現場で人を支えてきた理学療法士が、今は動画で支える理由
私はこれまで、理学療法士として15年間、医療とリハビリの現場で人の回復と向き合ってきました。
患者さんが「また歩けるようになりたい」「元の生活に戻りたい」と願う姿を、何百人も見てきました。
現在は離島で働いています。
そこでは医療資源が限られている一方で、リハビリのニーズは非常に高く、
長い間、島の理学療法の需要の多くを私ひとりが担ってきました。
外来・訪問・生活期の支援まで、
「困ったら吉野さん」と言われるような立場で、
多くの患者さんのリハビリに関わってきたのが、私のこれまでの仕事です。
その中で、後輩のPT・OTも増え、現場を担える人材が育ってきたとき、
私はある問いに向き合うことになりました。
「自分は、これからどんな役割を果たすべきなのか?」
これまでのように、
自分が前線で手を動かし続けることもできました。
しかしそれよりも、後輩たちが成長し、島全体の医療の質が上がるように、
“後方から支える役割”に回る方が、より多くの人の役に立てるのではないかと考えるようになりました。
そのときにたどり着いたのが、
知識や経験を、動画やSNSを通じて広く届けることでした。
医療や健康の分野には、
正しい情報と、誤解を生む情報が混在しています。
現場で働く者として、その違いが患者さんの行動や人生に大きな影響を与えることを、私は嫌というほど知っています。
だからこそ私は、
「正確で、でも難しすぎず、人が行動に移せる形で」
医療・健康の情報を伝えるコンテンツをつくりたいと思うようになりました。
現在は、理学療法士としての専門性を軸に、
医療・健康分野に特化した動画編集やショート動画、SNS向けコンテンツ制作を行っています。
単なる編集ではなく、
「どこを強調すべきか」「どこが誤解されやすいか」「視聴者は何に不安を感じるか」
といった点まで含めて考えながら、構成や編集に関わっています。
私が目指しているのは、
現場で一人ひとりを支えるだけでなく、
仕組みとメディアを通じて、より多くの人の“回復”や“成長”を後方から支える存在になることです。
医療、教育、ヘルスケアの世界には、まだまだアップデートできる余地があります。
私は動画とSNSを通じて、その変化を現場目線で支える仕事をしていきたいと考え