彫りになっているのですが、視野が狭くなっているからか解決に向かうアクションができていません。
阿部さんに、私のコミュニケーションについてどこに問題があるかを伺いました。
阿部さんは「本質は前章と同じ」としながらも、コミュニケーションにおいては、特に視座(目線の高さ)を切り替えることが重要だと話してくださいました。
そこで、上記の問題を阿部さんと一緒に紐解いていきました。
相手の立場になってシミュレーションをすることが大切。
その上で、やはり必要となるのが、「可能性の洗い出し」であり、これは視野を広げるという点で前章と同様。
説明する内容を自分の中で決めたとして、「それを相手にそのまま伝えても良いのだろうか?」「説明の順番は適切だろうか?」
とこちらも相手の立場になり、それを初めて聞いた時にわかりやすいのか?を想像することが大切。
話を整理していくうちに、前章で挙げた課題と本質は同じだとわかってきました。
そしてそれは、実は今回のインタビュー企画の準備の段階でも表れていました。
終業後にお店に向かう中で、阿部さんから「カメラはどうするの?録音するならスマホで撮影できないよね?大丈夫なの?」とインタビュー前に指摘されていました。
つまり、事前に機材や進行の段取りを十分に想定できておらず、「阿部さんが話しやすい環境をつくる」という視点が抜けていたのです。
業務の中だけでなく、この日の準備も「どこまで相手の視点に立って想像できているか」という一点に集約されていました。
今回のおごってください企画は、単なる業務の相談ではありませんでした。
設計やコミュニケーションの話をしているようで、突き詰めるとそれは「物事をどう捉えるか」「相手をどう想像するか」という姿勢の話でした。
「これは仕事だけの話じゃない。鈴木くんの人としての成長の話だよ」
仕事、プライベートの垣根なく、まずは向き合う姿勢がある。
今回の時間は、そのことを改めて考えるきっかけになりました。
食事を終えお会計のタイミングで「このおごってください企画は全メンバーやるんですか?」と阿部さんに聞いたところ「やらなきゃね」と答えてくれました。
阿部さんは、社員一人一人に対し平等に向き合うというポリシーを持っています。今回も立場を超えて、真正面から話を聞いてくださいました。
帰り際、最後に冗談混じりに一言
「でも全員分おごるのかぁ」
2人笑い合って店を後にしました。