創業ストーリー
私は高校卒業後、当時、大手信託銀行に勤めていた優秀な父への憧れもあり、経理ができる経営学科のある専門学校に入学しました。小さい頃から勉強が大嫌いで、将来なにをやりたいのかもわからず、大学受験も失敗、とりあえず入学した専門学校も自由に生活を送り、就職活動も、とりあえず営業ならだれでも出来るとの勢いで、社会人デビュー。
そして父の年収、役職は係長をいつか超えてやると思っていました。
社会人デビューは、できたものの営業の辛さを肌で実感した。朝から晩まで飛び込みやテレアポ。思い描いていた社会とギャップを埋めきれず色々な会社を渡り歩いたが、25歳で入った会社がベンチャー企業で当時30億円の規模で、社長の輝いている姿に憧れもあり、仕事に没頭しひたすらに働いていました。当時は朝に出社し終電ぎりぎりで帰れたのが嬉しいくらいで社内で寝泊まり、自分のお金でカプセルホテルでの宿泊は当たり前。しかも、ボーナスもない、残業代も出ない、休みもない。もちろん彼女もいない。そんな生活にも仕事としては満足し、一番成長できていたのは実感できていました。
そしてハードな仕事から抜け出し、今につながるシステム開発部門に営業として異動してから、それまで培った経験が活かし、順調に結果もでて、役職も課長代理となったのが20代後半。
父の役職を超えたことに嬉しさを覚えましたが、会社規模があまりにも違いすぎでなかなか年収までは超えることも出来ない。のが悔しさもありました。
その後、リーマンショックもありシステム部門も他社へ譲渡され営業としてはまだまだシステム開発に携わりたい気持ちをぐっと押し込め、他部署での新規事業などの立ち上げもやりましたが、自分に自信もあり年齢も30代を迎え、もっともっと大きい会社で活躍をしたい、との思い退職。
その後大手通信会社に入社。社内では数字に対しての精神的なプレッシャーもありましたが、イエスマンになること、結果を出す事により社内での立場の確立をし全国を飛び回る経験もしました。会社の規模により社内営業の必要性も身にしみました。それ以上に色々な人達と交流が出来たのも今に繋がっています。
またこのころになると自分の幼少時代からの目標ですが、会社を作りたいとの野望を持っていた為、会社を作ることを目標としていました。
それからは、会社を作ることを念頭に大手通信会社を退社し、10年前に心残りであったシステム開発会社へ転職をし、ー2017年念願の会社を設立致しました。