AI時代だからこそ、UXデザインを深く理解する必要がある!
と思い、日本でおそらく最も網羅的にUXデザインのルールをまとめている「Sociomedia ヒューマンインターフェース ガイドライン」を読み進めて、考えたことを記録して、noteマガジンにまとめている。
今日は20個目。まずは引用から。
20. メジャーなタスクに最適化する
大多数のユーザーが行うタスクに合わせて必要な情報や機能を前面に出す。80%のユーザーは全機能の20%しか使わない(パレートの法則)。すべての要求を等しく扱うと結果的に誰にとっても使いにくいものになるため、メジャーな要求への対応を優先する。
例えばあるサービスに複数の機能グループが含まれていて、そのうちのひとつが多くのユーザーにとっての目的だとわかっている場合には、その機能を前面に出してすぐに利用できるようにしておく。その他の機能へは階層を下ってアクセスしてもらう。
https://www.sociomedia.co.jp/9200
具体例として、引用先ではカーレンタル予約アプリの画面が載っている。

画像元:ソシオメディア
右側は、エンジニアがUIを作ったアプリにありがちな画面。できることが全て並列に並んでいる。ぱっと見でどれを選んでいいのかわからない。でもカーレンタル予約アプリなので、ほとんどの人が選ぶ選択肢は Book a Car(車を予約する)。
であるならば、左側のように、全画面を車の予約フォームにし、その他の機能を使うには、右上のハンバーガーメニューをクリックするか、一番下の「View/Modify/Cancel Reservation」ボタンを押して、予約確認、変更、キャンセルをしてもらう。この方が、大多数の人のほとんどの場合に、使いやすい。
こうすることで、UXデザインのルール #2「簡単にする」 が実現できる。結果、UXデザインのルール #7「User Control」が実現できる。
🍵 🍵 🍵
この「メジャーなタスクに最適化する」というルールの根拠となっているパレートの法則 (Pareto Principle)は、UXデザインに限らず、広く一般に観察される現象らしい。色々な結果を全部集めた時、その80%は、原因を全部集めたうちのたった20%で説明できてしまう、という現象のことを指す。
これをUXデザインに応用すると、例えば、問い合わせボタンを押したユーザーの80%は、サイト全体のたった20%のページを見たことがきっかけ。
だから、その20%のページを改善する(辿りつきやすくする、など)のが最優先、という経営判断が得られる。
詳しくは、Nielsen Norman Group の記事「Prioritize Quantitative Data with the Pareto Principle」に詳しい。
(私が書いたnote記事を転載しています。)