文房具─目指すこだわりの原風景
はじめまして!
横溝 弘志と申します。
詳細な自己紹介はプロフィールにお任せしますが、エンジニアを名乗っている職歴3年・実働2年半の28歳です。
環境の変化を契機に自身の課題と直面し、自分に合う環境を選ぶべく、2ヶ月ほど前よりフリーターとなりました。
この期間、採用に至らなかった企業様より頂いたフィードバックから、ポートフォリオ作成や技術記事の執筆などのアウトプットを積み上げていく必要性を感じ入り、Wantedlyにもその足跡を残していこうと考えています。
しかし現実問題として、フロントエンドやUI・UXに興味があるとしながらも、もし今日この日にスカウトいただいた場合、お出しできる資料がない。
せめてこだわりを記した何かを目に留めていただきたく、自身の趣味に点在するお気に入りやこだわりを紹介できれば、と思いこの記事を執筆します。
拙い内容ではありますが『この様な拘りや考えを実践していきたい』志の断片として、ご興味を持っていただけましたら幸いです。
今回のお題は『文房具』です。
学生時代から、文房具が好きでした。
ギミックや仕掛けがあるのに、学校に堂々と持ち込めるおもちゃ。
仕組みを分解して(時に壊して後悔して)理解する。
僕にとって一番身近な工学の入り口でもあったように思います。
文具店員として働き始めると、その面白さは幅を何倍にも増しました。
一年たたず移り変わる学生の流行を反映しつづけるトレンドのキャンバスであり
頭を捻って開発されたインクや機構で比べ合う企業競争の最前線であり
ほんの少しの工夫やアイディアが従来のシェアを塗り替え
片や、ロングセラーで万年安泰な商品が、長く居残る市場でもあります。
そのどれもが『手に取り使う』ものであることに理由づけされていて、
『手に取るから』流行のキャラクターを採用するし
『手に取るから』実用的な技術が優位になるし
『手に取るから』少しの手触りの違いが需要を呼び
『手に取るから』使い慣れた信頼性が選ばれ続ける訳です。
どの文房具一つをとっても、(うまく行く行かないはあれど)ユーザーへのコミットを想定しない設計やデザインは、存在しないとさえ言える。
そんな商品がひしめく売り場に立つ中で、その商品の立ち位置や機構に込められた狙いを読み解き理解する、そんな眼力が育っていきました。
お客さんとの間に立つ店員もまた、その問い合わせの背景にある困り事や課題を見つけ、適切な案内をするというコミットが求められます。
これらは「理由づけ」の力は、DBの設計から言語選定、コーディングのネストに至るまで、ITの各工程の下支えになる経験だと感じています。
誰しも、その眼力をどこで培うか、という違いではあるのかもしれませんが
僕にとってはそれが文房具であり、僕は、文房具が好きです。
ポエム記事ではあるのですが、ポエムで終わらせるつもりはありません。
この記事では、文房具好きが高じたクラフト物をいくつか紹介させてください。
好きな文房具を紹介する事もできるのですが、それはパッションなお話になってしまうので、割愛。
ここまで書いてお分かりいただけてるかと思いますが、文房具そのものへの興味は形を変え、使わなくなってもなお『文房具というカテゴリが好き』に転じた節があり...
【File.001】iPhoneケース
文房具好きの多くはガジェット好きである、が持論です。
展開する私もまた、当然ガジェット好き。
私用の携帯電話は、iPhone13 miniを愛用しています。このサイズ感がたまらない。
何年も使い込む中で、ついに背面にヒビが!ついにケースをつけないわけには居られなくなってきました。
コンパクトさを『理由』にしていた小型iPhoneにケースをつけて厚ぼったくしてしまうからには、やはり相応の『理由』が必要です。
そこで頭を捻った私は、本体色に『理由』を見出しました。
筐体のモスグリーンと交差する、オレンジの格子模様。
このデザイン─
─marumanのスケッチブックを模したものとなっています。
以前から筐体の緑がスケッチブックのそれに酷似しているとは思っており、カッティングシートを貼り付けた本体をケースで覆う形で実現してみました。
飲み屋とかで気づいてもらえると話題にしやすく、カバンの中でも見つけやすいので、個人的に満足している、身近なこだわりの実践例でした。
【File.002】カードゲーム
男の子の多くは文房具好きである、が私の持論です。
そして男の子が好きなものといえば、カードゲーム。
つまり文房具好きはカードゲームが好き...とは、言いません。
なんにせよ学生時代、私も御多分に洩れず、カードゲームに出会います。
そこでも、やはり興味を惹かれたのは文房具。《ブンボーグ》なる文具をモチーフとしたキャラクター群に魅了され、のめり込んでおりました。
Wantedlyのような求職活動の場で公表するのもやや気恥ずかしいですが、今でも当時の友人と遊べる様に、部屋の片隅で細々と整理されています。
文具店員を辞め、フロントエンドの勉強を始めた時期。アイコンの作成の練習になれば、とベクターソフトを起動したことをきっかけに、カードゲームをプレイする際に敷くマット(プレイマット)を作成しました。
UI/UXを志すと言いつつポートフォリオがない現在。数年前に書きかけたGitを除けば、私が出せる、唯一の制作物と言えるかもしれません。
様々な文房具が散らばったデザインのプレイマット。文具らしく、ベースの色はカッター"マット"をモチーフとしています。
それぞれの文具は、キャラクターのイラスト上での配色を踏襲しながら、ベクター画像の練習として自作で起こした素材を使用しています。
このプレイマットは、いちプレイヤーなりにこだわったポイントがあります。
それが、カードを配置するガイドです。
自分がプレイするカードゲームでは、カードを配置する位置がゲーム性に関わります。
そのため、運営から頒布されるプレイマットなどには、配置のガイドとなる枠線がついています。
プレイマットを自作する際、この枠線をどうするか悩みました。
プレイマットは持ち主の盤面ぶんの面積しかなく、お互いに持ち寄るものなのですが、双方のマットに枠線がない場合、プレイするカードとは別に目印をおく必要が出るなど、ちょっとした不便が生じます。
なら枠線をつければ解決、と言いたいところなのですが、それだけでは終わりません。
プレイマットのサイズにも大小があり、メジャーな大きさのものは「双方のプレイヤーで共有するゾーン」の枠線が半分だけついており、その半分ずつを突き合わせて配置します。しかし、その"半分枠"の行を省いた、小さめのマットも少なからず存在し、枠付きマットとそれらで遊ぼうとすると、共有ゾーンが自陣にはみ出す形で配置され、結果枠線が無視される形となるのです。レアケースですが、美しくない。
さらに、枠の大きさでも悩みます。
カードゲームをある程度やり込むと、カードが折れない様にプロテクターで覆うのが常になります。このプロテクターにも好みと信仰として大きさの大小があり、必ずしも公式のマット通りの枠線が使いやすいとも限らないのです。
実際、当時自身が使っていたプロテクターで公式マットの枠線に従おうとすると、主に縦幅が合わず、二行目三行目とカードが重なってしまう状態でした。
あまりに美しくない。
この時製作したマットでは、これらの課題を解消するために、以下の様な工夫が凝らされています。
⚫︎ガイドの列間については、公式の枠線に合わせた横幅
⚫︎ガイドの行間については、大きめのプロテクターにも対応できるようゆとりを設ける
⚫︎枠線は、相手マットのサイズによらず対応できる様、共有ゾーンの位置に応じた2パターンを濃淡で表現
⚫︎カッターマットをモチーフにしているからこそ、こうして複雑に格子状になったガイド枠もデザインとして成立
参考①
公式マットとの枠線(画像中央、長方形右辺で合わせる)
参考②カード配置例。
画像から手前に半段ずらすことで、共有ゾーンを含めプレイに必要な3段をマット上で完結させる事も可能。
列の並びについては枠線の右辺で座標を合わせる形で作ってあるが、行のレイアウトは大きめのカードでも対応できるよう、前後幅を画像奥のレイアウトに比べてゆとりをもらせてある。
これらのマットは、個人的にはかなり満足しており、現在に至るまで趣味を支え続けてる宝物です。
こだわりと理由づけと、自分の中で唯一の「完成」に持って行けたアウトプット。
もっと、このこだわりを異なる形でも出力していきたいと志しています。
稚拙かつ冗長な内容を、最後まで読んでいただきありがとうございます。
どうにかWantedlyらしく表現するのであれば、私の『理由づけ』の拘りや出力例として、ごくプライベートな内容ながら、参考にしていただけましたら幸いです。
実際の開発やユーザビリティの検討においても、どこか似た様な理由づけや動線設計がされるものだと考えています。まだまだ技量は足りませんし、早いうちにポートフォリオの制作に漕ぎ着けたいとは思っておりますが、こうした価値観で作成にあたり、また、評価していただきたいと考えております。
今後とも、ちょこちょこと記事を書いてまいりますので、ゆるく読んでいただけましたら幸いです。
よろしくお願いします。