10代で会社を立ち上げ、50万人規模の発信を経験した私が、あえて“会社員”という働き方を選んだ理由と、これから求めている環境
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① はじめに
現在、私は美容商社で広報として勤務しながら、
SNSではこれまで累計70万人規模の方々に向けて発信してきました。
SNSで培った企画力・表現力と、企業広報としてのBtoB視点。
この双方の経験が、現在の私の土台になっています。
② SNSを始めたきっかけ
SNSを始めたのは、高校2年生・17歳の頃です。
ファッションが好きで、自分の世界観を表現してみたいという気持ちが強く、
当時の私にとってSNSは、新しい自己表現の場所でした。
投稿を続けるうちに共感してくださる方が増え、
学生向けファッションショーからスカウトをいただいたことをきっかけに、
チームでショーの企画・演出に関わる経験をしました。
その後、仲の良い友人と3人でYouTubeを始め、
日常の会話や独自のファッションを発信するスタイルで
チャンネル登録者は1年半で50万人に達しました。
私は主に企画・編集・案件の調整・金額交渉など、
運営の中心部分を担当しながら出演も行うなど、
幅広く学びが多い学生時代を過ごしました。
そして高校3年生のとき、
この活動が“趣味”ではなく“事業”であることに気づき、
自ら会社を設立し、契約や税務について学びながら運営を続けていました。
③ 解散と、次に進むための模索
上京して約2年が経った頃、
活動の方向性の違いや、外部とのトラブルが重なったことで、
グループは解散を迎えることになりました。
専門学校の卒業、20歳の誕生日、そして解散。
さまざまな節目が重なった時期で、私自身の将来を深く考える機会になりました。
数ヶ月間、自分の適性や価値観と向き合い、
最終的にたどり着いた答えは、
「安心できる環境で、責任ある立場として働きたい」
というものでした。
“朝起きる理由がある生活を送りたい”
“自分の常識や責任感を発揮できる場所で働きたい”
そう考えたとき、最も現実的で納得できた選択が
会社員という働き方でした。
④ 初めての会社員としての経験
すぐに就職活動を始め、
美容業界に興味を持っていなかったはずが、
ご縁があり美容商社に入社することになりました。
働き始めて分かったのは、
美容の世界の奥深さと、BtoBの面白さです。
これまでtoCで発信してきた私にとって、
企業側の視点やロジックに触れる経験は新鮮で、
商品PRやSNS企画、動画制作、キャスティングなど、
多くの業務に携わることができました。
スタートの会社としてはとても多くの学びを得られ、
社会人としての基礎にもなりました。
⑤ 働き方の価値観と、次に求める環境
会社員として働く中で、自分の価値観が明確になりました。
私は
• タスクを丁寧にこなす仕事にやりがいを感じる
• 時間より“成果”で評価される環境が合っている
• 人間関係は適度な距離感のほうが集中できる
• 意見交換ができる風通しの良い職場を望んでいる
というタイプです。
一方で、現在の職場は完全出社のため、
広報業務の性質上、場所に縛られてしまう点に
少し窮屈さを感じることもありました。
学生時代のSNS活動が長く続いた理由は、
企画を任され、責任を持って最後まで取り組むという
“心地よいプレッシャー”があったからだと感じています。
そのため、次の環境では
フルリモート・成果主義・タスク制の働き方を希望しています。
また、個人でのSNS活動は企業にもメリットを還元できると考えており、副業として継続できる環境を望んでいます。
“会社員としての確かな責任”と
“クリエイティブとしての自由さ”
その両方を大切にしながら働きたいと考えています。