こんにちは!増本慎也です。
カメラマンとして仕事を始めた頃は、「もっと上手く撮れるようになりたい」
「技術で評価されたい」という気持ちが強くありました。
機材やライティング、レタッチなど
とにかくできることを増やすことに夢中だったのを覚えています。
もちろん、その努力は今の自分を支えてくれている大切な土台です。
ただ現場経験を重ねる中で少しずつ考え方が変わってきました。
撮影が終わったあとに、「また次もお願いします」と声をかけていただける理由は
写真の仕上がりだけではないということです。
時間を守ること。相手の話をしっかり聞くこと。現場の空気を読むこと。
スタッフ同士が気持ちよく仕事を進められるよう配慮すること。
当たり前のように思えることの積み重ねが、結果として信頼につながっているのだと
実感する場面が増えました。
広告撮影では、多くのスタッフが一つの作品を作り上げます。
その中でカメラマンだけが目立てば良いわけではありません。
それぞれが力を発揮できる環境を作ることも、自分の役割の一つだと考えています。
だから最近は、「できる人」になることより
「安心して任せられる人」でありたいと思うようになりました。
技術は磨き続けるべきです。
しかし、技術だけでは長く選ばれ続けることは難しいと感じています。
信頼は一日で築けるものではありません。
小さな約束を守り、誠実に向き合い続けることで少しずつ積み重なっていくものです。
振り返ると自分のキャリアを支えてくださった方々との関係も
派手な成果ではなく、日々の積み重ねから生まれたものでした。
これからも新しい表現や撮影技術には挑戦し続けます。
同時に、一緒に仕事をする人たちから「この人となら安心して現場を任せられる」
と思っていただける存在でありたい。
その積み重ねが、より良い作品づくりにつながると今は心から信じています。