組織の壁を越える当事者意識の育て方
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こんにちは!柿原格です。
広告代理店での戦略立案と、事業会社でのブランド運営という、支援側と事業側双方の立場からマーケティングに深く携わってまいりました。現在はその経験を活かし、複数企業のマーケティング顧問として、市場分析から戦略構築、組織の立ち上げ支援までを一貫して請け負っております。
企業が事業を成長させていくプロセスにおいて、最も重要でありながら、同時に最も難しいとされるのが、組織の一体感を保ち続けることです。どれほど綺麗な戦略を描き、素晴らしい商品を企画したとしても、それを実行する現場のメンバーが同じ方向を向いていなければ、その魅力は顧客にまで正しく伝わりません。
多くの現場で起こりがちなのが、外部のコンサルタントや支援会社に上流の戦略を丸投げしてしまい、現場との間に深い溝が生まれてしまうという問題です。外側から提示された理論だけの計画は、組織の内部にいる人たちの心に響きにくく、結局は一過性の取り組みで終わってしまいます。部分最適なデジタル広告の改善だけで、全体の売上が伸び悩んでしまうのも、こうした組織の連動がうまくいっていないことが原因です。
本当に勝てる市場を見つけ出し、前年比120パーセントを超えるような持続的な成長を成し遂げるために必要なのは、外側からの単なる作業代行をなくすことです。
徹底したリサーチに基づいて勝てる市場とペルソナを明確に定義した後は、それを組織の全員が共有できる言葉へと落とし込まなければなりません。SNSや広告、コンテンツ制作を組み合わせた全体の設計図を、現場のメンバーが自分の仕事として捉えられるように、組織立ち上げの段階から深く深く関わっていく必要があります。
各施策の数値を可視化し、高速で改善を回す体制を構築することも、組織の内側にいるような強い当事者意識があって初めて実現します。数字の動きをただの報告書として眺めるのではなく、事業の成長を左右する自分自身の課題として捉える。この泥臭い積み重ねこそが、長く愛されるブランドを可視化し、言語化していくための本質的なアプローチとなります。
私はフリーランスという立場ではありますが、常にその企業の内部にいるメンバーと同じ熱量で、誠実かつ迅速に向き合うことを信条としています。戦略の立案という上流工程から現場の実行支援にいたるまで、常に同じ船に乗る良きパートナーとして伴走し続ける。この姿勢を持ち続けることこそが、組織の壁を乗り越え、本質的な価値を生み出すための確実な道であると確信しています。
変化の激しい時代だからこそ、私たちは一度立ち止まり、組織の内側から湧き出る本当の強みと、それを形にするための熱量を丁寧に育てていく必要があります。