家庭内留学終了。
約1ヶ月間の育児休業が終了しました。今週から職場復帰です。約1ヶ月間、経営トップは不在でしたが、特に大きなトラブルもなく、いつもと同じように会社は営業していました。これも社長代理、所属長、スタッフのおかげ。感謝感謝。
私は、男性の育児休業について、男性も育児休業を取得すべき、と考えていました。
共働きが当たり前の時代。
夫婦が協力し合い、お互いが仕事に向け会える体制作りが大事。
日本の男性育休取得率は5%未満。これでは話にならん。。。
まずは自分が積極的に育児休業を取得すれば、社内の男性も育児休業が取得しやすいだろう・・・と考えていたからです。
今回、自分は約1ヶ月の育児休業を取得しました。積極的に育児や家事を行うことで、少しは妻の負担を軽減できたと思います。でも、実際に育児休業を取得して数日経過した時、
本当にこれで良かったのだろうか・・・
と疑問を感じました。なぜなら
自分の育児休業期間は1ヶ月。
終了した時、妻の負担は一気に増える・・・
自分の中で、育児休業は「休職」だったので、何も考えずに1ヶ月間の休職を考えました。でも夫婦が協力し合い、お互いが仕事に向き合える体制作り、と考えれば、
週休3、4日、短時間労働や休憩時間を1〜2年くらい工夫したほうが、育児や家事の負担が軽減される。
と思いました。自分の中ではたらくの定義は
自分の周りの人々を楽にさせること。端から見て楽になること。
妻は一時的に楽になったかもしれません。でも、これからは二人でやっていたことを一人でやらなければいけません。数年後、今回生まれた子の育児を振り返った時「大変だったなぁ・・・」の印象が強くなると思います。だから、育児休業=休職ではなく、
「働き方の選択制」
にすべきだったと思いました。実際、育休に入った直後、妻からフランス式の育児方法や、スウェーデンの男性の育児休業のお話を紹介されました。いつの間にか、妻にも社労士的感性が身についていたのに驚きです 笑
実際の育児休業中は・・・
とはいえ、今回、実際に育児休業をしなければわからない景色や気づきがありました。例えば食事。食事を作る側に回ると、
「どうだった?」
と感想を聞きたくなります。感想がないと
「えっ?まずかった?もうこの料理は出さないほうがいい?」
など感じます。
これからは、食事の感想を伝える意識を持とうと思います 笑
そして新しい献立の時は新しい献立と気づけれるようになろうと思いました 笑
男性は、育児休業を取得しても何をやればいいかわかりません。会社に男性の育休制度があっても、育休中、妻からダメだしが多くあれば、育児や家事のやる気が一気に無くなります。そして、
仕事していればよかった・・・
と感じるのが普通だと思います。だから男性の育児休業は、
家庭で戦力になれる準備と、ちょっとした勇気が必要です。
ということで、男性が育児休業を取得するための虎の巻を作りました。
育児休業のバックオフィス業務は「掃除、洗濯」ミドル業務は「食事、寝かしつけ」フロント業務は「幼稚園、習い事の送迎」などとイメージすれば、育児休業の全体イメージが把握しやすいと思います。 笑
顧問先で男性の育児休業の相談があった際、印刷して渡すと喜ばれるかもしれません。ご自由にご利用ください。
育児休業で育児や家事よりも大事なこととは!?
育児休業で育児や家事と向き合うことで、育児や家事の大変さを感じるのは想定の範囲内でした。でも実際に育児や家事をやってみて、育児休業は、
夫婦の関係性
が最も大事だと感じました。イメージ的には老後のシミュレーションといったとこでしょうか。 笑
理想の夫婦像ってのは上司が決めるものではありません。だからやみくもに「男性も育児休業とりましょう!」というのは、パワハラ、またはパタハラの逆バージョン!?だと思います。実際、イクメンやイクボスの風潮を嫌っている男性が多いのも事実です。それゆえに、男性の育児休業を含む、色々な働き方を用意することが大事ですね。1つのパターンの就労形態ではやっていくことができない。働き方は合わせるのではなく選択する時代。この分野のサポートができるのは社労士業界だと思っています。
今回のお休みは、ビジネススクールに通うための家庭内留学でした。留学は行った後が大事。育児休業中、色々なアイデアが浮かびました。
今後のセルズにご期待ください。