0から1を作るクリエイターを見分ける方法を考えてみました。
あれ? 依頼したクリエイターが大してすごい企画出さないぞ。
斬新な企画を出すと思って依頼をしたのに……。
そんなガッカリされた経験はありませんか?
クリエイターは基本ゼロからイチを作りあげなければ、クリエイターとは言えません。
しかし、全国民タレント総時代に突入したため、だれでもクリエイターのように発信することができるようになりました。そのため、中には経歴と中身が大きく違うなんてクリエイターさんもいます。
そんなダメクリエイターを見分けるための方法が、構成作家で培ったスキルで見分けられるかもしれないと思い、今回の記事を作成しました。
私はそこまで売れている構成作家ではありませんが、色々なタイプの放送作家を見てきました。
その多くは、SNS上では肩書きがすごく、業界のことをよくわからないは「すごい人」と思い依頼をすることがあります。
しかし、依頼をして会議に参加してもらうと、思ったような人ではないけど「すごい人」だからないがしろにできないというパターンもあります。
私はこれまで色々な作家さんに出会いました。本当に才能がある人、運が良い人、人を利用して出世してきた人……。その中でも、肩書きと実際の人間がかけ離れている替え玉作家が多いのです。なぜこのようなことが起こるのか。これは構成作家の仕事が大きく関係しています。
大学を卒業したばかりの22才のA君が、先輩作家に呼ばれ「地上波ゴールデン番組の手伝い」で呼ばれました。A君は、会議で発言するのではなく、先輩に頼まれた人物のリサーチを行うことになります。この時、若手作家Aくんは、会議で一切発言することはありません。
そして数ヶ月が経過し、無事会議では発言せず終えた方Aくんは、オンエアを見ると番組のスタッフロールで「放送作家」として名前が乗ります。ただ、資料作りをしただけなのに。しかし「ゴールデン番組に携わった作家」という経歴には違いありません。
Aくんは、「ゴールデン番組に22才の若さで携わった」という肩書きを利用して、色々な番組に呼ばれるようになります。いつしか、発言することもありますが、実際は雑用しかやっていないため企画が思いうかばず、先輩が過去に発言した会話を利用して、あたかも自分が考えたような雰囲気を作ります。
実際、こんな感じで出世している作家さんは多くいます。こんな作家さんをたくさん見てうんざいしてきているので、私は構成作家の肩書きを見ても騙されない力があります。
放送作家は徐々にネット業界へ進出し、今後間違いなく放送作家の顔が大きく幅を利かせることが予想されます。そんな中で、本物を見つけなければなりません。本物を見分けるかどうかは5つです。次のようなことをしている作家は、「発想に関して」は基本的に大したことがないと思ってください。
1.企画案が実現性を重視した企画が多い
2.会議中の発言が少ない
3.会議に遅刻する
4.偉そうにしている
5.お笑いの台本が書けない
私個人の意見ですが、これらの要素がある作家は色々な番組を手がけても0から企画を考える力がないと感じています。この中でも、致命的なのはお笑いの台本が書けない作家です。彼らのアイデアは優れているものがありますが、既存企画を100にするアイデアに長けているだけであり、コンテンツを0から作る力がありません。もちろん、これはこれですごいことですが、クリエイターではないと思っています。
放送作家は0から1を作るような人物でないといけないと私は思い、先輩にそう教えられてきたのでこの考え方で生き残っている作家さんを見ると不安に感じています。
ただし、0から1を作ることができる作家さんでも、初参加の会議ではパフォーマンスが発揮出来ない場合があります。私がその例なのですが、知らない分野の仕事をオファーされた時はどうしてもベタな企画しかはじめは思いつきません。次第に自分の企画を出せるようになりますが、会議に参加する作家の様子がおかしい時は、台本お笑いの台本を作れるか、過去にどんなネタを作ったか尋ねてみてください(笑い)
こんな感じで、何かコンテンツを作る時に初めて放送作家に仕事を依頼する、クリエイターに依頼する時は会議の経過を見て判断してみましょう。
一番良いのは一度企画案を送ってもらい、そこから会議に参加してもらう方がクリエイターのパフォーマンスを知ることをオススメします。
今回紹介した方法は、あくまで偽物放送作家の見分け方です。とはいえ、僕はこの見分け方は他の仕事でも応用がきくと思い投稿しました。依頼する際は、0から1を作ることができる方に依頼をしましょう。
もちろん、肩書きが全くないけれどスキルがとても高い方達は多くいます。そんな時は作家をある程度は知っている私にでも相談していただければ、作家さんを紹介することも可能です。ぜひご検討ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。