未経験からでも、“作れる人材” へ。私のキャリアシフトストーリー
はじめに
はじめまして。周 銘叡(シュウ メイエイ)と申します。
現在は東京スター銀行で国際口座関連の業務を担当しながら、
業務の合間や帰宅後の時間を使って、Python を中心にデータ整備・自動化ツールの学習を続けています。
金融の現場で毎日のように向き合う「非効率」や「データ品質のばらつき」に触れ、
“自分で改善できる人材になりたい” と思ったことが、エンジニアを目指すきっかけでした。
金融業界で気づいた「自動化できるのに、誰もやらない仕事」
銀行の現場では、紙ベースの手続き、同じ Excel の加工作業、
大量のデータを手作業で整えるといった業務が今も多く残っています。
毎日同じ作業を繰り返す中で、「これ全部プログラムでできるのでは?」
という気づきが、IT への興味を決定的にしました。
たとえば社内ではこうした課題が生まれます:
- 顧客データの整形
- CSV のクリーニング
- レポート作成の自動化
- 手作業によるミスの発生
この経験が、データエンジニアリング・自動化への強い関心につながりました。
独学で作ったツールたち(GitHub 公開中)
“愚痴を言うだけで終わらせたくない” という思いから、独学で小さなツールづくりを始めました。
● csv-cleaner
- 空白行削除
- 正規化・整形
- 定型処理の自動化
● sales-visualizer-mini
- pandas+pyecharts による簡易ダッシュボード
- Excel/CSV を読み込み、基本的な売上可視化が可能
まだ学習途中ではありますが、
業務で感じた「こうだったらいいのに」を形にしていく作業がとても楽しく、
技術を続ける大きなモチベーションになっています。
3カ国語 × 金融 × Python。この組み合わせで価値を出す
私は 日本語・英語・中国語 の三言語で仕事ができ、金融とITの両方の視点を相互に活かせます。
- データを見る力(金融バックグラウンド)
- 課題発見 → 自動化という思考
- 3カ国語による調査・技術習得・情報収集
「コードも書けて、ビジネスもわかる人材」は
スタートアップにとって特に重宝されると感じています。
なぜエンジニアになりたいのか
理由はシンプルで、自分の手で価値を生み出せる仕事だから です。
金融の知識も大切ですが、
“作れないままキャリアを終える自分” を想像できませんでした。
小さくても作り続ける。
そして改善し、成長していく。
このサイクルそのものが、自分にとってとても心地よく感じています。
今後挑戦したいこと
- 自社プロダクトの開発チームに参加
- データ基盤整備・自動化・可視化
- Python / SQL / API 連携の実戦経験を積む
- 小さなプロジェクトを次々に形にする
- 将来的には遠隔でも働ける実力のあるエンジニアへ
短期的には、まず1社目で確実に技術の土台を作ることを目標にしています。
最後に
私は「未経験」ではありますが、毎日コードを書き、毎日学び、毎日アウトプットしています。
Wantedly のご縁を通じて、
私の成長速度をさらに加速させてくれるチームと出会えたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。