「求人票を出しているのに応募が来ない」——そんな時、最初に気になることがあります。
「その求人票は、読まれているのでしょうか。」
求職者は通勤中や休憩中に、スマホで複数の求人を次々とスクロールしています。一件一件を丁寧に読んでいるわけではなく、無意識に取捨選択している。「あ、これ自分のことかも」と感じた瞬間だけ、手が止まります。
問題の多くは「見てもらえない」ことではなく「止まってもらえない」ことにあるのです。アットホームな職場、未経験歓迎——こうした言葉は、誰にでも当てはまるからこそ、「自分に向けられた言葉」には感じられません。そして、求職者が本当に探しているのは仕事情報ではなく、自分の未来がここにあるか」という感覚です。給与や勤務時間を正確に伝えても、それだけでは心に届かないことがあります。
人が動くには「意味と動機」が必要です。「なぜ応募するのか」という"なぜ"が自分の中に生まれた時、初めて人は行動します。スクロールが止まる求人票に共通するのは、
・自社で働く具体的なメリットが書かれている
・仕事内容だけでなく、職場のカルチャーが伝わる
・スタッフの声など、第三者の言葉がある
・良いことだけでなく、正直な部分も書かれている
・「あなたのような人と」という、読み手に向けた言葉がある
これらは、企業が言いたいことではなく「求職者が知りたいこと」に答えた言葉です。
求人票を見直す時に問うべきは、情報が足りているかではなく、この求人票は、誰かの動機に火をつけているかなのかもしれません。
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