こんにちは。Web・業務システム開発を中心に活動している佐藤です。
現在はReact / TypeScript / Pythonなどを使ったWeb・業務システム開発に携わっていますが、私がプログラミングに興味を持ったきっかけは、Web業界ではありませんでした。
原点は、プラント設計の現場です。
🏭 約7年間、プラント設計の現場へ
大学卒業後、プラント設計エンジニアとして約7年間、化学プラント、発電設備、都市ガス設備、水処理設備などの設計に携わりました。
AutoCADなどを使用した図面作成をはじめ、機器仕様・材質の検討、設計変更、製造・調達部門との調整など、設計から実際のモノづくりにつながる仕事を経験しました。
設計という仕事は、案件ごとに考えることが多い一方で、毎回同じ操作を繰り返す「定型作業」も少なくありません。
そこで、ある疑問を持つようになりました。
「この作業、本当に毎回人がやる必要があるのだろうか?」
💻 Pythonを使って自動化してみる
業務を効率化する方法を調べる中で、プログラミングを使えば作業の一部を自動化できることを知りました。
そこでPythonを学び、CSVやExcelなどのデータを処理し、CADで使用するデータを生成する仕組みを作り始めました。
さらに、AutoCADとの連携にはAutoLISPやC# / .NETも活用。
例えば、
- CSV / Excelデータの加工
- CAD作図用データの生成
- 定型的な図形の作成
- レイヤー設定
- 文字・寸法の配置
- CAD内の属性情報の取得・編集
など、それまで手作業で行っていた処理の自動化に取り組みました。
⏱ 1時間の作業が約10分に
自動化によって大きく変わったのが、作業時間です。
それまで約1時間かかっていた定型作業を、約10分まで短縮することができました。
単純計算すると、作業時間を約83%削減できたことになります。
ただ、実際にやってみて感じたのは、自動化の価値は「速くなる」ことだけではないということでした。
手作業が減ることで、
入力ミスが減る。
作業方法が統一される。
人による作業時間のばらつきが減る。
本当に考える必要のある設計業務へ時間を使える。
こうした変化も生まれました。
🔧 「コードを書くこと」より「課題を解決すること」
この経験で面白かったのは、Pythonそのものよりも、
「自分が困っている仕事を、自分で作った仕組みで改善できる」
ということでした。
プラント設計の業務を自分自身が経験していたため、
「どの作業に時間がかかるのか」
「どこでミスが起こりやすいのか」
「何を自動化すると現場が楽になるのか」
を理解した状態で開発することができました。
今振り返ると、これが現在の私のエンジニアとしての考え方の原点になっています。
🚀 プラント設計からWeb・業務システム開発へ
その後、建設・不動産業界へ移り、社内SE・DX推進として業務システム開発やWebサイト構築に携わりました。
現在は個人事業主として、React / Next.js / TypeScript / Python / FastAPIなどを使ったWeb・業務システム開発や、業務自動化・DX支援に取り組んでいます。
扱う技術は変わりましたが、やっていることの根本は変わっていません。
現場を知る。
課題を見つける。
仕組みを考える。
技術で解決する。
プラント設計の現場でPythonを使い始めた経験が、現在のWebエンジニアとしての仕事につながっています。
👨💻 これから
今後はPythonによる業務自動化だけでなく、React / TypeScriptを使ったフロントエンド開発や、Python / FastAPIを使ったバックエンド開発の経験もさらに深めていきたいと考えています。
特に興味があるのは、WebサービスやSaaS、業務システムなど、実際のユーザーが抱えている課題を技術で解決するプロダクト開発です。
プラント設計、建設・不動産、DX、そしてWeb開発。
一見するとバラバラに見える経験ですが、私の中ではすべて、
「現場の課題を、技術で解決する」
という一本の線でつながっています。
これまでの現場経験とエンジニアリングを掛け合わせながら、実際に使う人にとって価値のある仕組みをつくっていきたいと思います。