「人生なんて何も楽しくない」と本気で思っていた13歳の自分へ
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「人生って何が楽しいん?」
そう思うようになったのは、中学2年生の頃でした。
当時の自分は、勉強よりもバスケットボールが好きで、毎日必死にボールを追いかけていました。
正直、勉強なんて興味がありませんでした。
「まだ13歳やし、将来のことなんて分からん。」
「好きでもない勉強をなんで毎日やらなあかんの?」
「勉強が得意な人だけ頑張ればいいやん。」
そんなことばかり考えていました。
だから定期テストなんて苦痛そのもの。
勉強しろと言われれば言われるほど、やる気はなくなっていきました。
ある日、勉強もせず家でゴロゴロしていた自分に、親が言いました。
「お前の人生終わりやな。」
当時の自分には、その言葉があまりにも重く感じました。
続けて親はこう言いました。
「仕事っていうのは、やりたくないことをやるからお金がもらえる。」
「勉強はそのための訓練や。やりたくなくても、みんなやってる。」
その瞬間、頭の中である考えが浮かびました。
「え、それって人生ずっと苦痛やん。」
13歳の自分からすれば、80歳まで生きるとしてもあと約67年。
そのほとんどが「やりたくないこと」を我慢して生きる人生だとしたら、何のために生きるんだろう。
人生って何が楽しいんだろう。
そう思いました。
その日から、自分の中では「人生=我慢」というイメージができあがってしまいました。
だから当時は、
「20代後半くらいまで適当に生きて、あとはもうどうでもいいかな。」
そんなことを本気で考えていました。
それから9年が経ちました。
社会のことを知り、人と出会い、いろいろな働き方を知る中で、当時の考えは少しずつ変わっていきました。
「仕事は嫌なことをするもの。」
確かにそういう一面はあります。
楽しいことだけでお金を稼げる人なんて、多くはありません。
でも、もし本当に世界中の人が「仕事=苦痛」としか思っていないなら、毎日あれだけ多くの人が何十年も働き続けられるでしょうか。
きっと無理です。
もちろん、仕事が好きじゃない人もいます。
朝起きるのが嫌な人もいます。
月曜日が憂鬱な人もいます。
でも、それでも働き続けている人には、それぞれ理由があります。
家族を養いたい。
子どもを育てたい。
趣味を楽しみたい。
旅行へ行きたい。
好きな車に乗りたい。
誰かを幸せにしたい。
自分の夢を叶えたい。
理由は人それぞれですが、「何のために働くのか」があるから、人は頑張れるのだと思います。
これは就職活動でも同じだと思います。
就活中って、
「どこの会社がいいんだろう。」
「給料が高い方がいいのかな。」
「福利厚生は?」
「残業は?」
そんな条件ばかり気になってしまいます。
もちろん、それらは大切です。
でも、それ以上に大切なのは、
「自分は何のために働きたいのか。」
という問いではないでしょうか。
ここが決まっていないと、どんな会社へ入っても「何か違う」と感じてしまいます。
逆に目的がある人は、大変なことがあっても踏ん張れます。
なぜなら、その苦労が「目的のための過程」になるからです。
中学2年生の頃の自分は、「人生は苦痛しかない」と思っていました。
でも今は少し違います。
人生そのものが楽しいわけではありません。
仕事そのものが楽しいわけでもありません。
けれど、「自分は何を叶えたいのか」「どんな人生を送りたいのか」が見つかると、不思議なくらい毎日の見え方が変わります。
同じ仕事をしていても、意味が変わります。
同じ努力をしていても、苦痛だけではなくなります。
だから、もし今、就職活動をしていて将来が不安な人や、「働くことが怖い」と感じている人がいるなら、一つだけ伝えたいことがあります。
焦って夢を見つける必要はありません。
でも、「何のために働くのか」という問いからは逃げないでほしいと思います。
その答えは、会社が教えてくれるものではありません。
親でも先生でもありません。
自分自身が少しずつ見つけていくものです。
そして、その目的が見つかったとき、「人生って意外と悪くないかもしれない」と思える日が来るかもしれません。
少なくとも、13歳の頃に人生を諦めかけていた自分は、今そう思えるようになりました。