こんにちは!増本慎也です。
カメラマンという仕事は、写真を撮ることがすべてだと思われることがあります。
しかし長くこの仕事を続ける中で強く感じるようになったのは
良い作品づくりは、まず良い人間関係づくりから始まるということです。
撮影現場には、クライアント、モデル、ヘアメイク、スタイリスト、ディレクターなど
多くの人が関わっています。それぞれが自分の役割を果たしながら
一つの作品を完成させていく。その中でカメラマンだけが目立つことはありません。
だからこそお互いを尊重し、安心して意見を言い合える空気づくりが
とても重要だと考えています。
以前の私は良い写真を撮ることばかりに意識が向いていました。
構図や光、機材選びに集中するあまり、現場全体を見る余裕がなかった時期もあります。しかし経験を重ねるにつれて、自然な笑顔や空気感は
技術だけでは生まれないことに気づきました。
撮影前の何気ない雑談や、少し緊張している相手への声掛け
スタッフ同士のちょっとした気遣い。そうした積み重ねが現場の雰囲気を柔らかくし
結果として写真にも表情として表れてきます。
写真は人が作るものだからこそ、人との関係性が作品の質を左右するのだと思います。
フリーランスとして活動している今は、一度きりのお付き合いではなく
「またお願いしたい」と思っていただけることを何より大切にしています。
そのためには納品物だけでなく、一緒に仕事をした時間そのものが
心地良いものであることも欠かせません。
技術は磨き続けるべきものですが、それと同じくらい
人との信頼関係も積み重ねていくものです。
良い作品は偶然生まれるものではなく、現場にいる全員が
気持ちよく仕事に向き合える環境から生まれるものだと、私は信じています。
これからも写真だけでなく人とのつながりを大切にしながら
一つひとつの撮影に真摯に向き合っていきたいと思います。