モットー「お互いに笑顔になれるように」
Photo by Tran Mau Tri Tam ✪ on Unsplash
気づかなかった自分の顔
ファストフード店で社員代行をしていたある日、同僚から言われた一言が、私を変えました。
「そんな顔で接客できるの?」
不機嫌な顔をしていた自覚がなかった私は、ショックを受けました。でも、納得しかなかった。自分では気づいていなかったけれど、きっとそういう顔をしていたんだと。
変わり始めた職場の空気
その日から、私は変わろうと決めました。
常に自分の表情を意識し、笑顔で接するように心がけました。すると、不思議なことに気づいたんです。笑顔でいることはただ表情を整えることじゃない、相手が話しやすい雰囲気を作ることなんだと。
そして職場全体が、明るくなっていきました。
それまでの私は、過酷な労働環境の中で視野が狭くなっていたのだと今ならわかります。自分の態度が周りの空気を作っていた。それだけ自分の影響力があったことに、反省もしました。
「Kashiwamuraさん、聞いてくださいよ!」
新人研修で高校生や若い子たちと接する機会が多くありました。最初はみんな、どこか警戒しているような距離を感じる関係です。
だからまず自分のことを話しました。そして、彼らに興味を持って質問をしていきました。
「今日の体育だったでしょ、どうだった?」
「映画好きなんだ?どれが良かった?」
「このアーティスト好きそうだからよかったら聴いてみる?」
相手の好きなことに耳を傾け、深掘りして聞いていきます。すると、少しずつ彼らの表情が変わっていきました。
そしてあるときから、言ってくれるようになったんです。
「Kashiwamuraさん、聞いてくださいよ!」
心を開いてくれた瞬間でした。自分から話してくれるようになった、この言葉をもらえた時の喜びは今でも忘れられません。
そして彼らは、人手が足りない時に自ら「入ります」と言ってくれるようになりました。指示されたからではなく、自分で考えて動いてくれる。それは、お互いに尊重し合える関係を築けた証だと思っています。
立ち仕事から、文章の世界へ
しかしその後、病気により立ち仕事が難しくなりました。
やむを得ず、事務職へと転身。それから約15年が経ちました。
顧客対応や社内調整に携わる中で、「相手の立場で考える」姿勢はより磨かれていきました。電話越しの声、メールの一文から相手の状況や感情を読み取る。接客で学んだことは、形を変えても私の中に生き続けていたのです。
そして、AI時代の到来です。
正直、危機感を抱きました。自分のスキルは通用するのか?このままでいいのか?
だからこそ、Webライティング、そしてAIライティングに挑戦することを決めました。
挑戦は、形になり始めている
現在は、クラウドソーシングで案件に挑戦しながら、noteでも執筆を続けています。
まだ大きな実績があるわけではありません。でも、小さな変化は確実に起きています。
noteで有料記事を出したあと、理由はわからないのですがフォロワーが倍になりました。クラウドソーシングの面談では「コミュニケーション力が素晴らしい」と言っていただけます。
接客時代に学んだ「相手の話を聴く力」が、オンラインでも形になっている。それが何より嬉しい手応えです。
AIツールを活用しながらも、大切にしているのは「読者の心に届く言葉」です。技術は手段であって、目的ではない。その先にいる「人」を想像し、その人が笑顔になれる文章を届けたい。
15年前の接客時代に学んだことが、今、文章という形で活きています。
すべての関係に笑顔を
あの日学んだモットーは、今も私の軸です。
クライアントとの面談でも、記事を書くときの言葉選びでも、対人関係のすべてにおいて私は「お互いに笑顔になれるように」を大切にしています。
笑顔で接する。相手の話を聴く。そして、お互いに尊重し合う。
リモートで柔軟に働きながら、メンバー同士が率直にフィードバックし合い、互いの強みを活かせるチームで働きたいです。そして長期的な信頼関係を築いていきたい。それが今の私の願いです。
15年という時を経ても変わらないものがあります。「相手を尊重し、共に笑顔になれる関係を築きたい」という想いです。
もしあなたも同じ価値観を持っているなら、ぜひ一緒に働きましょう。
これからの挑戦を、共に歩んでいただけませんか。