1
/
5

心理学に熱烈に興味を持っているというお話「経営×心理学」に見出した可能性

こんにちは、初めまして。青山と申します。

今回は、僕がとても「心理学」に傾倒しているということを共有しておきたいと思います。

前提として僕は、心理職の国家資格である「公認心理師」の指導要領に沿って心理学の勉強をしています。

まず、心理学とは何かを理解するために、心理学と哲学の違いを論じる事にします。

両者の違いは科学であるかどうかということです。哲学が個人の主観や経験に基づいて構築される学問であるのに対して、心理学は科学的な実証を経て構築されていく学問なのです。

科学的とは客観的、実証的であることを指します。

人の心という掴みどころのないものに関して、実験的事実から仮説を導き出し、理論を否定したり補強したりしながら、積み上がってきたのが今日の心理学なのです。

さて、僕は今、俗に言う「スタートアップ界隈」という環境に生きています。

この界隈には「失敗することを恐れない勇猛な人たち」が一見たくさんいるように思われます。(実際はどうなのか、僕にもわかりません)

スタートアップで成功するには、「リスクを恐れないバカ」が良いという主張を、かの堀江貴文さんがしていたのを読んだことがあります。

僕はその考え方には懐疑的です。確かに、リスクを恐れないからこそ行動量は増え、打率は低くても成功の可能性は高まるかもしれません。

しかしながら、リスクを恐れる傾向にある僕としては、その状態は「リスクを恐れながらも行動量が多い」という状態よりも良いのか?などという疑問を抱いてしまいます。

リスクを恐れる、行動量が多い。一見相反する概念のようにも見えますが、この2つを両立させると最強ではないでしょうか。その鍵となるのが、深い人間理解を追究する心理学なのではないかと僕は考えています。

メンタルケアというと、何らかの精神的な問題を抱える人のためのものだという印象が強い気がしますが、僕はむしろトレーニングとしてのメンタルケアができるのではないかと考えています。

経営者が判断をあやまる原因の多くは、人間が持つ、人間的弱さゆえであるという仮説を僕は持っています。

現実を直視することができない。失敗することを恐れる。目の前の欲望に負けてしまう。モチベーションが崩壊する。

さて、この様な問題は心理学的知見を以て解決できるのではないかというのが僕の仮説です。

リスク回避型の人間が、しっかりとした行動量を発揮することができ、現実に根ざした判断をすることができる。また、提供する価値仮説は独り善がりな妄想的価値提供ではなく、「人間」というものに対する深い理解から来る、本質的価値提供である。仮説に対して、それを科学的アプローチによって実証していくことができる。

その様な状況を「経営×心理学」によって実現できるのではないかなどと考えています。

1 Likes
1 Likes