栗山和暉:Webデザイナーになるための5つのステップ
Photo by The New York Public Library on Unsplash
栗山和暉と申します!しがないWebデザイナーです!
はじめに:Webデザイナーへの扉を開く
「手に職をつけたい」「場所や時間に縛られずに働きたい」—そう考えたとき、Webデザイナーという職業は非常に魅力的に映るでしょう。IT技術が進化し続ける現代において、Webデザインスキルは将来性が高く、未経験からでも努力次第でプロを目指すことが可能です。
私自身、制作会社での経験を経て、現在はフリーランスとして活動していますが、未経験からスタートした道のりには明確なステップがありました。本記事では、Webデザイナーを目指すあなたが、効率よくスキルを習得し、仕事を得るために必要な「5つの実践的なステップ」を、私の経験も踏まえて詳しく解説します。
ステップ1:Webデザインの基本スキル(3種の神器)を習得する
Webデザイナーの基礎となるのは、主に以下の「3種の神器」です。これらを習得せずして、制作は始まりません。
1. デザインツール(Figma/Adobe XD/Photoshop)
クライアントの要望を形にするための設計図(ワイヤーフレーム)や、視覚的なデザイン(カンプ)を作成するために必須です。最近は無料で使用できるFigmaが業界標準になりつつあります。ツールの基本操作だけでなく、**デザインの原則(フォント、配色、レイアウト)**を同時に学ぶことが重要です。
2. コーディングの基礎(HTMLとCSS)
デザインをブラウザ上で表示させるための言語です。
- HTML: Webページの構造を定義します。
- CSS: Webページのデザイン(色、レイアウト、装飾)を定義します。 現代のコーディングでは、モバイル表示に対応させるレスポンシブデザインの知識も必須です。
3. WordPressの基礎知識
Webサイトの約40%がWordPressで構築されていると言われています。デザインしたものをWordPressのテーマとして実装するスキルは、仕事の獲得に直結します。基本のインストール方法やテーマのカスタマイズ方法を習得しましょう。
【SEOポイント】 まずは基礎を固め、学習を「見える化」することが挫折を防ぐ鍵となります。
ステップ2:オリジナル作品でポートフォリオを構築する
スキルを習得しても、それを証明するものがなければ仕事は受注できません。Webデザイナーにとっての履歴書であり、名刺となるのがポートフォリオです。
学習中に制作した課題作品だけでなく、「ターゲット層と目的を明確にした、オリジナルの架空サイト」をいくつか制作し、それをポートフォリオにまとめましょう。
- 意識すべき点:
- 制作意図: なぜこのデザイン・構成にしたのかを必ず言語化する。
- 工夫した点: レスポンシブ対応やUI/UXの改善点などを具体的に示す。
- 使用スキル: HTML/CSS、WordPressなど、どのスキルを用いたかを明記する。
【SEOポイント】 ポートフォリオは「単なる作品集」ではなく、「あなたの課題解決能力を示す実績集」であることを意識してください。
ステップ3:実案件で実績と経験を積む
独学や架空制作だけでは、実際のクライアントワークで求められる「コミュニケーション能力」や「納期厳守の意識」は身につきません。
- 低単価でも良いので実案件に挑戦する
- 知人・友人のサイト制作を請け負う
- クラウドソーシングサービスに登録する
特にクラウドソーシングでは、プロフィール文を充実させ(以前作成したようなもの)、提案文を工夫することで、未経験者でも仕事のチャンスはあります。この段階では、単価よりも経験を最優先することが、将来のキャリア形成において重要です。
ステップ4:運用・マーケティングの視点を加える
デザインスキルだけでなく、Webサイトを「成長させる」視点を持つことが、プロとして選ばれるための決定的な差別化要因となります。
- Google Analyticsの基礎: サイトへの訪問者がどこから来て、どのページを見て、どこで離脱したかを分析するスキル。
- SEOの基礎: 検索エンジンで上位表示されるための基本的な知識(キーワード選定、コンテンツ構造など)。
納品して終わりではなく、**「公開後にどう改善し、成果を出すか」**まで提案できるデザイナーは、クライアントにとって価値ある存在となります。
ステップ5:学習を継続し、専門性を高める
Web業界のトレンドは非常に速く、常に新しい技術やツールが登場します。フリーランスとして生き残るためには、継続的な学習が必須です。
- 新しいCSS技術(例:CSS Grid, Flexbox)
- JavaScriptのライブラリ(例:React, Vue.js)
- ノーコード・ローコードツール(例:STUDIO)
定期的に自己投資を行い、自身の専門性を高めることで、提供できるサービスの質と単価を上げていくことができます。
まとめ
Webデザイナーになるための5つのステップは、基本スキル習得から始まり、実践経験、そして継続的な学習へとつながるロードマップです。焦らず、一つ一つのステップを確実なものにしていってください。あなたのWebデザイナーとしてのスタートを心から応援しています。