【実績】ファイナンシャルプランナー向け動画マーケティング設計(目的逆算型プロジェクト)
1. 課題:YouTubeを“とりあえず始めたい”という相談
自社(株式会社NowChange)で事業を行っていた際、
独立系ファイナンシャルプランナーの方から
「YouTubeを始めたいが、どうすべきかわからない」
という相談を受けました。
当時はビジネス系YouTuberが大量参入していたタイミングで、
予算も限られ、時間も不足している状況。
私はヒアリングを重ね、
「今のリソースでYouTubeを継続して成果を出すことは難しい」
と判断しました。
2. 真の目的の発見:増やしたいのは“動画投稿数”ではなく“コミュニティ会員数”
詳しく話を聞いていくと、クライアントの本当の目的は
- 新規アポイント数の増加
- コミュニティ会員数を1年で2名 → 20名にしたい
- 入会率向上と解約率改善(LTV向上)
といった ビジネス課題の解決 にあり、
YouTube投稿そのものが目的ではないことが明確になりました。
3. 戦略提案:YouTubeではなく“LINE構築+教育動画”が最適解
そこで私が提案したのは、
YouTubeチャンネル運用ではなく、
LINE公式アカウントでの教育型動画ステップ配信。
理由は以下の通り:
- 予算・時間に対しYouTube運用はコスパが悪い
- 視聴よりも“信頼構築”が目的
- LINEなら登録者に段階的に見せられ、教育効果が高い
- 会員増加までの導線を整える必要がある
このように、“目的達成の最短ルート”を提案しました。
4. 実行:動画10本の企画・撮影・編集+LINE構築まで一気通貫で対応
提案後は、以下すべてを私が担当しました。
🔹 動画のテーマ設計(10本)
- ①〜④:学習喚起と危機感を高める動画
例:「今後の日本経済、迫りくる“〇〇”とは?」 - ⑤〜⑦:クライアントの専門性を伝える教育動画
- ⑧〜⑨:ビジネス・お金に関する知識提供
- ⑩:コミュニティ会員のインタビュー動画
🔹 動画制作(企画・撮影・編集)
工数の限られた予算に合わせ、必要最低限で最大効果を生む構成を設計。
🔹 LINE公式アカウントの構築
- ステップ配信設定
- 登録導線の設計
- LPへの遷移
- 面談→コミュニティ入会までの全体フローを可視化
YouTube運用よりはるかに高い費用対効果が見込める仕組みを整え、受注につながりました。
5. 価値提供:クライアントの“本当の目的”を叶える提案ができた
このプロジェクトの本質的な価値は、
「言われた通りに動画を作る」のではなく、
ヒアリングからビジネス課題を発掘し、
“最適解”に導くコンサルティング能力を発揮できたこと。
クライアントの課題に寄り添い、
目的達成のために最も効果の高い施策を提案・実行した
強いエピソードになりました。