課題に向き合うとき、人は皆フラットになる
肩書きもステージも超えて集まる、始動プロジェクトという場所
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大企業、個人、起業家。立場も背景もまったく違う人たちが集まったのに、なぜか同じ温度感があった。完成された事業アイデアよりも、「課題に立ち続ける姿勢」が共有される場。それが、始動プロジェクトだった。
■ 多様すぎる参加者。でも、それが前提条件
新規事業系アクセラレーターには、さまざまな人が集まる。
大企業を辞めて挑戦する人、大学からスタートアップの世界に入った人、主婦として課題解決に向き合う人、インフルエンサーとして影響力を持つ人。
多くの場合、議論の中心は事業アイデアの完成度だ。
しかし、始動プロジェクトは少し違う。
課題はあるが、事業アイデアはまだ曖昧。
企業に所属しているが、社名を出せずに参加している人もいる。
企業の新規事業部、個人事業、すでに起業して一定規模まで進めている人——ステージは本当にバラバラだ。
■ 噛み合わなさから始まる、リアルな初日
初日、ある程度の形になった事業案を共有する時間。
何人と話し、何人の事業案を聞いただろうか。
課題だけを語る人、企業リソースを前提にした構想を語る人。
正直、「これはまとまらないかもしれない」と感じたのも事実だ。
■ それでも揃っていたのは、「課題から逃げない姿」
ところが不思議なことに、立場や進捗が違っても、
課題に向き合うときの眼差しだけは、驚くほど同じだった。
完成された答えを競う場ではない。
どう実現に持っていくのか、そのプロセスを間近で見て、共有する場。
だからこそ、「面白いところに来た」と素直に思えた。
■ 次の一歩は、もう踏み出せる
肩書きも、立場も関係ない。
課題に向き合う姿勢さえあれば、同じスタートラインに立てる。
始動プロジェクトは、そんな感覚を思い出させてくれる場所だった。
明日からの一歩、私ならできる。