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アーキテクチャ設計とマネジメントの関係

アーキテクトと言うとエンジニアのキャリアパスではよくスペシャリスト方向に分類されることが多いですが、私はどちらかと言うとマネジメント方向に分類されると思っています。(そもそもエンジニアのキャリアパスとしてスペシャリストとマネジメントの2つに分けること自体どうかと思っていますが。)

アーキテクトは何をする人かを簡単に言うと、システムの利害関係者の要求をそのシステムの目的に沿って調整する人のことを指します。

マネジメントは、その対象のミッションとそれを取り巻く人のミッションを紐付け、人のミッションを達成させることで対象のミッションも達成させることを指します。

この2つ、言い方は変えてますが言っている内容は同じで、アーキテクトにとってシステムとはマネジメントの対象であり、アーキテクトにとってのシステムの利害関係者はマネジメント対象を取り巻く人のことです。

アーキテクトは言ってしまえばシステムマネジメントを行う人のことを指すわけです。

上記の共通点に気付けば自ずとアーキテクトがマネジメントに近い職種であり、アーキテクトのキャリアパスがより抽象度の高いマネジメントの方向に進んでいくことがわかるかと思います。