現場を知る看護師が、JavaScriptで「医療現場の動線」を書き換えようとするポートフォリオ制作記
現場の「あと一歩」をITで埋めたい
私はこれまで、看護師として患者さんのケアに奔走してきました。 日々の業務の中で痛感したのは、「現場の動線」の重要性です。
一人の看護師が効率的に動ければ、それだけ患者さんと向き合う時間が増える。しかし、現実はアナログな管理や煩雑なタスクに追われ、理想の動きができない場面も少なくありません。
「この動線を、システムでもっとスムーズにできないか?」 その問いが、私が看護服を脱ぎ、コードを書き始めた原動力です。
JavaScriptという「新しい言語」との格闘
現在は、Q2(6月末)までの目標として「看護師専用のToDoリスト」を制作しています。
最初は「変数? 関数?」という状態からのスタートでした。しかし、JavaScriptを学ぶ中で面白い発見がありました。 それは、「プログラムの条件分岐は、看護のアセスメントに似ている」ということです。
- 「もし患者さんの状態がAなら、Bの処置を行う(if文)」
- 「一連のバイタルチェックを全患者分繰り返す(for文)」
看護現場で無意識に行っていた論理的思考が、コードの世界では形になっていく。エラーに頭を抱える時間も多いですが、自分の書いた一行で画面が動く瞬間の喜びは、現場で課題が解決した時の達成感に近いものがあります。
なぜ「専用」が必要なのか
今作っているのは、単なるToDoリストではありません。「患者名とタスクをセットで管理し、直感的に削除・追加ができる」シンプルなツールです。
一般的なタスク管理ツールは多機能すぎて、戦場のようなナースステーションでは操作が追いつかないことがあります。 「今、この瞬間に必要な情報だけを、最小限の動作で」 現場を知る看護師だからこそ作れる、究極に削ぎ落としたUI/UXを目指して、モダンJavaScriptでロジックを組んでいます。
5月のReact、そしてフルスタックへ
プロトタイプを制作する中で、一つの大きな壁にぶつかりました。それは、現場での使い勝手を左右する**「直感的な操作感」の構築**です。
タスクの状況を「未着手・進行中・完了」へと動かすためのドラッグ&ドロップ機能、そしてモバイル端末でのタッチ操作やスクロールの微調整。これらを納得のいく形にするだけで、丸一週間を費やしました。
この時、痛感したことがあります。 「すべての挙動を一から自作するのは素晴らしい経験だが、現場が求めているのはスピード感のある解決だ」ということです。
そこで私は、5月からReactを導入することを決めました。Reactを選ぶ理由は、単にトレンドだからではありません。
- 「既存のロジック」を賢く活用する: 世界中の優れたエンジニアが磨き上げてきたライブラリやエコシステムを活用することで、操作性などの共通課題を効率的に解決できます。
- 「新しい価値」の創造に集中する: 基盤となるロジックを車輪の再発明に費やすのではなく、その分、看護師にしか気づけない「現場特有の動線管理」という、私にしか生み出せない新しい価値の創造にエネルギーを注ぎたいと考えています。
私の挑戦は、ここで終わりません。明確なステップを設定して学習を進めています。
- Q2(現在): プロトタイプ完成(JSでの基本機能実装)
- Q3(7月〜): Reactを導入。ドラッグ&ドロップで「未着手・進行中・完了」を視覚的に管理できるWebアプリへ。
- Q4(10月〜): ログイン機能やタイムライン表示を実装し、**「チームで共有できる動線管理ツール」**へと昇華させる。
5月からはモダンなフロントエンド技術であるReactの学習もスタートします。技術の階段を一つずつ登り、現場の課題を解決できる「フルスタックな看護師エンジニア」を目指します。
エンジニアとしての第一歩
看護師が持つ「現場感覚」と、エンジニアが持つ「解決の技術」。 この二つが掛け合わさったとき、医療現場はもっと優しく、効率的になれると信じています。
未経験からの挑戦ですが、一歩ずつ、確実にコードを刻んでいきます。 もし、この挑戦に興味を持っていただける方や、同じように「現場を変えたい」と思っているエンジニアの方がいれば、ぜひお話しさせてください!