大病院の臨床で痛感した構造的課題を、医療DXの仕組みで解決したい。
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【なぜ病院を離れ、医療DXを志すのか】
診療報酬に依存する病院経営において、最大のボリュームゾーンである医療職(特に看護師)の人件費削減が、最もインパクトのある経営改善策(黒字化への手段)であるというビジネス構造の現実に直面しました。人件費を削るという経営合理性そのものは理解できる一方で、人員削減とセットで行われるべき、システムによる業務の省力化(効率化)が致命的に不足していることに強い危機感を抱きました。医療の進歩に伴いリスクやタスクは増大しているのに、現場は「昔はできた」という古い根性論でマンパワーのみに頼るため、結果として医療安全が形骸化していく限界を痛感。現場の負担に依存する構造を根本から変えるためには、病院の内側からではなく、システムを提供する側(医療DX)から変革を支える必要があると確信し、退職を決意しました。点滴ラベルにある情報を何度も別の場所に手書きで書き写す二重転記の多さ、医師指示簿の内容を患者掲示板へ手動転記する非効率、さらに移植患者などで輸液・シリンジポンプを同時に計8台使用する際、膨大な手書きの「輸液チェックリスト」作成に時間を忙殺される現状。これらを人間が「気をつける」のではなく、電子カルテや周辺機器がデータで自動連動する仕組み(SaaS/IoT)を導入することでしか、医療安全とスタッフの時間は守れないと確信しています。
【ビジネスパーソンとしての強み】
・本質的な要因分析力と、仕組み化による課題解決力:インシデント発生時、「気をつけましょう」という表面的な精神論で終わらせず、なぜすべてのチェック機構をすり抜けたのか背景の構造を分析します。新人教育でも、計画通りに進まない原因を「手法、認知、体調、時間の習熟」等に因数分解し、教育ステップの再考、評価シートの作成、チーム全体への教育方針の周知までを主導して解決してきました。
・定量目標(数字)へのコミットメントと組織の動機付け:感覚ではなく、目標数値がある方が「今どの程度頑張る必要があるか」が明確になるため、営業職の数値管理へのアレルギーがありません。学生時代のドラッグストアでの販促商品達成実績に加え、災害リーダーナース時には「院内順位と達成率」を病棟内に可視化。未回答者の心理を分析した上でチェック手順のレクチャーをセットでアナウンスし、病棟全体の回答率を劇的に向上させた実戦経験を持ちます。
・最先端医療への知的好奇心と「現場の学び」を支える熱意:CAR-Tや新薬治験など、新規治療への知的好奇心が非常に強いです。一方で、新治療が始まるたびに発生する「忙しい現場のスタッフが時間外に膨大なマニュアルを読み込んで学ぶ負担」の大きさを痛感してきました。物事を構造や理由から納得して理解するタイプであるため、複雑な仕組みを相手の目線に合わせて噛み砕いて伝えることが得意であり、SaaSの導入支援(カスタマーサクセス)やソリューション提案に活かせると確信しています。