こんにちは!松岡史晃です。
新しい環境に飛び込んだり未知の課題に向き合ったりするとき、私たちはつい近道を探そうとして焦ってしまいます。
特に仕事の現場では、目の前にある障害をどのように乗り越えるかという目先の対応に追われ、全体を見渡す余裕を失ってしまうことも少なくありません。
私自身も営業という現場に長く身を置く中で、どうすればチームや自分自身の力を最大限に引き出せるのかについて、日々模索を続けてきました。
そんなときに頭に浮かぶのは、ある風変わりな地図を描く地図製作家のお話です。
その職人が作る地図には、道路や建物の名前ではなく、街の中に散らばる大小さまざまな風車小屋の位置だけが詳しく描かれていました。
風車がどの方向からの風を受けて回っているかを見ることで、その街の目に見えない風の通り道がひと目でわかるようになっているのです。
建物の配置や線路をそのまま辿るのではなく、風の流れという別の視点から街を読み解くことで、誰も気づかなかった最短の通り抜け道や居心地の良い場所が浮かび上がってきました。
目に見える構造だけにとらわれず、背景にある空気の流れをとらえる重要性を教えてくれる物語です。
この風車の地図と同じように、私たちが取り組む日常の課題解決や仕組みづくりにおいても、表面的な現象だけを追うのではなく、その奥で動いている背景や感情の流れを読むことが大切になります。
一見すると複雑に絡み合っている問題も、視点を少し変えて全体を眺めてみると、どこに風が吹いていてどこで滞っているのかが鮮明に見えてくる瞬間があります。
チームの力を一つにまとめたり、新しい挑戦を形にしたりするプロセスも、強引に物事を押し進めるのではなく、こうした見えない流れを汲み取って調整していく作業に似ています。
行き詰まったときこそ一歩立ち止まり、いつもとは違う着眼点から状況を観察してみる。
そうすることで、それまで障害だと思っていた場所が、新しい展開を生み出すための絶好のポイントへと変わっていくはずです。
決まりきった枠組みに縛られず、自由でしなやかな視点を持ち続けることが、変化の激しい時代を力強く歩んでいくための鍵になると信じています。
これからも多様な変化を楽しみながら、周囲の人々と共に前へ進むためのしなやかな流れを作り出していきたいと考えています。